マイクリ 新エコシステム登場!ロードマップの内容まとめ
マイクリのプロデューサーがゲーム専務に変わり、新ロードマップが発表。
エコシステム改善に向けた大きな発表もあったので、詳しく見ていきましょう。
ロードマップ全体像
まずロードマップ上の大きな内容と言えば以下となります。
- 11月:AMSの実証実験
- 11月:新エコシステムリリース
- 11月:幻獣大戦β2リリース
- 1月:Years Cup 2020開催
色々施策が盛り沢山なので、それぞれの内容を解説します。
特にDeFiなどで注目される「ガバナンストークン」をERC-20として導入することが発表されたので、こちらの内容をメインにその他の発表も解説します。
AMSの実証実験
AMS(アセットミラーリングシステム)はgas代高騰を受けて開発されているシステムで、アセットをゲーム内に置いたまま、外部マーケットで売買することが可能。
しかもこちらは将来的にMCH+のパートナーとなった色々なチェーンに対応予定。
現在検討しているものとしては、LINE Blockchainや話題のFlowへの対応・実装も進めているとのことなので、将来的に多くのゲームでガス代なしに取引ができそう。
ユーザーにとっては、取引のコストや手間を削減できる施策なので期待です。
まず初期はマイクリアセットをミームで対応予定。その後、年内にMCH+パートナーコンテンツへの展開を予定しているので楽しみに待っておきましょう。
MCHコイン
まずはこのMCHコインのざっくりとした内容を。
- 非販売のガバナンストークン
- マイクリNFTホルダーに1度のみ配布
- GUM消費やゲームプレイで獲得挑戦権
MCHコインは、非販売のERC-20トークンです。日本の法律をパスするために、「非販売」という形式をとっていることが推察されます。
ガバナンストークンとは、投票権のようなもの。
MCHコインもユーザーによるゲーム運営方針投票を本格的に始めるようです。ユーザー・コミュニティドリブンの要素を強めていく方針ですね。
またこの他にも現状の発表では、その他のMCH+のゲームでも活用できる予定。
どのように作用してくるかわかりませんが、ガバナンストークンとして機能してくるのか、またその他の活用においてもメリットがあるのか注目です。
入手方法
このMCHコインの入手方法を簡単にまとめます。
- アセット保有量による初期配布
- ゲーム通貨GUMの消費・ゲームプレイ
- ステーキング
このMCHコインを獲得するにあたり、新たな要素としてクリプトニウム(以下、Cp)、クリプトインゴット(以下、CI)というものも導入。
簡単に言えば「Cpを獲得→Cp消費でCI獲得→CIとMCHコインを交換」という流れになる予定です。
※1CI=1MCHコイン
まず最初の初期配布では、アセットの保有量によってCpが配布されます。
この時100,000Cp以上を獲得することとなるアカウントには、100Cp=1CIの特別レートで最大3,000CI付与されるということです。
※残った分はCpで保有
またGUM消費やゲームプレイでの獲得はセットとなりそう。
具体的にはGUM消費や幻獣大戦でCpを獲得することができ、幻獣大戦でCpを消化することでCIを獲得することができるとのことです。
またステーキングもMCHコインを獲得する1つの手法。
こちらはMCHコインを一定期間預けることで、デイリーボーナスの獲得時にMCHコインも付与されるようなので、こちらもチェックしておくといいでしょう。
公式には言えない内容になりますが、ERC-20なのでUniswapに流動性提供をするプレイヤーが現れれば、Uniswapで取引できるようになる可能性もあると言えます。
TOKUの廃止とNIE貢献の実装
こちらは新エコシステムについての内容です。
TOKUによるGUM配布は、過剰流通による価値低下の一つの要因となっていました。
なにより「GUMがもらえるからGUMを買わない=ランドオーナーへの還元が乏しい」という状況。TOKUを廃止することで、エコシステムの健全化が図られます。
奉納を頑張ってきたプレーヤーに対しては、収益獲得のチャンスがあります。
このNIE貢献は、ナイトやマエストロ報酬と並んで新たに実装されるランド収益の配分先となるので、このような還元方式もどう作用するか注目です。
もちろんキングは、NIE貢献の比率を高めることで、NIEによるクリプタイド強化を狙うことができるので、この辺りも各ランドの設定を見ておくといいでしょう。
一方で、ナイト報酬を蔑ろにすれば強プレーヤーの流出に繋がる可能性もありますから、うまいこと采配をふっていく必要がでてきます。
幻獣大戦β2
幻獣大戦β2も11月に開催される予定です。
前回は初めての実施で何が起こっているかわかりにくいということがありましたが、こちらがどのようなアップデートを加えてリリースされるかが楽しみですね!
ランド全体での協力が必要なので、また盛り上がりも見せてくれると思います。
Check:幻獣大戦の概要とルールを解説
レジェンダリーセール
セールは11月に実施される予定で、マイクリ2周年ということもあり、大型マーケティング施策と合わせて行われます。
前回のレジェンダリーセールでは、GUM購入のために使われたETHは非常に少なかったので、エコシステム改善の兆しが見えるかどうか注目です。
レジェンダリーヒーローの数はすでに決まっており、ヒーローの販売終了まで残り6体となっています。(ヒーロー全体では残り約30体)
どんなヒーローが登場するか、楽しみに待っておきましょう。
Years Cup 2020
マイクリの1年の活動を集約したバトルイベント。
Years Cup 2020も1月に開催予定です。こちらはロードマップ発表の期間外の内容となりますが、マイクリ最大の目玉イベントとなっているので注目。
しかも今回は、多くのプレイヤーが活躍できるよう階級制となる予定です。
士の上位陣がどのようなバトルを見せてくれるのかも楽しみなものとなっているので、こちらは続報の発表に注目しておくといいでしょう。
番外編:Oct-Passの策定
こちらはロードマップ外で発表された面白い内容。
このオクトパスとは、既存のNFTを色々なゲームで活用できるために作成されたものとなり、こちらが実装すれば異なるブロックチェーン上のアセットも相互利用が可能。
簡単に言えば、マイクリアセットがLINEのゲームなどで使えるというイメージです。
具体的に言えば、既存のNFTのデータをmetadata formatに取り込むことで、
- 名前
- 種類
- 画像
- 発行数
- コンテンツ情報
- ライセンス情報
- 付随情報
このようなメタデータを参照し、別チェーンに対応できるデータ(NFT?)を発行できるというものです。(アセットA→metadata format→アセットA2作成という理解)
このシステムは複数のブロックチェーンに対応。
現状では基本的な情報を引っ張って、それぞれのチェーンに対応するアセットが発行できるといったイメージになりそうですね!
これがうまくいけば、何のブロックチェーンを使っているのかなど関係なく、色々なゲームで複数のゲームアセットが活用できるようになるので楽しみです。
ようやく多くの方が求めた、NFTマルチバースの世界が完成しそうですね!
まとめ
マイクリの新ロードマップの内容を解説しました。
MCHコインの実装などで、よりブロックチェーンゲームらしさを追求したゲーム性となってきているので、この方針がどのように作用するかも注目です。
また今回の期間以降での構想もあるので、そちらも楽しみですね!
まだまだ色々な展開が待っていそうなマイクリなので、今後のシステムのアップデートや開催されるイベントの内容はチェックしておくといいでしょう。
MCH開発秘話 | |
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第一回寄稿 | MCH誕生秘話 |
第二回寄稿 | 苦悩のプレセール |
第三回寄稿 | DAppsの夢と現実 |