IGOとは?ブロックチェーンゲームのNFTセールの仕組みと注意点
バイナンスがIGOの実施を発表
Introducing Initial Game Offering (IGO), our brand new initiative to support the future of NFT gaming. https://t.co/fg2rQpqGzr
— Binance (@binance) October 25, 2021
バイナンスがIGO(InitialGameOffering)の実施を発表。
あらゆるブロックチェーンゲームのアセットを早期に獲得する手段として活用される予定なので、今回はこのIGOについての解説を行います。
このIGOという言葉は3年前からありましたが、こちらの内容も若干の変化があるようなので、今回はこの最新の仕組みについて内容を見ていきましょう。
IGO(Initial Game Offering)とは?
IGOとはInitialGameOfferingの略です。
こちらは運営目線からいうとゲーム開発の資金調達、ユーザー視点から見ると早期でそのゲームのアセット(NFT)が購入できるものとなっています。
基本的に今回の場合はIEOのゲームアセット版と思ってもらうといいでしょう。
仕組み
IGOは、これまでのIEOやICOの仕組みと近いものがあります。
- ゲーム開発者がアセットの販売
- ↓
- ユーザーはアセットの購入(運営は資金GET)
- ↓
- 開発者は引き続きゲーム開発
- ↓
- ゲームリリースでアセットが利用可能に
大筋の流れはこのようなイメージです。
クラウドファンディングのようなイメージを持っておくといいかもしれませんね。
バイナンスが行うIGOは、もちろん初期段階でバイナンス自体が対象のブロックチェーンゲームの審査も行うものとなっています。
またユーザーは初期段階でアセットを購入することが可能。
そのためそのゲームが有名なタイトルになれば、購入したアセットの値上がりも期待できるのでこの点についてはユーザーにメリットがあるといえるでしょう。
IGO参加の流れ
- BNBの保有量を計算(期間は事前に告知)
- 保有量によってチケットを獲得
- チケットで抽選を行う(参加申請が必要)
- 当選者はNFT購入の権利を獲得
プロジェクトの種類によって参加方法は異なりますが、基本は上記が多いです。
もちろん多くのBNBを保有することで抽選に参加するためのチケットを多く獲得できるようになっているので、当選確率は上がります。
※最低保有量などがある場合も
そのため事前にBNBの準備はしておいた方がいいでしょう。
この獲得したBNBはバイナンスで購入し保有しておけば大丈夫なので、まだ量が足りなさそうという人は現物取引で入手しておいてください。
メリット
まずは大まかなメリットについて紹介します。
- ゲームに初期から投資できる
- 早期参加者として特典の可能性も
- 潤沢な開発費の獲得が可能
こちらも簡単に解説していきます。
ゲームに初期から投資できる
こちらはユーザーのメリットです。
もちろん各ゲームの初期でのアセットセールになるので、アーリーアダプターとしてそれぞれのNFTの購入を低価格で行うことができるようになります。
そしてそのゲームが有名になれば…
こちらはアクシーなどがいい例ですが、初期は数千円~数万円で入手できたアセットも後々は数十万や数百万の価値がつくなど驚異的なリターンも実現しています。
こういった投資観点では初期参加もメリットはあるので覚えておきましょう。
早期参加者として特典の可能性も
IGOに参加するユーザーは初期投資家として優遇される可能性があります。
- 別アセットの無料獲得
- ゲームへの早期アクセス権
このような特典も付与される可能性はあるので、それぞれの案件の内容をしっかりと精査してIGOに参加するかどうかを検討するといいと思います。
潤沢な開発費の獲得が可能
最後は運営目線でのメリットです。
現在はブロックチェーンゲームの開発企業も多くなってきましたが、いくらポテンシャルのある企業でもすべてが潤沢な資金があるとは限りません。
その資金を事前に調達できるのは大きいと思います。
開発資金が多く集まれば構想以上のことができるかもしれませんし、企業の開発パワーも上がると思うのでこういった資金調達も重要になってくる可能性はあります。
デメリット
正直、デメリットの方がしっかりと覚えておくべきこと。
こちらは主に以下のことが考えられます。
- ゲームの開発中止(詐欺含め)
- 使えない状態のアセットの長期保有
- 実際のゲームが面白くない
デメリットというよりは注意点にも近いので、IGOに参加してみたいという方はこれらのリスクもしっかりと理解してセールに参加するようにしてください。
ゲームの開発中止(詐欺含め)
こちらが一番重要なことです。
ゲームの開発資金がIGOである程度集まったとしても、ゲーム開発の中止はあり得ます。さらに最悪の場合は、最初から資金調達目的でゲーム開発を進めないことも。
こういった事例は過去を振り返っても多いです。
ゲームだけでなくICOを考えてもそうだったように、悪意のあるなしは関係なく投資を行った資金がパーになる可能性もあるということは忘れないでおいてください。
使えない状態のアセットの長期保有
基本的にIGOを行うゲームはリリースが後々です。
実際にリリースまでの期間はどうなっているのかの確認は必須。また予定を発表していても開発が伸びることはよくあることなので、そうなると使えないアセットを長期保有する必要があります。
すぐに使えないアセットをずっと持っておく。
最初は大丈夫なのですが、時間がたつにつれ徐々にユーザーの不安が高まり、アセットの投げ売りが始まる可能性はあるのでこちらも覚えておきましょう。
実際のゲームが面白くない
気合いの入ったトレイラー。
告知でたびたび見た綺麗なグラフィック。
面白そうなゲーム設計。
ただ実際リリースが行われプレイしてみると…。全然告知していた内容と違ったゲームになっているということも起こりえる可能性はあります。
そうなれば、全体の評価は一気に下がりアセットの価値も下落するでしょう。
実際にβなどでプレイしてみないとわからないこともあるので、こういった部分は慎重に動きたいという方は、IGO後の二次流通でアセットを獲得してもいいかもしれません。
まずは体験が大事という方は慎重に行動しましょう。
IGOは危険?
正直、まったく危険性がないといえばウソです。
デメリットで上げたようにIGOは資金を先に手渡すことと変わりないので、各所において注意しておかないといけないことが多くあります。
ただバイナンスなどの大手を通したIGOは多少ですが安全性は高くなります。
もちろん取引所が各ゲームの審査を行うでしょうし、将来性も加味しないと自身のネームバリューも損なうので、なかなか下手な動きはできないでしょう。
しかし、それを踏まえても注意点があるということだけは忘れないでください。
うまくいけば大きなリターンも得る可能性はありますが、案件の精査は必要です。
まとめ
IGOについてその意味や仕組みなどをまとめました。
話題のブロックチェーンゲームへ初期から投資できる魅力あるものとなっていますが、注意しておきたい部分もあるのでこちらのことも忘れないように。
ただ今後はこのような形式のアセットセールも増えると思います。
中にはかなりの話題作も出てくると思うので、その場合はしっかりと内容を確認して参加してもいいと思うものがあれば積極的に参加していくといいでしょう。
特にバイナンスは色々と動いてきそうなので注目です。
Check:バイナンスNFT|マーケットの使い方を解説
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