Loot Adventure|NFTのボトムアップ実現するLoot Projectの構想とは
Loot Adventureとは
Loot Adventure概要 | |
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タイトル | Loot Adventure |
ジャンル | ローグライク |
チェーン | MCHVerse |
トークン | MCHC |
リリース | 2024年 |
対応デバイス | スマホ(ブラウザ) |
公式サイト | https://lootadventure.vercel.app |
Loot AdventureはLoot NFTを活用したローグライクゲーム。
このゲームではMCH社が手掛けるLoot by Rogueで発行したNFTをBurnしてキャラや装備の生成を行い、ダンジョン攻略に挑むものとなっています。
- Lootを活用したローグライクゲーム
- ダンジョンに挑みキャラを強化
- ERC6551活用で多様な履歴を記録
- キャラクターが倒れるとNFTをロスト
もちろんローグライクというだけあり、ゲーム性は充実。
毎回ランダムなダンジョン生成を始め、キャラが倒れるとNFTを失ってしまうこと、また今作ではすごろく要素を加えた行動回数制限など多くのことがあげられます。
さらに今作の肝としてはERC6551の活用。
これにより、これまでにないNFTの利用法やオンチェーンを活かしたブロックチェーンゲームとなっているので、こちらも注目しておくといいでしょう。
Loot by Rogueとの違い
Loot by RogueもLootを活用したローグライクゲーム。
ただし、Loot Adventure(LA)とは全く異なるものとなっており、このゲームはLAの素材を獲得するためのコンテンツと思ってもらうといいでしょう。
- Loot by Rogue
- LAで使用する素材の獲得場所
- Loot Adventure
- プレイに焦点をあてたゲーム
ざっくりとこのような違いとなります。
ただ違いがあるとは言え、Loot by RogueがLoot Adventureの基礎にもなるものとなっているため、その点も覚えておくといいでしょう。
大きな枠で考えると、このLootを活用したゲームが1つのプロジェクト。
開発メンバーなどが違うこともあげられますが、このような部分でも今までになかった仕組みも確立しそうなので、今後の派生も楽しみなものとなっています。
遊び方
ゲームフロー
-
キャラNFTや装備NFTを生成
-
ダンジョンを探索
-
敵とのバトル
-
装備を強化
ざっくりとしたLoot Adventureの遊び方は上記です。
ゲームフローについては、非常にシンプルですが、前述したようにその中には色々な奥深さが秘められたものとなっているので、ぜひこちらもチェックしてみて下さい。
では、それぞれ簡単に解説します。
キャラNFTや装備NFTを生成
まずはキャラクターと装備の生成を行います。
この生成方法についてはLoot by Rogueで獲得したLoot NFTをBurnすることにより、キャラや装備のセットが生成されるので覚えておくといいでしょう。
- Loot NFTをBurnして生成
- ステータスやレア度はLoot上の数値を反映
- グラフィックがレアなキャラも登場!?
- キャラのジョブはランダム決定
- NFTに記録された実績によりSBTも付与
また面白い点としてはLootに記録された情報も重要。
キャラのステータスや装備のレア度だけでなく、モンスター討伐数などの実績により、ステータスを補強するアーティファクト(SBT)も付与されます。
今までプレイしたゲームの記録を新たなゲームに応用できるようになっているので、どのようなLootを入手して活用するかも楽しさの出る要素となるでしょう。
このLoot NFTはTofu NFTでも販売されているので、ぜひお宝探しもしてみて下さい。
Tofu NFTの使い方を解説
ダンジョンを探索
キャラや装備が揃った後はダンジョンの探索です。
こちらは単に自由に探索するというわけではなく、すごろくのようにダイスを振って移動を行い、到着地点によってイベントが発生することも。
- ダイスを振ってダンジョン探索
- アイテム獲得やイベント発生も
- 10階層ごとにボスも登場
ダンジョンでは多様なイベントも発生。
自身の回復を行うものや10階層ごとに強力なボスキャラなども登場し、スリルある展開も楽しめるようになっているので注目しておきましょう。
またダンジョンは5階層ごとに脱出も可能。
ダンジョンから脱出することで、これまで獲得した戦利品なども持ち帰れるようになるので、こちらも覚えておくといいと思います。
敵とのバトル
またダンジョンを探索する場合は敵とのバトルも。
このバトルは基本オートで進行するものとなっていますが、HPが減ってきた場合などはポーションの活用が必要など目が離せないものとなっています。
- バトルはオートで進行
- 一部タップでバトル介入も可能
- 階層が深くなるごとに敵も強力に
- HPが尽きるとランダムで装備品がロスト
さらにバトル中はタップも重要な操作の1つ。
オートとは言いましたが、攻撃中のタップでクリティカル発生を誘発、防御時に上手くタップを行うことでダメージ減少なども行うことが可能です。
特にこのゲームではHPが尽きると装備品がランダムでロスト。
そのため、バトル中も回復やタップ操作を駆使して、バトルをこなしていくことをおすすめします。
装備を強化
ダンジョンを効率よく進むためには装備の強化も必要。
この装備強化についてはダンジョンを周回することでポイントが貯まるので、こちらを活用し強化を行うことができるようになっています。
ただし、先ほども言ったようにアイテムロストには注意。
せっかく装備を強化してもアイテムを失ってしまえば、これまでの強化や努力が無駄になってしまうので、このリスクもしっかり考えて強化も行って行きましょう。
インタビューパート
では次はLoot Adventureの開発メンバーにインタビュー!
今回はこのゲームの開発経緯からLootやERC6551の活用など興味深い内容など、色々なことを伺ってきたので、こちらもぜひチェックしてみて下さい。
開発のキッカケ
Q:このLoot Adventureの開発を行おうと思ったのは、どういった経緯からでしょうか?
回答:
きっかけは昨年7月に行われたOasysハッカソンです。
当時注目され始めていたERC6551の活用やLoot by RogueのNFTを軸とするComposabilityの考え方などがブロックチェーンならではの設計として評価され優勝することができ、その勢いで実際のローンチに向けた開発を行うことになりました。
Lootを用いた理由は?
Q:ゲームの主題であるLootですが、なぜこちらを応用しようと思ったのでしょうか?
回答:
私たちが目指していた「ブロックチェーンならではのゲーム」というテーマにLootのボトムアップ的な思想が合致していたからです。
Lootの思想やナラティブも組み合わせることで、より自分たちの作りたい世界観が伝わりやすくなると考えています。
Loot Projectとして面白さ
Q:Lootを応用することで色々な可能性が広がると感じますが、LAも含め、このLoot Projectがどのように動いていくと面白そうでしょうか。
回答:
Loot Projectと一口に言っても、爆発的な勢いを誇ったオリジナルのLoot NFT以外に二次創作も含めて様々なLoot Projectが存在します。
本ゲームのベースとなるLoot by Rogueもその1つで、「Lootを生み出し続けるゲーム」という特徴が他Lootプロジェクトとの差別化ポイントであり、Loot Adventureはその特徴を最大限活かすべくLoot by Rogueを繰り返しプレイすることで楽しめるゲーム設計を行っています。
またLoot by RogueとLoot Adventureでは開発チームが異なります。
ただLoot by RogueでのMint収益がLoot Advrntureにも分配されるというビジネスモデルを取っており、持続的な運営を可能にしています。
将来的にはLoot by Rogue以外のLoot Projectとのコラボ機会も作っていきたいと考えており、その際は各プロジェクトの特徴を活かしての取り組みを行いたいです。
その他にも、Loot Adventureのキャラクターや装備をベースとした二次創作ゲームが生まれてくると面白いなと期待しています。
ERC6551の活用について
Q:ERC6551の利用は珍しい事例だと思いますが、これをゲームに取り入れた理由というのは何故でしょう?また規格の内容も簡単に説明頂けると嬉しいです。
回答:
ERC6551の活用によって、キャラクターに紐付くオンチェーン情報の管理を効率化でき、キャラクターや装備に限らないその他の情報も柔軟に追加できるようになります。
ERC6551はNFTに紐付くContract Account(Tokenbound Accountと呼ばれます)を作成可能にする規格であり、ある種各NFTが独自のwalletを持つようなUXが提供可能になります。
従来はキャラクターと装備がwallet内に独立して存在していましたが、ERC6551によってオンチェーン上でも「キャラクターが装備を保有する」という従属関係が表現可能になります。
これにより、例えばキャラクターを売買したり貸し出した際に、キャラクターが保有する装備も同時に取引可能となります。
また、Token bound AccountにSoul bound Token形式でゲーム実績を表すNFTを付与することによって、キャラクター固有のオンチェーンステータスを柔軟に付与することができます。
NFT as an Onchain-Identityの理念
Q:NFT as an Onchain-Identityというワードを掲げていましたが、実際にこちらはどのような理念となるのでしょうか。
回答:
ERC6551の活用によってNFTに紐付くオンチェーンデータを飛躍的に増加させることができ、結果としてNFTのIdentityとしての活用価値が高まるのではないかと考えています。
ERC6551によってNFTをwalletのように活用可能になるということは、オンチェーンとのやり取りの主体を人間からNFTに置き換え可能になったということです。
「NFTがFT/NFTを所有する」「NFTがdAppsを使用する」といった体験を作ることが可能になります。
この変化によりメタデータレベルでしかオンチェーン上でNFTに紐付く情報を付与できなかった従来と比較して、ERC6551を使用するNFTはその関連するオンチェーン情報を飛躍的に増加させることができ、結果的にidentity としての使用価値が高まると考えています。
P2W/P2Eの脱却とは?
【メタゲーム〜脱P2W/P2E〜】
— Loot Adventure (@Loot_Adventure) March 30, 2024
ソシャゲのP2W(Pay to Win)モデルやBCGのP2E(Play to Earn)モデルのように、お金が中心となるゲームはエンターテイメントとしてのゲームの魅力が損なわれていると考えるユーザーは少なくないと思います🏧 😂 pic.twitter.com/6sD0jHwYn0
Q:ツイートで拝見しましたが、”P2W/P2Eの脱却”とは具体的にどのようなことでしょうか。またこのLAでどのような取り組みを行い実現を目指すのでしょうか?
回答:
「P2W/P2Eの脱却」はゲームのコアな部分から課金/投機要素を可能な限り除くことを意味します。
P2W (Play to Win) はユーザーがお金を払えば払うほど強くなる設計による過度な課金要求、P2E (Play to Earn) はいかにして効率よく資金回収を行うかという投機的性質によりそれぞれゲームとお金が密接に関係しています。
1ゲームのあり方としては否定はしないものの持続性という観点では望ましいものではないと私たちは考えており、マネタイズをゲームのコア部分からゲームの周辺である「メタゲーム」に場所を移すことで「P2W/P2Eの脱却」を図ろうとしています。
「メタゲーム」はゲームのコア部分から派生した情報を用いたゲームであり、例えばサッカーにおいてはスポーツベッティングやプロリーグとそのスポンサー/ファンコミュニティ、特集雑誌等がメタゲームにあたります。
オンチェーンゲームはその特性からメタゲームをトラストレスに構成可能であり、ボトムアップベースでのメタゲームの発達、またそれによるマネタイズ機会創出に期待しています。
LAでは、今後拡充する機能によってメタゲームを構成し、それを利用して持続可能なエコシステムを作り上げる予定です。
その他BCGとの差別化
Q:Loot Adventureは、その他のBCGと比べ、どのような点を大きく差別化していくことに注力していくのでしょうか?
回答:
シンプルな設計によりカジュアルにプレイ可能なゲーム性と、composabilityを活用したゲーム自体の連続的発展に注力していきます。
まず、昨今話題になっているAAAゲームと比較するとLoot Adventureはとてもシンプルな設計となっており、気楽に遊ぶことが可能となっています。
通勤や食事中などにスマホで10分程度気軽にプレイするような想定をおいています。
また将来的にはマリオメイカーのようなダンジョン作成をボトムアップ的に行えるようにしたいと考えています。
オンチェーンゲーム自体がレゴブロックのようなモジュールの組み合わせによって構成可能になるという思想のもと、キャラクター、ステージ、アイテム等の様々なモジュールの提供をIPやチェーンを跨いで行いたいと考えています。
例えば、他のNFTプロジェクトに合わせたダンジョンや装備を実装していくことも容易に可能です。
今後の展開
Q:今後の展開やスケジュール等を簡単に教えて下さい。
回答:
今回のα版は1ヶ月程度の期間限定での公開となります。
α版公開後は、グローバルに向けたマーケティングやゲームコンセプトのブラッシュアップ、機能拡充を行い、年内にはβ版のローンチを行う予定です。
Loot Adventureではコラボ先のプロジェクトを常に募集中ですので、ご興味あればぜひお声がけください。
また、ERC6551を活用したゲーム開発を考えている方もお気軽にご連絡ください。
まとめ
Loot Adventureの概要とインタビューでした!
ERC6551を活用することで、ブロックチェーンゲームならではの要素を最大限に引き出せそうなものとなっているので、後々の展開も楽しみなものとなっています。
またゲーム自体はシンプルで短時間で遊べる設計。
もちろんその中に奥深さのある仕様となっているので、ぜひ興味のある方は、こちらのゲームもプレイしてみて下さい。
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