【Bybit】現物取引ボットとは?設定・作成方法と投資のやり方
グリッドボットとは?
グリッドボットとは、Bybitが提供する自動売買システムです。
仕組みは簡単であらかじめ取引対象の通貨ペアと任意の価格範囲を設定することで、その範囲内で仮想通貨の自動売買が行われるというもの。
特にこの強みは現在のレンジ相場に強いというところ。
一定の範囲内で価格が動けば動くほど、自動売買が行われやすくなり収益を獲得するチャンスは増えるので、トレードが苦手という方も試してみるといいでしょう。
まだBybitの口座を持っていない方は、以下を参考に準備も行っておいてください。
バイビット|登録・口座開設のやり方
メリット
まずはこの自動売買システムのメリットを紹介します。
基本的には以下のものが強みです。
- シンプルな設定で自作のBotを作成
- AIを活用したおすすめ設定も利用可能
- レンジ相場に強い
- 24時間自動でトレード
- 現物なのでロスカットの心配なし
こちらもぞれぞれ解説していきます。
シンプルな設定で自作のBotを作成
何が一番いいかというと、シンプルな設定でBotが作れることです。
Botを一から作成しようとするとプログラムなどの知識が必要となりますが、このグリッドボットでは簡単な設定を行うだけでシステムを稼働させることが可能。
- 取引ペア
- 価格範囲
- グリッド数量
- 投資総額
この4つを設定するだけで簡単に自動売買を行うことができます。
またこちらは成績の優秀なBotのコピーもできるようになっているので、設定がよくわからないという方でも手軽に利用することが可能です。
初めての方でも簡単に活用できるのは嬉しいポイントと言えるでしょう。
AIを活用したおすすめ設定も利用可能
この現物取引ではAIを活用したおすすめ設定も利用可能。
なかなかレンジの設定などが分からないという方は、この機能を活用すればすぐに取引ボットを活用できるので、ぜひこちらも試してみて下さい。
- 多様な銘柄に対応
- 1銘柄でも複数の設定を提示
- 過去のパフォーマンスも確認可能
提示される設定は過去のパフォーマンスも確認可能。
収益率やドローダウン、変動率など色々なものが確認できるようになっているので、こちらの情報も参考に好みのものを探して活用してみましょう。
レンジ相場に強い
グリッドボットの強みはやはりレンジ相場です。
設定の性質上、一定の価格の範囲内で売買を行う設定となっているので、レンジ相場であれば取引のチャンスが多く生まれ収益を上げる可能性が高まります。
動きの少ない相場でも戦えるので、こちらもメリットとなるでしょう。
24時間自動でトレード
ボットの設定さえ終わればあとは放置でOKなのもポイント。
もちろん人によってはボットの設定調整など行いたいという方もいると思いますが、基本的にトレード板に張り付いて常に価格をチェック…
そういった手間は一切必要ありません。
現物なのでロスカットの心配なし
この自動売買は現物ペアのみで行われます。
そのためレバレッジ取引時のロスカットなどはないので、万が一の場合でも資産が一気になくなるというリスクはないので安心してください。
もちろん設定によっては損の可能性もありますが、Botはすぐに停止も可能。
損失も最小限に抑えることができるようになっているので、興味のある方はこのトレード方法も試してみるといいと思います。
デメリット
もちろん自動売買なので、デメリットも存在します。
現状のデメリットとしては以下が主なものです。
- レンジを外れれば取引されない
- 設定次第で損するリスクも
こちらもそれぞれ解説を行っていきます。
レンジを外れれば取引されない
まずはレンジの設定外ではBotは動かないということ。
もちろんこれはリスクにはなりませんが、全然関係のない設定を行ってしまうといつまでもBotは稼働しないので、こちらは注意するべきポイントです。
すぐにBotを稼働させたいという場合は、現在価格からレンジを想定してください。
設定次第で損するリスクも
もちろん設定次第では損をする可能性もあります。
例えば上記のように買いは行えたとしても売りの水準に達成せず、設定レンジから下に落ちた場合は、現物を持った状態なのでドル建てで損することに。
そのため、グリッド(売買回数)の設定などはこまめに調整するといいでしょう。
また危険と判断したときはBotの設定を止めて決済することも可能なので、この辺りはアラートなどを用いて対応を行っておくといいと思います。
Botの作成方法
ではこのグリッドボットの設定方法を解説します。
PCの場合は、上部メニューの現物の項目から取引ボットを選択することで、Botの作成画面に移動するので、こちらにあるボットを作成するをクリックしてください。
アプリの場合はメニュー画面に取引ボットの項目があります。
※表示されない場合は要アップデート
あとはこちらを選択することで、Botの作成画面に移動することができるので、アプリを活用する方は、この手順で進んで下さい。
またボットの作成は以下の手順で行います。
- 現物ペアの指定
- 範囲価格の設定
- グリッド数量の指定
- 投資額の設定
こちらは少々わかりにくい部分もあるので、細かく解説します。
現物ペアの指定
1つめは現物ペアの指定です。
こちらはUSDT建てで色々な仮想通貨がリストされているので、その中から任意のペアを選択してBotの作成を行っていきます。
現在は10種近くがリストされていますが、今後はこの数も増えてくるでしょう。
範囲価格の設定
次は取引を行うレンジの設定です。
いくらからいくらまでの価格帯であれば取引を行うという指定となるので、こちらもチャートを見ながら設定していくといいと思います。
もちろん設定レンジ外の相場になると取引は行われません。
もし設定をどう決めたらいいかわからないという場合は、自動設定もできるようになっているので、こちらの試してみるといいと思います。
グリッド数量の指定
グリッド数量は、取引を行う間隔のこと。
例えばレンジを100ドル~200ドルに設定していたとして、グリッド数を2にすれば、50ドル間隔で取引を行うという指定になります。
この感覚が狭ければ狭いほどトレードは頻繁に行われます。
ただし取引数を多くするということは下限以外でもエントリーのタイミングが増えるということになるので、こちらも加味して設定を行うといいでしょう。
投資額の設定
最後は投資額の設定です。
これまでに設定した数値を計算して、最低取引額が設定されるので、それ以上の金額を使って取引を行うようにしてください。
またこの時使用する通貨はUSDTです。
設定が完了した場合は、ボットを作成のボタンを押せばBotの設定は完了です。
グリッドボットを活用する場合は、資金を事前に現物口座に移動する必要があるので資金移動を行っていない方は事前に振替を行っておいてください。
コピートレードも可能
またBotの考え方が分からないという人はコピートレードもおすすめ!
こちらであれば事前にランキング上位になっているBotトレーダーの内容をそのままコピーできるようになっているので、簡単に自動売買を利用できます。
ランキングは日次と週次で表示中。
色々な選択肢があるので、初めての方も安心して活用できるでしょう。
またコピートレードの注意点としては、すでにレンジを外れた設定もあるので、そういったものを選んでしまうといつまで経っても取引が行われません。
こちらもちょっとした注意点なので覚えておいてください。
決済方法:ボットの停止
またボットの停止や取引の決済を行う場合は詳細画面から行えます。
有効なボットの項目から取引を終了したいものを選択し、ボットの停止を押すことで決済やBotの動きを止めることができるので覚えておきましょう。
また決済の場合は複数の支払い方法があります。
- USDTのみ
- ○○/USDTを半々
- ペア通貨のみ
- BITに交換
これらの選択肢があるので好きなもので受け取りができます。
難しい操作方法は一切ないので、自動売買を行てみたいという方はこちらのツールも活用して、仮想通貨のトレードを行ってみて下さい。
まとめ
Bybitの提供するグリッドボットの概要と設定方法でした。
誰もが簡単に自動売買ができるようになりますし、優秀なトレーダーの設定もコピーできるようになっているので、こちらは興味がある方は多いはず。
説明した方に複雑な設定方法もないので、初めての方も簡単に利用ができます。
冬の相場などによく起こるレンジ相場では、このようなトレードも有効なはずなので、興味のある方はグリッドボットの活用もチャレンジしてみて下さい。
またBybitではその他の資産運用法も豊富に提供中。
仮想通貨のステーキングなどは人気なので、興味のある方は以下もご参考ください。
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