トラストスワップとは?SmartLock搭載のプラットフォーム概要
TrustSwapとは?
TrustSwapのメインネットがローンチされました🎊
— TrustSwap日本語🇯🇵 (@TrustSwapJP) September 14, 2020
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▼メインネット機能
– 時差支払い
– 投資家向けトークンべスティング
– エスクロー支払い
– 定期支払い
– 予約支払い
全ての機能にアクセス可能です✨
トラストスワップとは、色々な仮想通貨の支払いに特化したプラットフォーム。
支払いと言いましたが、仮想通貨のトレード(2者間取引)などにも対応しており、かなり色々なことができそうだったので、今回は概要をまとめます。
また今流行りの独自通貨のステーキングなども可能。
DeFiの認知が高まってきていますが、トラストスワップも特徴的なプラットフォームになりそうではあったので、こちらも覚えておくといいでしょう。
どういった機能が搭載?
このプラットフォームの機能を簡単にまとめると以下のイメージ。
- 時間指定で仮想通貨の送金(一括)
- 回数+時間指定で送金(分割)
- 二者間取引(OTCトレード)
この執筆時点(9/15)では、二者間取引が実装されていない感じでしたが、色々な説明を見ていると、こちらも将来的には実装しそうです。
またTrustSwapの特徴は、時間や支払い回数の指定(SmartLock)ができること。
画像を見るとわかりやすいですが、こういった感じの分割支払いが可能に。
期日の指定もできるので、例えば毎月の決まった期日の仮想通貨送金なども手軽に行えるようになりそうですね。(とは言え結構事業者向きな感じ…)
またこういった分割や期日の絡んだ支払いは、通常弁護士などの仲介業を雇って安全に取引を行うのに対して、こちらを使えばそのコストをカットできるとのこと。
定期支払に関連する市場規模は約720億ドル。
この分野での需要が生まれれば、大きな利用価値が出てくることでしょう。
ユースケース
実際の使い方は理解できたと思うので、次はユースケースを見ていきましょう。
今のところ以下のような内容で、このサービスは活用されそうです。
- 給料支払い
- サブスクの支払い
- トークンセール(ILO)
- 仮想通貨トレード
それぞれ具体例もあげながら簡単に解説します。
給料支払い
まずわかりやすいところでいえば、給料の支払いです。
実際まだ仮想通貨での給料支払いが頻繁に行われているのかというと疑問ですが、TrustSwapではERC20の取り扱いもあるので、将来的には実用性があるかも。
特にUSDTなどのステーブルコインは利用されそうですね。
この給料支払いも毎月分を簡単にセットできるほか、ボーナス的なものの支払いにも対応できるようなので、今後利用される場面は出てきそうです。
サブスクの支払い
続いてはサブスクリプションの支払いです。
サブスクに対する仮想通貨の支払いとしては、ERC948がありますが、現状としてはこの規格を使ったトークンで目立ったものはありません。
より一般的なETHやERC20で、定期の支払いができれば便利になることでしょう。
トークンセール(ILO)
ILOとはイニシャル・リクイディティ・オファリングの略。
簡単に言えば、このトラストスワップのスマートロックの機能を使った資金調達法となり、ICOやIEOと違った仕組みとなっています。
現状はICOやIEOは、初期に購入して上場後に売り抜け。
このような状況も出てくる市場となっており、そのトークンは投機的な対象で見られることが多くなってきていることが問題点の1つとしてあげられます。
価格の乱降下もあるので、売り手・買い手にとっては望ましくないですね。
プロジェクトの核となるトークンが単なるマネーゲームのおもちゃへとなりかねないことも懸念されるため、今回のスマートロック機能が有用となるのです。
簡単に言えば、資金調達の代わりに配布するトークンを徐々に配るというもの。
これにより、上場直後の売り抜けも防止することができ、安全性の高い資金調達+トークンの配布モデルが完成するものとなっています。
使い方によっては、このモデルも面白いと思うので今後に注目ですね。
仮想通貨トレード
またETHやERC20の個人間でのトレードも可能になるようです。
どのような通貨ペアが実装されるかはまだ未定となっていますが、通常の仮想通貨取引のようなトレードもこのプラットフォームで行えるよう。
またイーサリアム規格以外のトークンもWrapできるようにし、多くのトークンが流通できるようになるようなので、こちらも期待しておきたいポイントですね。
こちらも今需要のあるサービスなので注目しておくといいでしょう。
ノンカストディアルで運営
このトラストスワップは、ノンカストディアルモデルで運営が行われます。
つまりはトラストスワップの運営が、ロックされたユーザー資金を扱うことができないので、安全に個人での資金管理が行えるようになっています。
こういったセキュリティ面にも気を配っていると言えますね。
SWAPトークンについて
また独自通貨のSWAPも、このプロジェクトの一部として機能します。
こちらの主な用途は以下。
- 利用手数料の割引(50%)
- ステーキングの材料
- ガバナンスの参加権
- ILOの参加資格
まずこのトラストスワップを利用する場合は手数料が発生しますが、この時の手数料をSWAPで支払えば、通常の半額の手数料で機能を利用できます。
またこのSWAPで支払われた手数料の80%は、ユーザーに還元される仕組み。
こちらはすでにSWAPを保有しているユーザーに対して支払われるものなので、SWAPを長期保有して、どんどんSWAPの枚数を増やしていくことも可能です。
またガバナンスへの参加権やILOの参加もSWAPが必要です。
※ILOは案件によりけり
SWAPを保有するメリットも、今後は拡大されてくる可能性もあるので、トラストスワップが気になる場合は、このような動向を追ってみても面白いかもしれません。
ただし最近のDeFiブームの錯覚で、投機的な扱いはしない方がいいでしょう。
まとめ
トラストスワップについてまとめましたが、色々な使い方はできそうです。
ただし今のところのユースケースを見ていると、事業者向けのような部分も多いので、こちらが今後はどのように変化してくるのかも楽しみです。
ロードマップにはNFTの取り扱いともあったので、こちらも気になるところ。
どのような感じで絡んでくるのかはまだ未知数ですが、個人向けの使い方も色々と想定されるので、こちらも進捗を見ておくといいと思います。
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