モスランド(Mossland)とは?アプリで課金可能なAR仮想通貨ゲーム
モスランドとは?
AR技術を採用している仮想通貨ゲームです。
プレイヤーは現実にある土地をキャラクターを配置することで、仮想空間の中でその土地を所有します。もちろんですがこの土地はユーザー間で売買が可能です。
その他のプレイヤーが所有する土地にチェックイン(訪問)することで、土地の所有者は訪問料を徴収することができます。
また各土地に関連づいた広告が掲載してあるので、チェックインを行ったプレイヤーは広告を閲覧する代わりにトークンであるモスコインを貰うことができます。
※具体的にはMossというポイントのようなものがもらえ、それをMossCoinに変えるような仕組みとのこと
要するにGSP機能を使いながら各土地の広告を閲覧し、コインを稼いでいく仕組みというわけです。
また土地を所有することで、オーナープレイヤーは訪問された数に対しての手数料をもらえるという事が分かります。
広告の出稿が可能
モスランドの収益を上げることのできるキーになるのは、広告の出稿になります。
割合はこの通りになるのかは不明ですが、広告主が広告を出稿し、その費用を負担します。土地を訪れたプレイヤーはその費用の80%を獲得。土地の所有者と開発元が残りの20%と分けるといった形です。
現在の広告業界は広告費用に対するパフォーマンスが不透明(薄い)です。
しかしモスランドでは、位置情報を使った広告の掲載アルゴリズムを採用するという事なので、実店舗系の広告を相性よく掲載することが可能となります。
このように現実世界とリンクしたような広告の出し方は面白いですね。
もちろんスマートコントラクトを活用しているので、広告を見たプレイヤーに支払いがちゃんと行われる仕組みです。
パフォーマンスの良い広告が出せるとなると、企業の食いつきも変わってくるので、この点がユーザーの収益にも影響してくるものと思われます。
稼ぐためのポイント
では現在出ている情報をもとにプレイヤーたちはどのようにすれば効率よく稼いでいけるのかを考察してみましょう。
この点については以下の2つのパターンで見ていきたいと思います。
- 土地所有者の稼ぐポイント
- 一般プレイヤーの稼ぐポイント
プレイヤーはこのように分けることができるので、それぞれ見ていきたいと思います。
土地所有者の稼ぐポイント
土地の所有者の稼ぐためのポイントの1つはとにかくチェックイン(訪問回数)を増やすことです。
そのためには、日本で言う東京タワーや六本木ヒルズなど人気のスポットに土地を構えることが重要です。
もちろんこのような土地は高額で取引されることが予想されるので、売買によっての差額収入を得ることもできるでしょう。
もう1つのポイントが目立つキャラクターの配置です。
人気スポットを抑えるだけでは、ある程度の効果が出るかもしれませんが、より効率よく稼ぐためにはキャラクターの存在が必須となってくるでしょう。
画像を見てもわかりますが、明らかに目立ちますよね。ユニークなキャラクターを配置してどんどん目立っていくのも1つの手だと言えます。
一般プレイヤーの稼ぐポイント
一般プレイヤーとは、土地を持っていないプレイヤーに当たります。このプレイヤーたちの稼ぐ方法はとにかくチェックインを行う事です。
現状の発表ではこれに尽きると思います。
一般プレイヤーの収益化が図れる部分と言えば、広告を見ることとなっているので、色々な広告を見て収益を上げていきましょう。
先ほど紹介した通り、広告も実店舗に紐図いてくるものも多くなると思うので、便利に使えたりもしそうですね。
スマホを覗けば、どこに何があるというのも把握できそうです。
LoomSDKを使用
元々このサービスを知ったキッカケはキヨスイ(@kiyosui_goraku)さんのツイートでした。
久しぶりに胸熱なプロジェクトがLoom SDKに一部対応します!これはワクワク!要チェック! #はてなブログ #dApps #blockchain@TheMossland
— キヨスイ@dApps (@kiyosui_goraku) 2018年8月10日
MossLandとは?AR広告で業界を変えるか!?Loo…https://t.co/vNJZsbqlsP
この記事の内容によると、実装されるミニゲーム(広告でのトークン集め?)の一部でLoomSDKが使用されるとのことです。
SDKが利用されるということは、他のゲームも他のゲームが移植できる可能性があるので、ミニゲームの幅も広がれば面白そうですね。
キヨスイさんの記事はLoomのことをメインに書かれているので、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
スマホで課金も可能
ARやLoomSDKの導入もすごいと思うのですが、ダプマがこれはいいと思ったのは、スマホからでも課金ができることです。
モスランドはアプリ化の予定があり手軽にプレイすることができるようになります。それに加えアプリからの課金体制は法定通貨となっていることが画像からもわかります。
取引所を通さず、アプリ課金で仮想通貨を手にすることができるということは、仮想通貨を持ったことがない層にもアプローチをかけることができるということです。
これまでDappsの障壁の1つであった入り口に立つための敷居の高さという問題が解決できます。
もちろんゲームの盛り上がりによって、このメリットが活かされるかどうかは変わりますが、仮想通貨に興味があるけど持っていないという層が気軽に入ってこれるのではないかと思いました。
ロードマップ
ロードマップは以下の通りです。
- 2018.3Q:プロトタイプ実装
- 2018.4Q:α版公開
- 2019.1Q:クローズドβ実装
- 2019.2Q:ソフトローンチ
- 2019.3Q:グローバルローンチ
このような流れとなっており、本格的な実装は1年後となっています。
流れが速いDapps業界なので、現状のプランから変更があるかもしれませんが、楽しみに待っておきましょう。
まとめ
ここではモスランドについて紹介してきました。
土地(不動産)×広告×ARという新しいジャンルでのDappsでしたね。LoomSDKの実装にも期待ですし、どのような形で広がるかが楽しみと言えます。
その時には、今にはない新たな機能も発表されているので、どうなって行くのか注目しておきたいと思います。
途中で紹介したLoom技術については以下でまとめているので、あわせてご確認ください。特にSDKやZombieチェーンについてはLoomの芯となるものなので見ておくといいでしょう。