OtherSideとは?BAYC運営が提供するメタバースの概要と未来
OtherSideとは?
See you on the Otherside in April. Powered by @apecoin pic.twitter.com/1cnSk1CjXS
— Yuga Labs (@yugalabs) March 19, 2022
OthersideとはYuga Labsが作成するメタバースです。
Yuga LabsはBAYCの運営会社で、直近だとCryptoPunksとMeebitsの買収など、大きな動きを発表しています。(ApeCoinの発行はDAO)
こちらはBAYCだけでなく、その他の有名NFTプロジェクトも統合される可能性は高そう。
CryptoPunks、Mutant Ape Yacht Club、Cool Cats、World of Womenなどの大型NFTプロジェクトも登場しているので、今後も多くの話題を呼びそうです。
まだまだ未知の部分が多いメタバース「Otherside」ですが、この記事では現状わかってることをまとめ、今後どのような姿になるかをご紹介します。
主要メタバースでトップの取引量
※画像は2022/05/07時点
このOtherSideは2022/5/2にリリースが行われましたが、すでに取引高は主要メタバースの中でもダントツのものとなっており、いかに注目が集まっているかわかります。
- OtherSide:約237K ETH
- Decentraland:約162K ETH
- The Sandbox:約153K ETH
今後のNFT×メタバースの中心的な存在になるのは間違いないでしょう。
DecentralandやThe Sandboxは大手企業からも資金調達を受けるほど成長しているメタバースですが、これらを一気に抜き去る勢いは注目すべきポイントだと思います。
Otherdeedの概要
OtherdeedはOtherSideで活用される土地(ランド)のことです。
こちらが2022/5/2に解禁されたOtherSideのNFTの部分(執筆時点で)となっているので、次はこの土地の概要について4つの視点からまとめていきます。
- 数と配置
- 階層
- 土地に含まれる要素
- 進化するメタバース
ではぞれぞれの内容を見ていきましょう。
土地の数・配置
Otherdeedは全20万区画あり、今回の販売で55,000区画が売りに出されました。
またこの土地はBAYCホルダーなどへのエアドロも行っており、現状は合計で100,000区画がリリースされたものとなっています。
中心にBAYCの家があり、その周りに土地(otherdeed)が配置されてる世界観。
特に現在はこの中心に近い土地(BAYCホルダーに配られたもの)が高値で取引される傾向にもなっており、この距離もどのように関係してくるのかが注目されています。
土地の階層
区分けされてる土地は、それぞれ5つの階層に分類されてます。
- Biogenic Swamp
- BAYCホルダーに配布された土地
- Chemical Goo
- MAYCホルダーに配布された土地
- Rainbow Atmos
- 一般販売・および開発者用に配布された土地
- Cosmic Dream
- 一般販売・および開発者用に配布された土地
- Infinite Expanse
- 一般販売・および開発者用に配布された土地
まだこれらの階層でできることの違いなどは判明していません。
OtherSideのプロジェクト自体がまだまだ公開されていない情報は多いので、こちらの違いの発表も今後は楽しみにしておくといいでしょう。
土地に含まれる要素
また各OtherSideの土地(Otherdeed)には次の要素が含まれます。
- KODA(コーダ)
- ARTIFACTS(アーティファクト)
- RESOUCE(リソース)
それぞれ簡単にどのような要素かをまとめます。
KODA(コーダ)
「KODA」は冒頭の動画で出てきたキャラで、10,000体が存在してます。
まだこのKODAが存在するメリットなどは公開されていませんが、排出率の低さなどもあり、その他の土地に比べて非常に高い値がついています。
ARTIFACTS(アーティファクト)
割合は不明ですが、いくつかの土地には固有のアイテム(ARTIFACTS)があります。
公式の説明では「この世界が発展するための秘密が隠されているかもしれない」と記載されているので、こちらも今後の展開に大きく関わるアイテムとなりそうです。
このアーティファクトも74種と色々用意されているので今後の発表も楽しみですね。
RESOUCE(リソース)
Otherdeedの中にはRESOUCE(資源)が含まれています。
このリソースは土地によって0~4つ含まれており、各リソースで3段階のレアリティスコアを持っているとのことなので、こちらも注目しておきましょう。
また現状の発表としては、「世界を形作るために使用する原材料」とされています。
つまりは今後何かしらのクラフト要素も…?
色々な楽しみがOtherSideで提供されそうなので、今後の発表にも注目です。
- リソースの種類
- アニマ
- オーレ
- シャード
- ルーツ
進化するメタバース
「すべてのOtherdeedはダイナミックなNFTである」と運営側は発表しています。
色々調べるうちに判明したこととしては、メタバース内における所有者の選択により、土地などが進化するという仕掛けも用意しているようです。
ただこちらもどのような選択により、どう進化するかなど具体的な内容については、全く明らかになってません。
今後発表されはずなので、楽しみに待ちましょう。
デモ動画も公開
And here’s a sneak peak of the First Trip, the tech demo from @Improbableio. Can’t wait to share the experience with you. pic.twitter.com/jgkf6wTrFB
— OthersideMeta (@OthersideMeta) May 12, 2022
またOtherSideのデモ動画が公開されました!
かなり自由度の高い探索ができるようになっているほか、チャット機能なども完備しているのでコミュニケーションも取りやすそうですね。
今回のアバターはBYACですが、その他のNFTプロジェクトも利用できるようになることで、色々な世界観が交わる楽しみも出てきそうです。
サーバーの負荷テストもスタート
Load Test 1 for @OthersideMeta pic.twitter.com/72tXeNHEV0
— null.eth (@null_eth) July 6, 2022
OtherSideの負荷テストもスタートしました。
こちらは約30分のテストとなりましたが、動画を見る限りでもかなりの参加者が集まり、実際のボイスチャットなどを活用することができたようです。
参加者の意見としては、かなり快適に動いていたよう。
多くのアクセスがありながら、サーバーの状態もかなり良かったようなので、こちらは今後のリリースにも期待しておきましょう。
OtherSideの課題と未来
Apparently the otherside land sale burned over $100 million in gas fees
— MenaceToSociety 🥶 (@NFTsAreNice) May 1, 2022
OtherSideの課題は、人気すぎるためセール時などガス代が高騰すること。
というのもOthersideの初回セールは注目度が高く、取引量が増えすぎたためにイーサリアムネットワーク全体が混雑してしまったとこがあげられます。
実際ツイッター上を見ると、高額なガス代に対するネガティブな意見や、ガス代を払ったのに取引に失敗したひとのツイートが多数ありました。
そのため、運営は独自チェーンを開発する可能性も示唆していました。
ApeChainの活用
The lights are on. pic.twitter.com/0JV9ImmkDA
— ApeCoin (@apecoin) October 19, 2024
前述した問題も含め、遂にApeChainがメインネットローンチ。
こちらはArbitrumを基盤として作成されたL3チェーンとなっており、このOtherSideでの活用も見込まれています。
- 低コストで利用が可能なチェーン
- トランザクションの高速化も
- 自動で収益を得る仕組みも確立
このチェーンの特徴は上記の通り。
特に低コストかつ高速処理が実現されることで、ユーザーは快適な環境の中でゲームプレイや取引ができるようになっているので注目です。
もちろんこのチェーンの基軸通貨はApeCoin。
今後このゲームをしっかりとプレイしたいという方は、この通貨も入手しておくと便利なので、興味のある方は事前に入手しておくといいでしょう。
ApeCoin(APE)|トークンの買い方まとめ
Otherdeed(土地)の買い方
最後に、今回は販売されたOtherSideのランドの買い方を解説します。
二次流通しているOtherSideのランドはOpenseaで購入でき、Openseaで販売されている他のNFTと同様の手順で購入できます。
現在は最低でも3.2ETHほどのFloor価格になっています。
もちろん安価なNFTではないので購入のハードルは高いですが、今後OtherSideに関わっていきたい人は、こちらの入手も検討してみるといいかもしれません。
Opensea|NFTマーケットの使い方
コインチェックNFTでも取り扱い開始
\ #OthersideMeta の土地の取扱いを6/15より開始🐒/#CoincheckNFT では、メタバースプロジェクト『Otherside』の土地「Otherdeed(NFT)」の取扱いを2022年6月15日15時頃(予定)より開始いたします🚀https://t.co/KraVOZohoH
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) June 9, 2022
国内のマーケットプレイスでもランドの取り扱いがスタート。
こちらは取引所を運営しているコインチェックNFTで取り扱いが行われるものとなっており、最初は5つのランドが販売される予定となっています。
- 販売は6/15を予定
- 価格は3~3.5ETH
このようになっているので覚えておきましょう。
また今後はユーザー間でもランドの売買ができるようになる可能性があるので、こちらも実装すればより手軽にOtherSideの土地を購入できそうです。
コインチェックNFT|NFTマーケットの使い方を解説
まとめ
BAYCのメタバース「OtherSide」の紹介でした。
イーサリアムチェーン全体に混乱を引き起こしたOtherSideの土地販売ですが、大注目のメタバースであることに変わりはありません。
今後独自チェーンの構築など、大きな動きがありそうなメタバースなので、Yuga Labsとともにその動向を追っていく必要があるでしょう。
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