MCH Verse Passの存在価値|経済合理性に逆行する証の狙いとは?
MCH Verse Passとは
MCH Verse PassとはMCHの経済圏に貢献するユーザーの証となるパスです。
このパスを発行することで、Voting PowerやCpが10倍貰える他、過去には保有者に現物アイテムやトークン、その他コミュニティから特典の配布が行われています。
- Voting PowerやCpが10倍
- 発行者に対して上記の恩恵を付与
- 現物アイテムやトークンの配布
- OASやパーカーなどの配布を実施
- その他コミュニティからの特典
- ALの配布やゲームで活用するNFTなども
このように色々な特典が付与されています。
ただこのパスを発行するためには、一定額以上のMCHC/ETHのLPトークン(流動性提供を行って獲得)をBurnするという経済合理性に逆行した要素も。
※LPトークンをBurnすることでMCHC/ETHの引き出し権利を放棄
MCHらしいクレイジーな取り組みにはなりますが、なぜこのパスを実装したのか、また今後の展開も含めて、今回は紹介やインタビューを行っていきます。
24時間で300ETH(7000万円)をBurn
マイクリ、3eth相当のパスがなんと1日で100個発行される。
— ビットコヌシ🍓CONUSIVERSE (@bitconusi) October 30, 2022
しかも使われた300eth相当のLPは運営の売上にならず、流動性として二度と取り出せない状態に、、、やること尖りすぎぃ😂😂😂 https://t.co/qi6Ck2IssW
このパスは2022年10月に発行が行われました。
当時価格で言えば、約3ETH(当時で約70万円)の権利を放棄するにも関わらず、発行開始から24時間で300ETH相当をBurnするという異例の事態に。
多くのブロックチェーンゲームユーザーは稼ぐことを目的としているはず。
では、なぜこのように経済的な合理性を欠く行為を多くのユーザーが行うこととなったのでしょうか。
MCH社も当時を振り返りこう述べています。
このMCH Verse Passは、いわばノリで始まった企画です。
社内やコミュニティでLPトークンをburnしたらお祭りみたいで面白いんじゃないか、と話していました。
永久流動性が生まれますから、コミュニティ全体のためにもなりますしね。
マイクリを遊ぶユーザーは、より新しいものに挑むイノベーター層が多いと考えています。
「何かまた面白いことをやっている。」
「MCH Verse Passが今後どのような存在になるか楽しみ。」
こう思ってもらえたからこそ、この24時間で300ETH(7,000万円)のBurnという結果になったのではないかと思います。
またこのパスの発行においては、強力なステークホルダーとして仲間になってほしい、ということを強くコミュニティに伝えて発行しました。
そのため、この思想に賛同する真のイノベーターが多く集まったのだと思います。
これまでの特典
付与日 | 特典 | 提供者 |
---|---|---|
毎月 | Voting Power&Cp | MCH社 |
2022/10 | 盆栽(現物) | BONSAI NFT CLUB |
2022/10 | BONSAI NFT FARM | BONSAI NFT CLUB |
2022/10 | Presale AL | ChainColosseumPhoenix |
2022/11 | Presale AL | Re.Monster |
2022/11 | 蟹(現物) | ユーザー |
2022/11 | 船舶エインシャント | harbor bcg |
2022/12 | OAS | MCH社 |
2022/12 | Presale AL | ALKEMON |
2023/01 | OASYX (S1) | DJT社 |
2023/02 | 限定MCHピンバッジ | MCH社 |
2023/02 | 限定パーカー | MCH社 |
2023/02 | NFT(Epic+2Rare) | Dime Time |
2023/02 | クラフトβテスト権 | MCH社 |
2023/03 | βテスト報酬(OAS) | MCH社 |
2023/05 | プレイチケット | 9Lives Arena |
2023/06 | アートNFT | カマノレイコさん |
2023/07 | オフ会参加費用 | MCH社 |
2023/07 | OASYX (S2) | DJT社 |
2023/07 | Presale AL | Crypt Busters |
2023/09 | Presale AL | ファンキルオルタナ |
2023/11 | 蟹(現物) | ユーザー |
2023/12 | The Warlords NFT | Champions Tactics |
2023/12 | Oas Jumbo!チケット | MCH社 |
予定 | カレー(現物) | Zaif INO |
※2023年12月時点
上記がこれまで配布された特典の一覧です。
MCH社だけでなく、その他プロジェクトやユーザーなど多くの提供者が集まることで、発行からほぼ毎月、何かしらの特典が配布されたものとなります。
特にその他プロジェクトからはALやNFTの配布も。
もちろんこの点については、マイクリのコミュニティがより優れたものであり、その中でもよりコアなユーザーがいるからこそ、多くの特典が配布されたのでしょう。
- マイクリ運営より
- 特典については、ホルダーの魅力そのものへの対価だと思います。
- マイクリのコミュニティには魅力的な熱狂があり、その熱狂によってゲームが盛り上がったり、課金したり、イベントを開催したり、チャットしたりと日々を過ごしています。
- 運営がやるべきことはPass発行のようにわかりやすくそれを可視化することだと思います。
- ブロックチェーンの良さはそういった熱狂の履歴もそのホルダーのアドレスも常に公開されていることですね。なので、これらの配布も特にMCH社を経由する必要はありません。
- 今後もこのようにブロックチェーンの良さを活かす活動はしていきたいですね。
インタビュー:MCH Verse Passの価値とは?
Q:改めてこのMCH Verse Pass発行の背景を教えて下さい。
回答:
まず、安心してMCHCを消費したり保有するためには安定した流動性が必要だと考えていました。
LPはいつでも引き出せるので、場合によっては自分の持っているトークンが無価値になってしまう可能性すらある。そのためにはLPトークンがBurnされ、永久流動性が生まれることはUXとして重要です。
また単純な感情として、LPトークンをBurnしてしまったらお祭りとして楽しいんじゃないかという雑談はよくしていました。
キャンプファイヤーは薪を燃やすし、花火は火薬を空で爆発させる。
どちらも価値のあるものを消費しています。LPトークンのBurnも同じエンターテイメントになるという感覚はありました。
Q:正直、70万円のBurnは正気の沙汰ではないと思うのですが、社内で反対意見などは出なかったのでしょうか?
回答:
出ませんでした。
1 ETH相当であれば、おそらくかなりの人数が気軽に参加してしまって希少性も薄れそうだし、発行するかどうか悩むという楽しさが減ってしまうのではという話がありました。
3 ETHという数字は、ペルソナとしていたアドバイザーの方に事前に確認して「3ETHだとちょっと迷うかも・・・」というリアクションが来たので即決しました笑
Q:またもう一つのクレイジーな点としては会社側の売上です。結局LPをバーンしてもそれは売上にならないと思うのですが、なぜそのような考えを行ったのでしょう?
回答:
MCH社はMy Crypto Heroesと同じビジョン「ゲームにかけた 時間も お金も 情熱も、あなたの資産となる世界」を掲げています。
この「資産」というのは、NFTの価値だけではなく、思い出や経験や知識など多様なものも含まれます。
そういった全ての価値はMCHCの時価総額に反映されると考えており、MCH Verse Passの発行はまさにその基盤である流動性を安定化させるものとしてリリースしました。
実際に7000万円がburnされ、ふわふわした定性的な”資産”が可視化されたのだと思います。
MCH社として、これこそがビジョンの体現であり、売上向上は最終目標にはしていません。
Q:重複する部分もありますが、ユーザーとMCH社の双方にとってパスは経済合理性に欠いたものと思いますが、この狙いとは何かあったのでしょうか?
回答:
DeFiやPlay to Earnの流行によって、経済合理的な選択を楽しむ遊び場がブロックチェーン上にたくさん生まれてきています。
それによってむしろ、一見非合理に見える行動を楽しむという合理性が生まれ得るのだと感じています。
先ほど例に挙げたキャンプファイヤーや花火も一見は貴重な資源を燃やしてしまう非合理な活動ですが、楽しい!しかもパスの場合、資金は流動性となってコミュニティの共有資産となります。
MCH社としては、こうやって一緒に燃え盛る火や花火を見上げた仲間を増やしながらコミュニティを拡大させていくこともまた一つの狙いでした。
Q:ズバリ!MCH Verse Passを活用した次の施策や予定はなんでしょう?
回答:
MCHは10名ほどの小さなチームですが、コミュニティに強烈な貢献をしているパスホルダーが100名以上います。
そしてまたそういった魅力的な方々にも惹かれるように500人、1000人、5000人と少しずつコミュニティを拡大していきたい。その促進のために、時にはインセンティブを用意すると思います。
パスを保有しているということがMCH社ならびに他社様からのダイレクトマーケティングの指標になるように、その名誉を高めていくことがMCHがすべきことだと思っています。
Q:MCH Verseも本格始動し、これまで以上に大きな枠での展開が出来そうですが、このようなことをやってみたいなどはありますか?
回答:
無人島買ってリアル農業クエスト・宝探し・クラフトやりたいだとか、意外と手の届く費用でできるMCH人工衛星を打ち上げてゲームに位置情報連携で取り込むだとか、パスよりもクレイジーな素案はいくつかあります笑
本当にこんなことをやっちゃうためにも、まずはマイクリやMCH Verse上のゲームたちをもっと大きくして資金もコミュニティも拡大させていきたいですね。その過程でも色々展開していきます。
Q:最終的にこのMCH Verse Passはどのようなものとなるのでしょうか?
回答:
MCH VerseのChain Colosseum Phoenix (チェンコロ) もNFTセールの売上全額を流動性提供に使うなど、今後のBCGにおける流動性プールの重要性や利用方法は議論が深まっていくと思います。
その重要性をいち早く理解してコミュニティに貢献していた証がパスであり、その名誉が機能している証拠がこれまで配布された沢山の特典です。
もう少し先のこととしては、こういった履歴がオンチェーン上のアイデンティティとしてゲーム内でも利用できたり影響を持つようになると思います。
まとめ
今回はMCH社のクレイジーを体現したMCH Verse Passのインタビューでした。
経済合理性とは逆行しながらも、本質の部分では経済的な価値やコミュニティの価値を表したものとなっており、非常に興味深いものとなっていましたね。
もちろんこの価値は今後も向上していくでしょう。
世界各国を見渡しても、他にはない価値証明を行ったものとなっているので、この価値向上のために動くマイクリやコミュニティの今後の展開にも注目です。
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