Compoundの始め方と使い方|ETHを貸し出して仮想通貨を稼ぐ方法
Compoundとは
仮想通貨のイーサリアム及び数種類のERC20トークンを貸し出すことのできるプラットフォームです。レンディングサービスと考えてもらうといいでしょう。
もちろんレンディングなので、貸した場合は利子を収益として獲得することができますし、借りた場合は手数料を支払うことになります。
使い方によっては確実に仮想通貨を稼ぐことができるため、レンディングサービスにも注目を行っておいた方がいいでしょう。小額でも行う事ができるので興味のある方は小さい額から試すといいと思います。
ここでは、このCompoundの始め方と使い方について紹介していきたいと思います。
始め方

まずCompoundを利用するためには、メタマスクとETHもしくはあり扱いのあるERC20トークン(BAT,REP,ZRX)が必要となります。
まだメタマスクが用意できていないという方は、「メタマスクの登録方法と使い方」を参考に準備を行ってください。ウォレットと連携して使用するので必須です。
ウォレットの作成が完了すれば、そのままCompoundにアクセスを行います。
ここまでが一通りの始め方になります。
使い方
大まかな使い方としては2種類あります。
- 通貨の貸し出し
- 通貨の借り入れ
この2つです。それぞれ分けて解説します。
通貨の貸し出し

画像は登録が終わった状態での画面となりますが、このままでは貸し出しを行う事は出来ません。貸し出す通貨を有効にする必要があります。
まずは画面の通貨の選択で貸し出しを行う通貨を決定してください。通貨の横には金利も書いてあるのでチェックしておくといいでしょう。

今回は一番オーソドックスなWETHを貸し出します。
WETHとは
ETHをERC20対応のチェーン上に置き換えるためのトークンです。通貨の価値はETHと1:1になるように構成されています。

次はこのWETHを使用できるように有効化を行います。下にスクロールを行う事で、ENABLE WETHというボタンがあるので、こちらをクリックして下さい。
メタマスクが起動しトランザクションの生成を求められるので、こちらを送信します。

有効化が完了することで、取引フォームに入力が可能となります。
ですがWETHの場合は取引を行う前にETHをWETHに変換させないといけません。変換は一番上部にある入力欄から行う事ができます。
変換する金額(ETH)を入力し、WRAPをクリックしてトランザクションを生成すれば、指定の金額がWETHに変換されます。その下にUNWRAPとありますが、これはWETHをETHに変換するときに使用するので、合わせて覚えておきましょう。
- 資金を入れるときはWRAP
- 引き出しを行うときはUNWRAP
このように覚えておくといいでしょう。
これで貸し出しを行う準備は出来ました。それでは貸し出しを行ってみましょう。

資金の貸し出し方法は簡単です。
まずは枠で囲っている貸し出しと書いてあるフォーム内に貸し出すWETHの量を入力してください。あとはSUPPLYをクリックしてトランザクションを生成すれば、貸し出しの申請は完了です。すぐに貸し出しが行われます。
また貸し出しを解消(資金の引き出し)を行う場合は、その下にあるWithdraw Balanceから行うことができます。こちらも使い方は同じです。

このように上部にあるメイン画面で保有しているWETHの量や貸し出し量、獲得金利を確認することも出来ます。英語が苦手にでもわかりやすいようになっています。
下のチャートは金利の推移です。現在は右肩上がりなので貸し手にはいい状況と言えそうですね。このような部分も貸し出すときは見ておきましょう。
通貨の借り入れ

借り入れは上部のタブをBORROWに切り替えて行います。
入力フォームの使い方などは、貸し出しの時とほとんど同じです。借り入れしたい通貨を選択し、借りたい金額を入力してBORROWをクリックするだけです。
返却時も貸し出し時と同じように、金額を入力してトランザクションを生成すればOKです。ただし借り入れの場合は注意点があるので、こちらを詳しく解説します。
借り入れ時の注意点
借り入れ時にはいくつかの注意点があります。
まずは担保の確保です。Compoundで借り入れを行うときは150%の資産を貸し出ししておかなければなりません。
こうなるとあまり使い道がなさそうな気がしますが、大きく預けておいて小額借りるということであれば、手数料を相殺し更には、利益が出るのだと思います。
またもう一つの注意点は、借り入れを行う時は、最初から借入金額の0.025%が手数料として乗せられます。かなり低額な手数料ですが、こちらはスパム防止のために設定されているものなので覚えておきましょう。
まとめ

Compoundの始め方と使い方を紹介しました。
非常に簡単にETHの貸し出しが行えるプラットフォームでしたね。同じようなものでETHLendと言うものがありますが、こちらの方が格段に使いやすかったです。
これまで企業しかできていなかったレンディングですが、このように個人でも手軽に行えるので、ぜひこのサービスもチェックしておくことをオススメします。
確実に仮想通貨を増やせる方法となっているので、今後も注目が集まるでしょう。
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