【レポート】Flowの現状と急成長するエコシステムの拡大について
Flowとは
Flowとはクリプトキティを開発したDapper Labs社のブロックチェーン。
近年イーサリアムチェーンにおいては、DeFiやNFTへの注目によりガス代の高騰が見受けられることから、この問題を含めあらゆるものを解決する手段としてリリースがおこなわれました。
近年ではレイヤー2などのチェーンも注目されていますが、Flowは独立したチェーン。
完全にETHネットとは切り離された存在となっているので、この点については理解をし、どのようなものを提供していくのかを覚えておくといいでしょう。
現状ではこのFlowを活用したサービスも多くなってきています。
- NBA Top Shot
- CryptoKitties
- GENIES
- NFL
特にNFTやゲーム関連での活用が主にメインとなっており、今後多くのユーザーが活用を行うジャンルのソリューションになりえるので現状のプロジェクトについて整理をしたいと思います。
トークンFLOWについて
FLOW概要 | |
---|---|
トークン名 | FLOW |
時価総額ランキング | 44位 |
循環サプライ | 306,893,775 FLOW |
総合サプライ | 1,378,211,739 FLOW |
※2021/10/25時点
FLOWは、Flowブロックチェーン上のネイティブ通貨です。
もちろんですが、Flowブロックチェーン上に存在するアプリでの決済を行えるほか、アプリが起動するための燃料(ETHでいうガス代)の役割も果たします。
また開発者やバリデータ・ユーザーがFLOWのネットワークに参加し報酬を得るためにも活用される通貨となっているので、プロジェクトの大きな基盤になる活用も。
さらにはこのFLOW所持でガバナンスへの参加も可能となっています。
トークンの活用例まとめ
- Flowアプリ上での決済
- アプリの動力となるためのガス代
- エコシステムのインセンティブ
- ガバナンスへの参加券
またこのトークンの入手はいくつかの方法があります。
- 取引所からの入手
- ステーキングの報酬
より一般的な入手法は上記となるので、興味のある方はバイナンスなどの取引所からの入手を行い、その後ステーキング可能なウォレットを使い運用してみると面白いと思います。
Check:Blocto Wallet|Flowのステーキング方法
プロジェクトの現状
では現状のプロジェクトの現状を見ていきましょう。
2019年にFlowの開発がスタートし、2020年には話題にもなったNBA Top Shotのリリース。
その後も多くのNFT関連プロジェクトにFlowの活用が行われ、現在では大手企業を含む数十社とのプロジェクトにこのFlowが活用される予定となっています。
※エコシステム内全体ではこれ以上の数のプロダクトが登場中
また現在はFlowの活用は始まったばかり。
上記の画像を見るとわかりますが、もともとFlowが活用をメインで予定していたコレクタブルやゲームだけでなく、今後はDeFiやツールなどの分野にも活用される予定です。
そういった意味でも、イーサリアムに変わる新たなネットワークの選択肢の1つとしてFlowの採用もどんどん検討は行われてくるでしょう。
エコシステムの成長
またFlowを取り巻くエコシステムも成長の一途をたどっています。
特にこちらは2020年の12月以降から現在までで600以上のものがFlowブロックチェーンを活用し、新たなるプロジェクトの開発を行っているのが現状です。
先ほど紹介したようにこのプロジェクトのジャンルは多岐に渡ります。
- 音楽
- ファッション
- コレクタブル
- ゲーム
- ウォレット
- 開発者ツール
さらにはこの中でどれほどのユーザーが存在するのかという視点では、ウォレットのユーザー数を確認しておくのがわかりやすいと思います。
次はこのウォレットユーザー数の推移について見ていきます。
なお、Flowを活用するプロジェクトは以下で確認することが可能です。
ウォレットアカウントの推移
上記はFlowウォレットのアカウント増加の推移です。
また上記のグラフにはDeFiが注目された”DeFi Summer”での対象ウォレットの推移も表記されていますが、Flowウォレットの増加率はDeFi Walletよりも上。
日本ではそこまで印象はないかもしれませんが、ここまでFlowは広がっています。
この要因としてはNBA Top Shotのローンチです。
こちらはNBAの試合のワンシーンを動画NFTに落とし込んだものとなり、当時は数個のNFTセットで9ドル~公式での販売が行われていました。
しかし蓋を開けると、このアセットが飛ぶように売れる事態に。
特に公式での販売は、連日アセットの購入ができないユーザーが続出(一時は当選率5%など)となり二次流通価格もどんどんと上がっていったのを覚えています。
その噂のせいか、NBA Top Shotの登録者も増加。
結果的にFlowのウォレットを活用するユーザーが”DeFi Summer”の勢いを上回ることとなり、Flowウォレットが市場に普及する要因ともなりました。
トランザクションの処理速度も証明
このNBA Top Shotのブームによってトランザクションの処理速度も証明されています。
上記はFlowを始めとする仮想通貨プロジェクトのトランザクションの処理実績を表したものとなりますが、Flowは数千万件のトランザクションを処理したことがわかります。
実際この段階においても、Flowのネットワークはフル稼働しているとは言えない状態。
もちろんローンチから1年ほどしかたたないプロジェクトでありながら、このような処理を実現するのは圧倒的ととらえることもできるでしょう。
この実績もあり、Flowは投資家の注目も集めています。
実際にすでにFlowは様々な投資家から7億ドル以上の資金調達も完了しており、今後のエコシステムの発展に寄与していくことが予想されます。
※投資額はDapper Labsへの投資を除く
環境問題について
またNFTやブロックチェーンでよく取り上げられる環境問題。
正直まだソースが不足している部分もありますが、この分野においては日夜海外を中心に深く論議されているテーマと1つといえるでしょう。
ただこちらにおいてもFlowはエコな設計となっています。
1時間当たりのエネルギー消費 | |
---|---|
Bitcoin | 110,000GWh |
Flow | 1GWh未満 |
FlowではProof of Stake(PoS)のコンセンサスを使用するので、エネルギー消費量もその他の仮想通貨プロジェクトと比べて圧倒的に低いことも特徴。
そのため大手企業もこのFlowの活用に踏み切るということがあるかもしれません。
※ETHも今後このPoSに移行予定
市場が抱えるクリティカルな問題に対しても、Flowは率先して解決の道を走っているので、そういった面からも多くの企業・ユーザーから信頼を獲得していくと思われます。
Flow関連の便利ツール
最後にFlow関連の動向を探るのに便利なツールを紹介します。
それがFlowverseです。
このツールについては、以下を把握することができます。
- Flow上のプロジェクト
- DropされるNFTの情報
- 各プロジェクトの取引高ランキング
- 独自のエアドロップ情報
これ以外にもよくある質問や投資家の情報も確認可能です。
各Flowプロジェクトの動向についてはこちらで確認することができるようになっているので、興味がある方はこちらも合わせてチェックしてみて下さい。
まとめ
Flowを取り巻く現状とエコシステムの拡大についてまとめました。
色々なことがあり急速な発展を遂げているFlowですが、2020年から本格始動したとこを考えると、このエコシステムはまだまだ発展していく可能性が高いです。
というより、序章過ぎて正直今後の想像はできません。
この市場の成長速度は他の業種に比べても圧倒的なので、Flowがこの進化についていくのか、または引っ張っていくのか、それとも追いつけなくなるのか…
もちろん開発メンバーや出資メンバーの知見などを合わせれば、将来性も非常に期待できるプロジェクトなので、今後の進展についてもチェックしておくといいと思います。
また現状のエアドロップは参加して損はないので、こちらも要チェックです!
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