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バンクシーの作品がNFTに?新しい価値の創造は成功するのか?

バンクシーのアートが焼却し、NFTとして発行される計画が実行に。前代未聞のプロジェクトは新たな価値を創造することができるのでしょうか。

Information

弊サイトで掲載される記事内には取引所のプロモーションを含むものがございます。

また掲載プロジェクトのプロモーションについては個別で記載いたします。

バンクシーの作品がNFTに

まずは上記の衝撃映像をどうぞ!

この動画で燃やされてたのは、バンクシーの「Morons」という作品。

「Morons」を購入して燃やしたとされるのは、ブロックチェーン企業の「Injective Labs」と発表されており、今回はこの作品をNFTにしたよう。

※Injective Labs=Injective Protocolの運営

Injective ProtocolのUddin氏いわく、

「最近ではデジタルアートが人気を集めていますが、このイベントは、物理的なアートワークをユニークなデジタル資産に変えた最初の大きな事例」とのこと。

また「このプロジェクトはブロックチェーンが物理的なアート資産の代わりになる能力を検証するものだ」との発言を行っています。

この発行されたNFTについては、NFTマーケットのOpenseaで4日に競売予定。

ここでの収益については、慈善団体に寄付される予定となっています。

Check:Openseaの使い方を紹介

Opensea公式

燃やされた作品は本物か?

バンクシー Morons

燃やされた作品である「Morons」は、正真正銘のバンクシーが手掛けた作品。

バンクシー作品認証機関であるPest Controlの認証も得ているものとなっており、CBS NEWSもこのInjective Labsが作品を購入した形跡も確認しています。

バンクシー Morons 焼却中

ただ個人的な考えでは、燃やしたもの=購入したもの?という疑問も。

正直この部分に関しても、証明がないので、何とも言えないと思っています。

作品の焼却・NFT化での価値は上がる?

これについては、同じバンクシーの例で面白いものがあるので、こちらも。

上記は2018年に開催されたオークションでの出来事。

「風船と少女」はバンクシーの作品の中でも、当時最高落札価格と言われた、約1億5500万円で落札されることとなりました。

ただ落札のアラームが鳴ると同時に、額縁に仕込まれたシュレッターが作動。

瞬く間にして、この作品の半分が裁断されることとなったのです。

バンクシー自体、オークションには否定派で、「オークションで競売にかけられることに備えて、作品の中に数年前、シュレッダーを潜ませていた」とコメント。

ただ皮肉なことに、この事例は世界中から注目を浴びます。

そのため、専門家によると、この裁断されたアートの価値は一気に倍近くに上がったのではないか?と言われています。

ただ注意したいのは、この例はバンクシーの意思で作品を破壊したということ。

この後にバンクシーの作品の所有者が同じことを試みたようですが、この場合は、事実上作品の価値がなくなったと言われています…

そう考えれば、今回の件がどうなるかはちょっと微妙かもしれませんね。

Moronsは1050点存在

バンクシー Morons 2006 2007

また、今回焼却されたMoronsは、全部で1050点存在します。

  • 2006年=100点販売
  • 2007年=950点販売

今回燃やされたものは、シリアルが#325のアート。2007年のモデルも種類があるとは言えど、豊富な点数は残ってそうですね。

こちらもどのように価格に影響するのか見ておくと楽しそうです。

オマージュ作品で100万ドルの稼ぎも?

バンクシー Morons オマージュ

これまでは、ちょっと否定的でしたが、次はポジティブな情報も。

すでにバンクシーの作品をモチーフにした作品は、NFTアートとして販売された実例もあります。しかも、あるアーティストは100万ドル近くを稼いだとも。

オマージュでこの価格なので、今回は初の試みと考えるとわかりませんね。

この辺が、今言われているバブルと言えばそうなんでしょうけれども、今の波があるからこそ、どのような価格がつくのかは楽しみとなっています。

作品は228.69ETHで落札

注目のオークションが遂に終了。

この結果としては、発行されたNFTは228.69ETH(約4000万円)で落札という結果に。個人的にはかなり高騰した印象ですが、皆さんはどうでしょうか。

また注目点としては、このNFTが今後この価値を保つことができるのか。

今回は一時的な話題でアートの価格が高騰した可能性もあるので、これが保てるかどうかも今後の作品の本質的な価値を図るのには重要となるでしょう。

こちらも楽しみなので、この後の情報も追っていきたいですね。

まとめ

まとめ

ちょっと面白い話題でしたね。

バンクシーの作品自体は、購入時約1000万円。NFTは1枚発行でしたが、4000万円の落札はバブルの影響なのか、本質的な価値がついたのかはまだ判断しづらいです。

実験としては、もちろんこちらは面白い内容と思いました。

また新しい価値の創造としては、今回のオークションの結果もですし、話題を集めたという点においても成功したと言えるのではないでしょうか。

ただ本質的な価値は、今後ついてくるものと思います。

この動向も本当の価値創造ができたのか?と言う部分には重要な内容になってくると思うので、こちらの推移も注目していくと面白いと思います。

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