Gas Estimation|EIP1559対応のガス代チェックツールの使い方
ETHのガス代の仕様が変更
How full blocks are in a range of EIP 1559 blocks from today, versus in a simulation from two months ago that assumes fairly uniform but random tx activity and realistic block production.
— vitalik.eth (@VitalikButerin) August 6, 2021
It actually looks pretty similar! pic.twitter.com/2e4wZlOq7H
EIP1559でイーサリアムのガス代の仕様が変更されました。
これまでは一括りでガス代を設定すればOKだったのですが、このEIP1559のガス代の仕様においては2種類のガス代の合算(MAX Fee)が請求されます。
※EIP1559=イーサリアムのアップグレードのようなもの
- ベースフィー
- トランザクションを通すために必要なガス代
- プライオリティフィー
- トランザクションの処理を高速化させるためのチップ
以前はガス代を知るためにはETH GasStationなどを活用していましたが、こちらはEIP1559に対応していないため、最新のガス代設定を行いにくい状態。
そこで今回はEIP1559に対応しているガス代チェックツールのGas Estimationの使い方について紹介を行っていきます。
以前との違い
まず最初に分かりやすいよう今のガス設定を拡大しました。
上記の画像を見ると分かりますがEIP1559後のガス代は2種類表示されており、トランザクションの処理を早めるためにはpriority feeの調整が必要。
しかし以前のガス代チェッカーでGasを確認してその数字を入れるとMAX Feeがとんでもなく高くなる(入力ミスになる)ので気を付けておかないといけません。
※厳密には不必要なガスは返却される仕様
そのためトランザクションの処理速度を変化させる場合は注意しておきましょう。
ガス代を把握するには?
EIP1559のガス代を把握するにはGas Estimationがおすすめです。
こちらであればEIP1559のガス代もリアルタイムで変化するようになっているので、現在のガス価格を把握するには最適なツールとなっています。
※ただツールのMAX Feeは高めに表示
今後メタマスクなどのウォレットでガス調整をしたい方は、こちらのサイトをチェックしてトランザクションの申請を行ってみるといいでしょう。
Gas Estimationの見方・使い方
まずこのツールの見るべきポイントは3点!
- priority fee
- max fee
- Base Fee
ガス代に関わる項目はこの3点なので、しっかりと見ておきましょう。
ガス代の計算式
priority fee + Base Fee = max fee
例としてメタマスクで入力できる項目は、priority feeとmax feeです。
先ほどはトランザクションを早めるためにはpriority feeを調整と言いましたが、max feeを調整しても大丈夫です。
こちらは上記のツールを見て入力しやすいものを変更しましょう。
priority fee
プライオリティフィーはマイナーへのチップです。
こちらが高い人からトランザクションの処理は優先されますが、ベースフィーの設定が足りないとトランザクション処理は優先されないので注意が必要です。
max fee
マックスフィーはpriority feeとBase Feeを足したものです。
Gas Estimationで表示されているmax feeは最低ガス量よりも大きくなっているので、微調整をする方はベースフィーを確認するようにしましょう。
Base Fee
ベースフィーはトランザクションを通すために必要な最低限のガス代です。
このベースフィーとして請求されたETHはバーン(焼却)される仕組みとなっており、ETHの供給量の調整が行われるものとなっています。
ガス代の設定が高すぎた場合
またガス代の設定が高すぎた場合もEIP1559なら大丈夫。
上記の画像は高めの処理を出した時のトランザクション履歴ですが、設定したガス代よりも支払ったガス代の方が安くなっていることが分かります。
以前であれば高ガスを設定した場合は、全て消費されていました。
ただEIP1559の仕様では高すぎるガス代を設定してしまった場合でも、余計なガス代は請求されないので、こちらは嬉しいポイントとなりそうです。
※状況によっては消費されることもあるので微調整もオススメします
EIP1559以前のガス代も確認可能
ちょっと豆知識ですが、EIP1559に対応していないガス代も確認できます。
こちらはガス代の表示画面の右上にあるEIP1559のつまみをオフにすれば前の仕様のガス代を確認することが出来るので状況に合わせて利用しましょう。
特に現在はまだEIP1559に対応していないウォレットがほとんど。
※おそらくデフォルトではメタマスクのみ
このように両方のガス代が確認できようになっているので、色々なウォレットを使っている場合も対応ができスムーズにガスの設定が行えると思います。
まとめ
EIP1559のガス代に対応したGas Estimationの解説でした。
特に利用者の多いメタマスクはすでにEIP1559のガス代設定の仕様に変わっているので、利用を行っている方はこのツールの使い方も覚えておきましょう。
何かしらのセール参加時などには重宝しそうです。
使い方なども簡単なので、ぜひこちらは利用を行ってみて下さい。
Check:メタマスク|ウォレットの使い方を解説
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