仮想通貨の管理を徹底!ウォレットの必要性と安全な資産運用方法
あなたは自分の仮想通貨を安全に管理できていますか?
2018年から、仮想通貨取引所を狙ったハッキングが度々ニュースとなりました。
年明けにはコインチェック、9月にはザイフと日本の中でも大手取引所と言われるところが被害を受けています。
もちろん取引所の管理体制が悪い。と言ってしまえば、それで終わりですが自分の大事な資産を他人に預けっぱなしと言うのもどうかと思います。
手間になるからと取引所に資産を預けておく気持ちもわかりますが、万が一のことを考えると資産はやはり、自分で管理しておく方が一番安全と言えるでしょう。
ここでは資産管理の徹底に必要なウォレットの必要性と安全な資産運用方法について、ダプマなりの見解を述べていこうと思います。
仮想通貨取引所の現状
トレードしかしないからウォレットは取引所が発行しているものを使っている。そういった方も多くいると思います。
しかしそれは一番危ないです。
日本でも現在運営を行っている業者は、本格的な金融の運営ノウハウがあまりないところが多いと言えます。
ここ最近でやっとSBIなどの、金融経験豊富な取引所が設立されてきていますが、元からあったコインチェックやザイフ、ビットフライヤーなど最善の策を尽くしているとは思うのですが、金融庁の指摘が入るなど現状はご覧の通りです。
3月 行政処分対象の業者(※株式会社の表記を省略) |
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ミスターエクスチェンジ |
バイクリメンツ |
ビットステーション |
FSHO |
GMOコイン |
テックビューロ |
コインチェック |
4月 行政処分対象の業者(※株式会社の表記を省略) |
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LastRoots |
エターナルリンク |
FSHO |
ブルードリームジャパン |
BMEX |
みんなのビットコイン |
6月 行政処分対象の業者(※株式会社の表記を省略) |
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ビットポイントジャパン |
BTCボックス |
テックビューロ |
ビットバンク |
bitFlyer |
QUOINE |
FSHO |
日本で仮想通貨交換業をとっている業者のほとんどが、このような行政処分を受けているため、セキュリティー面などまだ万全でないということが分かります。
そのようなところに大事な資産を預けておくのは危険と思いませんか?
と言うよりも、現にハッキングもされているため取引所が安全でないことは、ご理解されている方が多いと思います。
そこで手軽で安全に管理できる方法としては、自分でウォレットを作成して仮想通貨を管理するということです。
ウォレットの必要性
ウォレットが100%安全と言うわけではありません。
ただウォレットの場合はオンラインから切り離された状態で使用することが多いため、ハッキングの対象にはなりにくいと言えます。
取引所では流動性を保つために、一定量の仮想通貨をホットウォレットで管理しており、常にオンラインで管理されているため狙われやすくなってしまいます。
そもそも管理している通貨の量も違うので、個人で管理しているウォレットであればハッキングを行って仮想通貨を奪うなんてこともするとは考えにくいです。
個人でウォレットを作成し管理を行うだけでも、ハッキング等の被害に遭う可能性は格段に減ることでしょう。
ただ取引を行うたびに取引所に送金して、またウォレットに戻すなんて面倒!と言う人もいると思います。その点についての改善案も提示しておきます。
安全な資産運用方法
簡単にできる安全な資産運用方法は2つあります。
- 最低額だけデポジット
- DEXの利用
これだけ行えば完璧!と言うわけではありませんが、現状の中でも安全に資産運用を行える方法になるので、覚えておきましょう。
最低額だけデポジット
基本的には既存の取引所を使い続ける場合は、取引を行う最低限の額だけデポジットするようにしておきましょう。
頻繁に取引を行わないのであれば、全てウォレットに管理しておいても大丈夫です。よく取引を行う量のみ取引所にデポジットを行っておき、残りはウォレットに保管しておくことで、万が一の場合も被害を最低限に抑えることができます。
動かす予定の無いお金は出来るだけウォレットに入れておいた方がいいという事です。
一気に取引を行うときは送金の手間があるかもしれませんが、この1年以内に国内でも2件の大型ハッキングが行われていることを考えると、多少の手間はかけてでも、安全に資産を管理した方がいいと思います。
DEXの利用
使用する取引所を分散型取引所(DEX)に切り替えるのも1つの手です。
DEXの中には、ログイン時にウォレットを直接つないで取引を行う事が出来るものもあるので、安全に仮想通貨のトレードが行えます。
このDEXでもハッキングの報告を聞くことがありますが、そのようなDEXは基本的に顧客の資産が奪われるのではなく、流動性を確保するために取引所がデポジットしている通貨がハッキングにあっていると言えます。
同じハッキングに遭うという点でも、対象が違うのでこの点については覚えておきましょう。この違いは資産を守る上ではかなり重要だと思います。
ただDEXの場合は、ほとんどがETH系の通貨しか扱っていないため、持っている仮想通貨によっては対応していないこともあるので、その点については注意してください。
まとめ
ウォレットの必要性と安全な資産運用方法について紹介しました。
これだけトラブルが起こり続けているので、間違いなくウォレットは準備しておいた方がいいでしょう。手軽に行える仮想通貨の資産管理として最も効果的です。
ただしウォレットを使用する場合は、パスワードや秘密鍵と呼ばれる重要なものもあるので、そちらも含めてきっちりと管理を行ってください。
そこまで徹底しておけば、外部要因で資産を失うということはなくなります。
ウォレットはアプリでも簡単にインストールできるものが多いので、こちらをうまく活用する事で、快適かつ安全に資産の管理が行えます。
ダプマではETH系にはなりますが、ウォレットをいくつか紹介しています。「ウォレットの特徴を比較している記事」もあるので、こちらも合せてご確認ください。