【特別インタビュー】Animoca Brandsの日本進出と今後の展望とは
アニモカブランドにインタビュー
アニモカブランドの特別インタビュー!
今話題のブロックチェーンゲームであるF1®Delta Timeを始め、多くのゲームを手掛けている期待の開発会社なので、こちらは要チェックです。
アニモカブランドから見た日本のブロックチェーン市場はどう映っているのか。
また今後の展望や日本でどのような立ち位置を目指していくのかなど、表面上では見ることのできない内容を質問してみました。
かなり読みごたえがあると思うので内容はチェックしてみてください。
インタビュー内容
インタビューの内容は以下の通りです。
- 自己紹介・業務内容
- 提携の狙いと日本進出
- ターゲット層
- アニモカブランド・海外から見た日本市場
- 日本のマーケット作りで重要視する点
今回インタビューを行わせていただいたのは、アニモカブランドの戦略的パートナーシップ担当ディレクターの金井さんです。
自己紹介・業務内容
Q:まず自己紹介と簡単な業務内容について教えてください。
A:はい。まず私の経歴としては米国トヨタ、米国ソニーで勤務を行っており、昨年の秋ごろにアニモカブランドの会長に誘われ、ジョインさせていただきました。
業務内容としては、これまでの経験をもとに多くの企業とのパートナーシップ締結を進める役割を務めさせていただいています。
提携の狙いと日本進出
Q:アニモカブランドはこれまで多くの提携や買収を行っていますがその狙いはどのようなことがあげられるでしょう。また日本企業との提携の可能性は?
A:従来よりアニモカブランドは多くのキャラクターのライセンスを保有し、多くのゲーム開発を行ってマーケットのシェアを拡大してきました。
従来のノウハウや繋がりを最大限に活かすために、やはり色々な企業とも提携を行って、マーケットの認知拡大につなげていきたいと思っています。
もちろんこれまでのパートナーの中には、日本の企業も含まれているので、今後ブロックチェーンゲーム開発においての提携の可能性も否定できません。
ただ実際には、マーケットのシェアを取っていきたいという気持ちよりも市場が全然広がってはいないので、協業などでマーケットを広げることが先決だと思います。
Q:何かしらのライセンスを使ったBCGが出る可能性も?
A:もちろんその可能性はあります。
ただそのためには、まず現状作成しているゲームで成功例を作ってから色々なライセンスホルダーの企業に提案していく形となるでしょう。
また各国の法律に基づいたブロックチェーンゲームの制作を行わないといけないので、それらの面も踏まえてじっくり精査していきたいと思います。
ターゲット層
Q:有望なタイトルが続々と発表されていますが、具体的に狙っているターゲット層があれば教えてください。
A:ターゲットは、スポーツが好きな人からブロックチェーンという技術に対する興味が持っている人まで幅広く考えています。
現在関わっているF1®Delta Timeを始め、MLB Championsなど、ブランディング色が強いタイトルは、ブロックチェーンの市場でも一定のユーザー層が同じであると考えており、ブランド認知・ユーザー獲得には成果が見込めています。
また、サンドボックスは誰でも簡単に遊べるように、NFTアイテムを作成できるツールを提供したりなど、できるだけ多くの方に楽しんでもらえたら幸いです。
開発を行っている他のタイトルについても、誰でも手軽くて遊べるように、低い入口を意識をしながらゲーム開発を行っていますので、楽しみにお待ちくださいませ。
Q:確かにF1®Delta Timeの落札額は話題になりましたね。
A:F1のブランディングを損ねず、ブロックチェーン市場に大きなインパクトを与えられたことを合わせみて、いい出だしを切れたと思います。
弊社の手掛けるゲームは、多くの層に認知してもらうことを1つの目標としていますので、F1のブランドが多くのユーザーにリーチできたことはとても嬉しいです。
Q:手軽にという意味ではスマホ対応は考えていますか?
A:もちろんスマホに対応することも考えています。
ただ、アプリでリリースとなると現状ではGoogleやアップルの審査も厳しいので、様子を見ながら進めていこうとしているところです。
アニモカブランド・海外から見た日本市場
Q:アニモカブランドや海外から見た日本市場のイメージはどうでしょう。
A:こちらは3つの項目で分けて回答させてもらいます。
まずは市場規模です。
市場規模については日本はブロックチェーンゲーム大国と言っていいほどのイメージを持っているので、最優先に考えているマーケットの1つです。
また日本と同じく韓国も熱量のあるユーザーが多いので、すでにサンドボックスなどは韓国の大手企業との提携も行いました。
2つ目はユーザーです。
日本がブロックチェーンゲーム大国である背景としては、ゲームに対するリテラシーが高いことがあげられます。
ただその分、ゲーム性の充実と言った部分が要求されてくると思うので、この点については細心の注意を払ってゲーム開発に取り組んでいっています。
ただブロックチェーンゲーム以外には、すでに日本でもリリースした経験もあるので、これらのデータを考慮しても勝算はあると思っています。
最後は開発・運営についてです。
いくつかの日本企業に対して調査なども行いましたが、やはり素晴らしい実績やゲーム内容となっていると感じています。
まだ色々テスト段階かとは思いますが、アニモカブランドもこれらの企業と上手く協力できる部分があれば、面白いこともできそうです。
日本の開発会社と話しをする機会もあるので、上手く協力して日本のブロックチェーンゲーム市場にも貢献してい行きたいと思っています。
日本のマーケット作りで重要視する点
Q:日本のマーケット作りで重要視している点について教えて下さい。
A:やはり楽しいゲームを作ることです。
ブロックチェーンがどうだなどの技術は置いておいて、まずはこのゲームの面白さがないとユーザーを満足させることはできないと考えています。
弊社はすでに400種類以上のゲーム作成の経験があるので、これらのデータをもとに満足いただけるゲームを作成していきたいです。
日本のユーザーに一言
インタビューの閲覧ありがとうございます。
アニモカブランドで開発を行っているF1®Delta Timeなど色々なゲームがリリース予定なので、情報のチェックやリリースされた場合は、ぜひ遊んでみてください。