【2月】Web3ゲーム月間レポート:力強い市場の成長と持続する課題
本レポートについて
本レポートは、FootprintのGameFiリサーチページの情報を元にコミュニティや弊メディアが一部加筆、編集を加えたものです。
また本レポートはオンチェーンデータに記録されたものを参照しています。
そのため、アプリ化などを行いオフチェーンで遊ぶ形式のブロックチェーンゲームのデータは参照できないため、あらかじめご了承ください。
GameFiデータ前書き
2024年2月、ブロックチェーンゲーム分野は、暗号通貨価格の上昇とアクティブユーザーの急増に牽引され、顕著な拡大を経験した。
しかしこのような進歩にもかかわらず、業界は、取引量と取引指標が期待よりも遅れをとっており、エンゲージメントと保持を維持する上で継続的な課題に直面している。
この問題に対し、多くのWeb3ゲームはすでに次の手を模索している。
具体的にはWeb2ゲームスタジオのようなコンテンツクリエイターとのパートナーシップを通じて成長機会を積極的に追求してるのが現状だ。
この施策はエンゲージメントやエコシステムの拡大に中心的な役割を果たすだろう。
これらの施策は今後のWeb3ゲーム業界の発展には不可欠なものとなっており、今後の市場拡大を行うための一手を担うものとなるため、業界の動向にも注目すべきである。
11月版!Web3ゲーム月間レポート
2月の仮想通貨市場
2024年2月、ビットコインとイーサリアムは目覚ましい成長を見せる。
BTCは46.5%の急騰を見せ、2021年第4四半期以来初めて60,000ドルの大台を突破し、62,404ドルで取引を終えた。
この数字は史上最高値に9%と大きな近づきを見せる。
またETHは48.1%の上昇と、BTC上回る成長を見せ、3,383ドルで2月を終えた。
2月の暗号通貨市場の大幅な上昇は、複数の要因が考察される。
米国で新たなビットコインETFのスポットが導入されたことで、2月だけで総額60億ドルという巨額の資金が流入し、投資家の強い信頼と、実行可能な価値貯蔵手段としての暗号通貨へのシフトが示された。
さらに、3月のイーサリアムのネットワーク・アップグレードや4月のビットコイン半減イベントへの期待も価格上昇に寄与したと考えられる。
しかし、インフレ懸念や米連邦準備制度理事会(FRB)の政策など、より広範な市場の動きが、継続的な成長に課題をもたらす可能性がある。
2月のインフレ率の上昇は、米国で予想される利下げが今年後半またはそれ以降まで延期されるリスクを示唆している。
Web3ゲーム市場全体
2月のデイリーアクティブユーザーも増加傾向にある。
1月と比べると最高で約30%増の270万人のDAUを記録しており、より多くのプレイヤーをこのWeb3市場に参加させることに成功したと言えるだろう。
これによりゲームトークンの時価総額も54.0%と大幅な上昇を見せている。
しかし、ユーザーのエンゲージメントやリテンションには課題も。 上記のデータが示すように、取引量とトランザクションのパフォーマンスはユーザー数増加に比例した伸びとは異なる動きを見せており、若干の遅れを感じる。この定着するユーザーの獲得が、依然としての課題と言えるだろう。
Web3ゲーム市場のより広範な文脈では、他のブロックチェーン分野、特にゲーム内NFTへの影響の拡大がますます明らかになっている。
その一例が、STEPNのFind Satoshi Labが開発したGas Heroだ。
すでに順調にユーザーも獲得し、好調な歩みを見せていると感じられていたが、大きな問題に直面したため、ゲームはクローズドβに差し戻された。
それにより、NFTの取引量は87.2%減の1,230万ドルと大幅な下落を見せた。
この急激な落ち込みは、NFTマーケットプレイスであるPolygonとMooarのNFT取引に大きな影響を与え、NFT取引量はそれぞれ80.8%と87.2%減少している。
Web3ゲームチェーン
MActive Gamers Shared by Chain
2月の利用されるゲームチェーンの割合は上記の通り。
Ronin、BNB Chain、Polygonがそれぞれ29.1%、13.4%、13.1%のシェアを獲得し、ユーザーアクティビティをリードしている。
取引量ではイーサリアム、BNB、Roninが上位を占めた。
また今後はさらに有望視されるチェーンも登場するだろう。
特に韓国のWeb3ゲーム開発者は規制上の課題に対応するため、コンテンツクリエイターと協力し、グローバル市場を積極的に追求している。
その中で注目すべきはOasysだ。
このチェーンはーム開発者向けにレイヤー1とイーサリアムベースのレイヤー2ネットワークの両方を提供し、韓国企業とのパートナーシップも提携している。
- Com2uS
- 韓国の大手ゲーム開発会社
- Metabora SG
- KakaoのWeb3ゲーム部門
ゲームとブロックチェーンプラットフォームの相互成長によるエコシステムの拡大も戦略的なアプローチとなるため、今後の動向には注目しておきたい。
この相互成長における直近の代表はPixelsだ。
Web3農業ゲームであるPixelsは、2023年10月下旬にPolygonからRoninに移行し、Roninの優れた相互運用性とマーケティングサポートを活用した。
この移行により、ゲームの知名度とオンチェーン活動が促進され、Pixelsは2月に150万以上のオンチェーン・インタラクションを記録。
100万ユーザーのマイルストーンを引き寄せるものとなった。
この成長はRoninに利益をもたらし、このようなパートナーシップの相互の利点を象徴するものとなっている。
さらに、Pixelsは2月にPIXELトークンをローンチ。
この時には、RoninのRONトークンをステークしている人を対象に2000万PIXELのエアドロップを発表し、Roninのサポーターに報いた。
Web3ゲームの概要
Monthly Active Blockchain Games
2月のアクティブなブロックチェーンゲームの数は2,880タイトル。
ただし問題としては、前述した通りDAUは約30%近くの伸びを見せているが、1,000人以上のユーザーを持つゲームのシェアは8.3%から7.9%に減少した。
アクティブなゲームの拡大は、強気市場の中でも難色を見せている。
このことからわかるように、ブロックチェーンゲームのごく一部だけが、拡大するプレイヤー層を惹きつけることに成功しているようだ。
その中でゲーム知的財産(IP)を拡大しているゲームも多い。
韓国のモバイルゲーム開発会社Bali Gamesは、Roninブロックチェーン上でマッチ3RPG「Axie Champions」のローンチに成功した。
このゲームは、Axie Infinityの開発者であるSky Mavisとのコラボレーションにより、人気のAxie Infinity IPを利用している。
ゲームに参加したプレイヤーには$AXSトークンが報酬として与えられる。
一方、新しいゲームの登場も市場を活気づけている。
FPSゲームのMATR1X FIREは2月にローンチされ、すぐに40万人以上のデイリーアクティブユーザーを魅了した。
MATR1Xはプラットフォームとして、人工知能(AI)、Web3、eスポーツを組み合わせ、革新的なゲーム製品を生み出している。
ゲーム投資と資金調達
Web3 Gaming Industry Funding Rounds In February 2024
2月には19のWeb3ゲーム部門を対象とした資金調達が発表。
合計の獲得金額は8,360万ドルとなっており、業界の継続的な魅力と、ブロックチェーンゲーム分野への投資家の継続的な信頼を裏付けていると言えるだろう。
しかし観測された調達の89.5%が1,000万ドル未満の金額。
これにより投資家は、より慎重な投資戦略を練っていることが分かる。
ただMatr1x FIRE、Pixelsなど新興勢力が新たな資金調達を獲得し、その他にも多くの企業が盛り上がりを見せているため、依然としてWeb3ゲームは注目のセクターと言えるだろう。
今回を見てもわかる通り、ゲームの中でも様々なジャンルが注目されている。
いち早い動向を察知するためには、今後通常のゲームだけでなく、プラットフォーム、ギャンブルなど幅広い視野でこの業界が成長を見ていくことも重要となりそうだ。
本レポートについて
本レポートは、FootprintのGameFiリサーチページの情報を元にコミュニティや弊メディアが一部加筆、編集を加えたものとなっています。
フットプリント・コミュニティは、世界中のデータと暗号の愛好家が、Web3、メタバース、DeFi、GameFi、あるいはブロックチェーンの発展途上の世界のその他の領域について理解し、洞察を得るために互いに協力し合う場所です。
ここでは、活発で多様な声がお互いを支え合い、コミュニティを前進させることができます。
データ掲載中!GameFi・NFTピックアップニュース
暗号資産(仮想通貨)のお得情報! | |
---|---|
キャンペーンまとめ | 取引所キャンペーン |
0円で始める投資術 | 無料で暗号資産を入手 |
無料でビットコイン | BTCが貰えるサービス |
無料でETHを獲得 | ETHが貰えるサービス |
即日買える取引所 | 購入まで一番早い取引所 |