NFTの活用事例!意外と知られていないトークンの使い方とは?
NFTはゲームだけじゃない
NFTと言えばブロックチェーンゲームのアイテム!
そう思われがちですが、近年では、これらの活用方法以外にも、様々な仕様事例が出てきており、さらに今後の活用幅が広がってくると思われます。
すでに大手のNIKEなども、このNFTを活用。
特に日本国内では、「NFT=ゲームアイテム」という認識が主となっているので、今回はその他の活用事例もあるよーということを知るキッカケになればと。
NFT×DeFiの解釈なども変わってくるはずなので、ぜひご確認ください。
コレクションとしての活用
【その絵に宿るゴーストを証明せよ】 #攻殻機動隊SAC_2045 全世界配信を記念して、#Anique では、イリヤ・クブシノブが描いたデジタルアートを共同保有するプロジェクトをスタート
— 攻殻機動隊 SAC_2045 公式 (@gitssac2045) May 20, 2020
唯一無二のナンバーが刻まれた、君だけのアイテムを手に入れよう!
▶︎https://t.co/J74ZCvQvec
まず1つ目はデジタルアート(コレクション)としての活用です。
こちらは多くの方がご存じだと思いますが、すでに日本では、「進撃の巨人」や「攻殻機動隊」など有名アニメのデジタルアートが販売されています。
また海外でも映画のポスターのような物も販売されていますね。
これらのNFTには、それぞれIDが付与されているので、唯一無二の自分だけのコレクションとして、保管・売買することが可能となっています。
また最近ではSKE48のトレカがNFTで販売されるというのも話題となりました。
このNFTにおいては、所有者のみが画像の閲覧が行えるといった特別な制限もかかっているので、こういった使い方も今後は増えてくるのではないでしょうか。
ゲームアイテムにも近いので、こちらはよく目にすることが多くなるでしょう。
Check:NFTアートが買える!おすすめのマーケット一覧
音楽・楽曲としての活用
Tha 1st official Snoop Dogg NFT auction ends 2day 4pm PST. https://t.co/N7BLLGqKIv We sum big bids on tha 1 of 1. Ohhwee legoo cc pic.twitter.com/xYWyqN96ZC
— Snoop Dogg (@SnoopDogg) April 4, 2021
アートもあれば、音楽もNFT化されるのは必然です。
実は音楽には、すでに大物アーティストが続々と参戦しています。
参戦有名アーティスト
- SnoopDogg
- deadmau5
- Zedd
- Calvin Harris
そのほかにも、誰もが聞いたことのあるようなアーティストが大勢います。
🔁ANTIPODE – the direct opposite of something. Each corresponding piece lives in the same universe, yet directly opposes each other. IMPACT, RITUAL and DIORAMA by @Zedd & @Sillygabe . INVALIDITY//, RESTED// and DISCREET// by Zedd & @fvckrender.
— Nifty Gateway (@niftygateway) April 6, 2021
1/2 collection links in thread👇 pic.twitter.com/h5DlEBDE16
しかも音楽と言っても、基本的には映像がつきます。
このクオリティも高いものが多く、より自身で保有したいというユーザーの意欲を掻き立てていると思うので、音楽好きの方はチェックしてみるといいかも。
アートの次は音楽という統計もあったので、このジャンルも注目です。
Check:SnoopDogg|限定NFTをリリース
チケットとしての活用
NBAサクラメントキングスがFlowを活用して試合チケット(NFT)の実験を開始。
— 🎮 dAppsMarket | ダプマ – NFT * Blockchain Gaming (@dapps_market) July 27, 2021
「チケットを使用することで座席の権利だけでなく、商品、特別な体験、NFTのコレクションなど様々な追加特典を割り当てることが出来る」
実験は8/3~4のサマーリーグ対象
100名限定https://t.co/vKhl2g7kdm
こちらは実験段階ですが、試合のチケットにNFTの活用も。
もちろん単なるチケットとしてだけでなく、NFTの保有者にはその他の特典なども付けることが可能になってくるので、このような活用も相性がよさそうです。
これまでも仮想通貨でのチケット購入はありました。
ただそれよりもNFTを活用したほうが、今後の展開も行いやすいはずなのでどういった形でチケットNFTが活用されてくるのか楽しみです。
証明書としての活用
証明書としてもNFTの活用は、今後多くの事例を見かけることでしょう。
単に証明書とは言っても、この活用については色々な場面が想定されます。
- 所有権の証明
- 流動性提供者の証明
- 医療系の個人情報
まず所有権というのは、冒頭で上げたNIKEや不動産などが分かりやすいです。
単純にあるものの所有者(オーナー)が、所有権の証明として発行されたNFTを獲得し、自分の物であるということが提示できるようになっています。
NIKEの場合は、デジタルトークンとしてゲームに活用できるようですね。
ちょっとゲームに近い使い方にはなってしまうので、所有権として考えるのであれば、不動産の所有権証明と覚えてもらった方がスムーズそうです。
また流動性提供者の証明は、今後NFT×DeFiの分野で注目されそう。
簡単に言えば、何かのサービス(例えばUniSwap)で、流動性を提供(Uni/ETH)を行うことで、こちらを証明するNFT(LPトークン)を発行。
※厳密にはLPトークンはNFTに近いもの
仮想通貨が取引されるたび、LPの所有者に還元という形です。
またこれに付随して、質権や使用履歴、売買履歴などもNFT化することも視野に入れたプレジェクトもあるようなので、今後の動向にも注目です。
そう考えるとNFTは、かなり幅広く活用される可能性があり、今後はKYC的なものや、その他のユースケースなどが登場してくると言及されています。
Check:【集英社】ONE PIECEのアートにNFTの証明書を発行
会員権としての活用
また会員権の代わりとしてNFTを活用する事例も。
こちらはForbesが取り組んでいるものとなりますが、メディア内に表示される「広告の非表示権」をNFTとして販売したものとなっています。
もちろんこの権利はNFTなので二次流通をさせることも可能。
このような会員権をNFTとすることで、これまでハードルが高かったものの入会も権利の二次流通によって、より手軽に利用ができることでしょう。
こちらも非常に面白い取り組みなので、今後の活用拡大に期待です。
ドメインとしての活用
イーサリアムアドレスを簡略化させるサービスであるENS。
こちらもNFTを活用していると言えるサービスです。
このENSについては、イーサリアムのアドレス「0x525fsg59sfwea6597」のように複雑なものを任意のドメインのような形で取得が可能。(例:dappsmarket.eth)
こうすることで、独自のアドレスを伝えやすくすることが可能です。
すでにこちらは大企業の名前を使ったものが高値で売買されるなどの事例も出てきており、一部からは注目を集めている市場となっています。
NFTマーケットプレイスであるオープンシーで取引の履歴も確認可能。
見ている感じでは、安定して定期的な取引も発生しているので、まだまだ一定の需要のあるサービスとなってきていることも伺えますね。
今後はこれらから派生する可能性も出てくると思うので注目です。
個人的には、1つ1つのアドレスに応じた価値(使用や取引頻度に応じた)を算出し、DeFiと組み合わせてみるなどすると面白いかな?と感じています。
※RARIエアドロップが近いかもしれませんね!
ステーキングの材料
またNFTは、ステーキングの材料とすることも可能。
こちらはNFTアセットを預け入れること(ロックアップ)でトークンを獲得できるという事例も色々と出てきています。
今後はこのような使い方も増えると思うので注目です。
現状はゲームでこの機能を使うことが多いですが、徐々にNFTプロジェクトでもこのような使い方がされるようになってきています。
このような組み合わせも面白い活用なので、ぜひ注目しておきましょう。
まとめ
NFTの活用事例について紹介を行いました。
まだ日本国内の認知としては、ゲームアセットが主だと思いますが、すでに海外では多くの活用事例が登場しているので、今後の活用幅の増加にも期待です。
NFTを活用することによって、色々な可能性はまだ眠っていそう。
特に最近では、このNFTとDeFiの掛け合わせなども注目されているので、より面白い活用事例が出てくるかもしれませんね。
ぜひこちらも楽しみに、今後のNFTの動向を追ってみるのも面白いでしょう。
Check:DeFiの意味と注目プロジェクトを紹介