ビットコインなどの仕組みや仮想通貨投資をスタートするための基本的な知識をまとめています。細かい内容も網羅しているのでご確認ください。
基本情報
Crypto Currency仮想通貨とは
仮想通貨とは、ビットコインを代表とするデジタル上のお金です。
デジタル上のお金という性質上、その実態はありませんが送金面やセキュリティコストなど色々な面で既存の通貨とは違ったメリットがあります。
その未知の可能性から注目を集めています。
2017年ではおよそ40万円だったビットコインも年々認知を広げ、2021年には700万円を超える価値を付け投資対象として話題です。
ビットコインは略称でBTC、他の仮想通貨もそれぞれに略称があります。
Crypto Currency仮想通貨の仕組み
まず仮想通貨の仕組みについて簡単に以下3点の解説。
- 中央集権の管理がない
- ブロックチェーンに記録
- セキュリティの仕組み
中央集権の管理がない
仮想通貨は中央集権で管理されていません。
私たちが日常利用してる円やドルの通貨は国という中央集権が管理している通貨となりますが、ビットコインを代表とする仮想通貨は特定の管理者がいません。
※一部の仮想通貨は中央集権的なもの
これらの管理・運営は不特定多数のユーザーが行っています。
ブロックチェーンに記録
ブロックチェーンは全ての履歴を記録します。
ビットコインなどの仮想通貨はブロックチェーン上に存在するお金となっているため、全ての記録を誰もが簡単に確認できます。
例えばAさんからBさんに1BTC送金した。Bさんが今いくら持っているなど。
このように全ての記録がオープンになるため、資金がどのように動いたのかなどの透明性も確立できる点も仮想通貨の特徴です。
セキュリティの仕組み
ブロックチェーンの記録は、多くのユーザーの承認を得て正しいものが残されます。
いわゆる多数決の原理となり、不正をするには51%以上の不正なデータが必要です。
ビットコインなどの仮想通貨は管理者が何万、何十万人といますし、同時にそれだけのコンピューターをハックするのは事実上不可能。
そのため、ブロックチェーンに記録されるデータは不正改ざんを行うことは難しく、堅牢なセキュリティを保つことが出来ると言われています。
Crypto Currencyメリット
送金が早い
実用面として送金が早いことです。
通貨で海外送金を行う場合は数日を要しますが、仮想通貨の送金であれば早くて数分で着金が確認できます。
もちろん中央集権ではないので営業時間もありません。
人が対応しなくて良いため、遠くない未来では国際間の送金にブロックチェーンを用いることも十分に考えられます。
資金が急に必要になる場合にでも対応ができます。
手数料が安い
送金時の手数料が安いこともメリットの1つ。
仮想通貨の概念として中央集権を排除することにあり、その中間で取られる余計な費用の削減を行おうとする考えがあります。
通常の国際送金であれば、銀行が関与するので手数料は数千円ほど。
しかし仮想通貨の送金であれば手数料は、数円程度~と非常に格安の手数料で送金することが可能となっています。
この点も非常にメリットが大きいので覚えておきましょう。
24時間いつでも取引可能
取引の面においてもメリットはあります。
それは24時間いつでもどこでも取引が出来るということ。
一般的な投資対象として見られている株やFXは取引の時間が制限されており、トレードを行うチャンスが限られています。
しかし仮想通貨であれば24時間365日トレード可能。
時間の取りやすい休日などでも集中してトレードが行えるようになっているので、投資目的の方にも十分なメリットがあります。
Crypto Currencyデメリット
管理が非常にシビア
中央集権で管理されないということは、反面自身での責任が大きくなります。
- 仮想通貨の保管
- 送金時のミス
特にこれらがよく問い合わせにも上がる例です。
仮想通貨の保管
仮想通貨の保管とは、自身が保有する仮想通貨を専用の財布(ウォレット)に管理しており、そのパスワードや復元キーをなくしてしまった場合。
その時は誰も頼ることが出来ず諦める他ありません。
送金時のミス
銀行などは送金先をミスして送金を行ってもエラーなどが出るようになっていますが、仮想通貨の場合は送付先を間違っても送金は実行されます。
もちろんこちらも誰が管理しているというわけではないので救済不能です。
取り扱いを行う場合は徹底的に注意をしておきましょう。
現実で使える場所が少ない
まだ仮想通貨を使ってなんでも購入できる!というわけではありません。
多くの仮想通貨はボラティリティ(価格変動)が高く価値が安定しているとは言えず、決済を導入している企業は少なめ。
ただ2021年から大手企業が投資を始めたことをきっかけに参入企業は年々増えてきているため、今後の成長性次第では一気に増えることも予想されます。
利用する方法は以下にまとめているのでぜひご覧ください。
投資以外の使い道まとめ
税金が高い
トレードで一定の利益が出た投資家対象です。
仮想通貨などの投資においては年間で20万円以上の利益がでることで確定申告を行う必要があるのですが、株やFXに比べると仮想通貨の税率は高いです。
- 株・FX=最大約20%ほど
- 仮想通貨=最大55%ほど
※所得税+住民税
もちろんこれは絶対に55%というわけではありません。
そこまで行くには年間で4000万円以上の利益が出ることが想定されていますが、その他の投資に比べ税率が高いことは否定できないので覚えておきましょう。
詳しい税率は以下で確認ください。
課税される所得金額 | 税率(所得税) | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円~ 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円~ 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円~ 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円~ 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円~ 4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
Crypto Currency仮想通貨の買い方
-
STEP1
取引所の登録・口座開設
-
STEP2
取引所に入金
-
STEP3
仮想通貨の購入
仮想通貨と投資
Crypto Currency仮想通貨投資とは
仮想通貨投資とは、相場の上げ下げを利用して利益を得るもの。
例えば1BTC=100万円の時に1枚買っておいて、150万円の価値になった時に売却すれば50万円の利益が得られるというものです。
仮想通貨は他投資商品よりも価値変動があるため、上手くいけば一気に資産を増やすことも可能です。この特性が個人投資家から注目を集めています。
また、取引の手法も豊富なのが仮想通貨の特徴です。
- 現物取引
- レバレッジ取引
- 通常の仮想通貨の売買
これ以外にも色々な手法で仮想通貨に投資することができるようになっているので、まずは基本的なトレードを覚えて仮想通貨で利益を得てみましょう。
Crypto Currency投資を始める準備
取引所の準備
仮想通貨の投資を始めるのであれば取引所の利用は必須です。
- 現物取引=国内取引所
- レバレッジ取引=海外取引所
まずはこのような形で利用する取引所を決めます。
基本的には海外取引所を利用する場合は国内の取引所から何かしらの仮想通貨を送金して利用することになるのでこちらも覚えておいてください。
色々な取引所の情報については、下記もご参考に。
仮想通貨取引所の情報一覧ページCrypto Currency取引所の選び方
仮想通貨の取引を行う上で取引所選びは重要です。
取引手数料や取扱通貨の豊富さなど自分の目的に合った取引所を利用することで投資効率も変わってくるので、色々な面に合わせて選んであげましょう。
- 手数料
- 取扱通貨数
- 信頼性(セキュリティ)
まずはこのような項目を重視して選んでもらうといいと思います。
取引所一覧おすすめの取引所4選
ウォレットも利用してみよう
購入した仮想通貨は取引所に預ける他、ウォレットに保管することもできます。
セキュリティ重視で厳重に保管したいのであれば自身のウォレットで仮想通貨を管理してください。その場合は保有資産に対応したウォレットが必要となります。
また、ウォレット経由で仮想通貨を利用することもできるため、仮想通貨を扱うならばウォレットを所持しておくことは常識のひとつとして覚えておきましょう。
おすすめウォレット一覧仮想通貨投資種類
Crypto Currencyトレード
トレードは最も一般的な投資方法です。
仮想通貨の現物を買って値上がりをまったり、レバレッジ取引所を活用して空売り(ショート)を行ってみるなど色々な手法がとれるようになっています。
仮想通貨の購入は国内取引所を利用し、海外の取引所へ送金してレバレッジ取引や国内では取り扱われていない通貨のトレードを行うイメージです。
利用目的によって取引所を使い分けることはとても大事ですので複数の取引所に登録することをオススメします。
Crypto CurrencyICO
ICOとはイニシャルコインオファリング(Initial Coin offering)の略称。
こちらは新規未公開株のようなもので、まだ取引所に上場していないトークンを購入するものとなり、リスクは非常に高い投資となっています。
あくまでこれは運営の資金調達の手法。
プロジェクトが上手く進めば、後々に購入したトークンが仮想通貨取引所に上場し、価格が高騰するケースもありますがなかなかそう上手くいきません。
過去にはその90%以上が詐欺・破綻したので、投資するなら案件の精査が必要です。
Crypto CurrencyIEO
IEOはイニシャルエクスチェンジオファリング(Initial Exchange Offering)の略称。
こちらもICOに近いスキームですが、違う点としては取引所がプロジェクトの精査を行っているので信頼性は非常に高まります。
またIEOを実施する取引所には、販売されたトークンが上場しやすいです。
そういった点ではICOよりも信頼性がある投資とはなりますが、上場直後に売り抜けする投資家も多いので価格の急落には注意が必要です。
ただ中には魅力的なIEOも潜んでいるので、この点も踏まえて精査してみましょう。
Crypto CurrencyNFT
NFTとはノンファンジブルトークン(Non Fungible Token)の略称。
こちらは仮想通貨の仕組みを使ったデジタルアートやゲームアイテムがメインとなっており、現在注目を集めている投資先の1つとなっています。
過去には1つのアートが75億円で落札されたことも。
日常で投資と見られる商品がトークンとしてデジタル上で再現されたものとなっており、世界的にも話題となっているのでこちらも見てみると面白いと思います。
NFTについては下記で詳しく解説しているので合わせてご参考ください。
NFTガイドページCrypto CurrencyDefi
DeFiは分散型金融(decentralized finance)の略称です。
分かりやすいもので言うと仮想通貨のレンディング(貸し出し)などを行って金利を得るものとなっており、誰もが金融サービスの利用が可能なので注目を集めています。
またレンディング以外にもDeFiの種類は豊富です。
中には高金利のサービスも存在しますが、その分リスクも高まってくるので利用するサービスの精査は非常に重要となってくるでしょう。
もちろん上手く運用すれば、非常に効果的に資金を増やすことも可能です。
詳しくは以下のページもご確認ください。
DeFiガイドページへCrypto Currencyマイニング
マイニングは仮想通貨を発掘する作業。
仮想通貨のネットワークはあらゆるユーザーのコンピューターリソースを使って検証が行われるのですが、これには報酬も発生しています。
簡単に言えば検証(謎解き)が早くできた人に報酬が入る仕組みです。
検証は通常のPCでも可能ですが、それでは計算処理が遅いので専門の機械を利用したり、それに伴い高額な電気代がかかるので報酬と見合うかがポイントとなります。
マイニングは非常に難しいので参加を行う場合は個人で行うというよりも、大手が行うものに費用を投資するというのが主流となってきています。
仮想通貨と税金
Crypto Currency税金の計算
もちろんですが、仮想通貨投資で利益が出ると税金がかかります。
こちらは年間(1月~12月)の間で20万円以上の利益が出ることによって、納税の義務が発生し確定申告を行う必要が出てくるので覚えておきましょう。
この利益は国内・海外どちらで発生してもです。
- 仮想通貨を売却したとき
- 決済で仮想通貨を利用したとき
- 仮想通貨同士の取引したとき
このタイミングで利益を計算することが必要となります。
課税される所得金額 | 税率(所得税) | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円~ 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円~ 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円~ 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円~ 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円~ 4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
※所得金額=給与+仮想通貨の収益
どれくらいの税金がかかるかのおおよその目安は上記です。
仮想通貨の税金においては、株などに比べても難しいものとなっているのでわからない場合は税理士などに相談を行って確定申告を行ってください。
詳しくは以下でも解説を行っています。
仮想通貨を扱う時の6つの注意点
Crypto Currency確定申告
確定申告は書類などが揃えばスマホでも行うことができます。
税理士などに相談を行って利益等の資料を作った後は、e-Taxを利用して資料の提出を行いコンビニで納税が行えるようになっているので覚えておきましょう。
確定申告の簡単な流れは以下です。
- 暗号資産に係る雑所得の金額を計算
- 確定申告書を作成・送信
- 税金を納付
この3ステップなので、利益が20万円を超えた場合は申請を行ってください。
詳しくは以下の資料にも内容がまとまっています。
国税庁:確定申告の資料Crypto Currency税金対策
仮想通貨の税率は最大55%とかなり割高。
ただし一般の方でも「ふるさと納税」や「iDeCo」のような所得控除の対象となる一般的な節税対策も行うことが出来るようになっています。
基本的に仮想通貨の収益は「雑所得」に部類。
そのため一般的な節税が有効になるので覚えておくといいでしょう。
また難易度は高いですが、法人化して収益の申請を行うことで最大22%近くの節税もできるので、こちらも1つの方法として覚えておくといいと思います。
※節税の割合は変わりますが、個人事業主としての申告も有効
通貨の特徴
bitcoinビットコイン
仕組み
ビットコイン(略称はBTC)は仮想通貨の始祖ともいえる存在。
ブロックチェーンを使った取引などの透明性を担保する他、送金スピードの向上、手数料の削減などを行うことも目的に作成されています。
もちろん一番有名な仮想通貨なので投資対象として見られることも1番多いです。
今では大手企業もこのビットコインを事業投資の一環として購入するなどの動きを見せているので、仮想通貨相場全体の指標にもなる動きをしています。
今後はこのビットコインでの決済も増える動きも。
自動車産業の大手テスラも一時ビットコインの決済を導入しましたし、国内の家電屋さんでも決済に活用できるなど、色々なところでの活用も増えているので注目です。
価格・チャート分析
※画像は2021/02 - 2021/07 (6ヵ月)
- 最高価格:694万円
- 最低価格:321万円
※参照:CoinMarketCap
BTCチャート:2021/07
こちらは7/28時点での1ヵ月のチャート。
基本的にこの一ヵ月はじりじりと下げる相場となっていましたが7/20の下支えとなっていたラインで反発を行い価格も上昇に転じています。
40000ドル回復も視野に入っているのでこちらは注目。
現在は一時的な上昇かもしれませんが、この40000ドルのラインを超えることが出来れば、さらに上昇する可能性も含んでいるので動向をチェックしておきましょう。
今後・将来性
ビットコインは、今後多くの決済に用いられる可能性はあります。
フェイクニュースでしたがAmazonが決済を入れるという噂も一時流れるほど注目を集めている通貨となっているので、いち早く実用的な通貨となるでしょう。
もちろん実際に決済で活用出来る事例も増えています。
どんどん大手もビットコインの決済活用を視野に入れてくるはずなので、こちらが実現すればよりビットコインの需要なども高まってくると思います。
最新ニュース
Amazon|ビットコイン決済の導入を否定
ビットコインでの決済を採用すると噂の出たAmazonですが、このニュースは本部により否定されています。
そのため上昇を続けていたビットコインの価格は一時1000ドル程の下落を見せましたが、現状ではさらに上を目指す形で価格を形成しています。
2021/7/28
Amazonでビットコイン決済の導入か
大手ECプラットフォームAmazonがビットコインでの決済導入??
まだこちらは噂の段階ですが、この情報によりビットコインの相場も下落から反転し伸びを見せている状況となっているので、更なる情報に期待です。
2021/7/24
ethereumイーサリアム
仕組み
イーサリアムはビットコインに次ぐ人気の通貨です。
ビットコインは送金面などを重視していましたが、このイーサリアムでは仮想通貨を使った金融サービスの利用やブロックチェーン上のゲームで活用が行われます。
具体的には通貨のレンディングやアイテムの購入など。
2020年頃からこれらの活用が増えていてきており、仮想通貨のネットワーク上ではダントツの使い道があるので、非常に安定した需要を保っています。
今後も活用は増える可能性の高い通貨の1つと言えるでしょう。
価格・チャート分析
※画像は2021/02 - 2021/07 (6ヵ月)
- 最高価格:45.3万円
- 最低価格:14.3万円
※参照:CoinMarketCap
ETHチャート:2021/07
7月のイーサリアムは前半は上昇気味の相場。
また中旬での仮想通貨全体の相場下落により価格が一時的に下がってはいますが、こちらも7/20からの反転を見せており上昇を続けています。
下支えとなったラインも持ちこたえたのでこちらは期待。
直近でもイーサリアムから派生するプロジェクトが非常に業界でも注目を集めている状態となっているので、8月もこの勢いで価格を伸ばして欲しいですね。
今後・将来性
ユースケースが非常に多い仮想通貨なので期待大です。
仮想通貨を稼ぐために大口はイーサリアム系の通貨を大量に保有し、資産運用を行うこともあるのでこの通貨の需要は尽きるイメージがありません。
これに変わる通貨も出ようとはしていますが、まだコミュニティや開発者の強さなども考えるとイーサリアムの発展には期待出来るので、新たなユースケースの発見など色々なことに期待が出来るでしょう。
最新ニュース
発行されたETHの5%がETH2.0にロック
現在の総供給量の5%に当たる660万ETHがETH2.0にロックされています。
このETH2.0とはイーサリアムの新たな運用法であり、ロックを行うことでETHのステーキング(新たな獲得)が出来るようになっているので非常に注目です。
2021/7/28
イーサリアムアップグレード「ロンドン」が8月実施へ
イーサリアムの大型アップデートであるロンドン。
こちらが8/3~8/5にかけて実施されることが判明しました。これによりETHの手数料モデルの改善や供給のデフレモデルの実装など多くのことが行われる予定。
価格の上昇にも期待出来るのでこちらも注目です。
2021/7/15
rippleリップル
仕組み
リップルは決済・送金面に特化した仮想通貨です。
こちらはその他の仮想通貨の送金と比べても手数料の安さと送金スピードの早さはダントツ。
またその他の仮想通貨は非中央集権での運営が主ですが、リップルの場合は「Ripple Inc」と呼ばれる会社が運営などを行っているのも特徴と言えるでしょう。
分散型では手の届きにくい部分もカバー出来るようになっている仮想通貨となっています。
価格・チャート分析
※画像は2021/02 - 2021/07 (6ヵ月)
- 最高価格:200.3円
- 最低価格:38.9円
※参照:CoinMarketCap
XRPチャート:2021/07
こちらはXRP(リップル)の7月のチャートです。
全体的に言えることは、まず7月はおおよその仮想通貨がじりじりと下げる傾向にあり、20日を境目に反発。そこから価格を伸ばしてく形となっています。
こちらは基本的にビットコインにつられる動きとなりそう。
ただこのまま上昇を続け78~80円のラインを抜くことが出来れば良い方向に行きそうなので、どういった動きをするか、また良いニュースが出ることに期待です。
今後・将来性
リップルが掲げる目標は非常に大きいです。
既存の金融システム・銀行システムの変わりに利用されるという壮大なものがあり困難な道のりとなりそうですが、実現出来ればかなり需要は出てきそう。
ただ現状では材料がまだ必要だと思います。
そのためリップルは長期目線で見る必要があるので投資を行いたいという方は、どの様なアップデートが行われるか、どんなニュースが出るのかをチェックしておきましょう。
最新ニュース
Airwallex社|リップルネットを使った決済サービス提供
リップル社とパートナーシップを結んでいるユニコーン企業のAirlallex Unicorn社がリップルネットを活用した決済サービスの立ち上げを発表。
同社は2020年に1億6,000万ドル(約176億円)の資金調達も行っています。
2021/7/24
Flare Networks|XRPレジャー上にスマートコントラクトを実装
XRPレジャー(リップルの分散型台帳)上にスマートコントラクトが実装予定。
Flare Networksは、リップル上でのスマートコントラクトの活用を行うことを目的としたプロジェクトとなっており、現在はテスト段階に入ったとのことです。
otherその他通貨
他アルトコインについて
仮想通貨はビットコイン・イーサリアム・リップルの他にも沢山の通貨があります。
基本的に通貨毎に目指すべき目標があり、それを達成するためにプロジェクトを進めているイメージです。
ブロックチェーンならではの事業から、日常のサービスにブロックチェーンを用いるなど、それらは様々です。
どの通貨が投資に向いているか?正解はありませんがいくつかのポイントを紹介します。
取引高がある
取引所にて取引高が一定水準にあることは重要です。単純な認知と考えてもらっても構いません。
誰も知らない事業に資金を入れるのはリスクが高いと考えてください。
主要取引所へ上場
主要取引所へ上場していることはひとつの判断ポイントとなります。
取引所へ上場する際に審査があります。この審査基準は取引所ごとに異なり、大手取引所ほど審査が難しい傾向にあるので指標となるでしょう。
運営元の戦略や概要
運営元(企業)が素性を出しているか、またプロジェクトが動いているか、メディアへ発信しているか、この辺は重要です。
開発中であってもメディア発信が多いプロジェクトはスケジュールや戦略が見えやすいので投資対象となりやすいです。
十分な資金がある
優秀な人材がいても開発資金がなければ続けられません。
投資機関をはじめ、トークンセール(資金調達)でどれだけ資金を集めたのかを調べたほうが良いでしょう。
Crypto Currency仮想通貨関連銘柄
セレス
セレス | 3696 | 事業投資 |
セレスは仮想通貨の分野に精通する企業に投資を行っています。
その対象の企業のジャンルもウォレット(仮想通貨の財布)事業者やコンサル会社、さらにはブロックチェーンゲームの開発会社など広く出資を行っています。
GMOインターネット
GMO | 9449 | 取引所 |
GMOインターネットは国内の仮想通貨取引所を運営しています。
以前はマイニング事業も手掛けており、仮想通貨分野のあらゆる事業を自社で行っているので非常に関連性は高いです。
また今後はNFTマーケットを手掛けることもあり注目が集まっています。
gumi
gumi | 3903 | 事業投資 |
gumiは早くから仮想通貨業界に投資を行っている企業の1つ。
投資対象も国内外問わず有望なプロジェクトをいち早く見つけ投資を行っているので、こちらも見ておくといいでしょう。
またブロックチェーン業界でも精力的に活動しているのでこちらも注目です。
メルカリ
メルカリ | 4385 | NFT事業 |
メルカリはNFTを活用したマーケットプレイスの開発を行っています。
このために新会社「メルコイン」の設立を行い、仮想通貨交換業取得するなど、NFT以外の展開も考えられそうなので今後の発表にも注目です。
また現状ではフリマアプリの売り上げをビットコインで受け取れるようにするなどの構想もあるようなので、こちらも需要が高まっていきそうと言えます。
マネックスグループ
マネックス | 8698 | 取引所 |
マネックスグループはコインチェックを運営する企業です。
2018年にコインチェックを買収してからは、この仮想通貨取引所の運営をしっかりと行っており、仮想通貨事業においては増収となっています。
特に仮想通貨の相場とも連動しやすい銘柄なので覚えておきましょう。
ソフトバンクグループ
ソフトバンク | 9984 | 事業投資 |
2021年に事業投資を積極的に行い始めたソフトバンクグループ。
現在は海外仮想通貨取引所として人気のFTXを始め、世界的に人気となっているブロックチェーンゲームであるSorareに出資を行っています。
またソフトバンクであれば、今後自社での展開もあり得るかもしれません。
楽天グループ
楽天 | 4755 | 取引所 |
楽天グループは「楽天ウォレット」という仮想通貨取引所を運営しています。
こちらは国内の取引所の中でもユーザーの多い取引所とはなっていませんが、自社サービスとの連携が行われれば需要が高まることが予想されます。
自社運営だからこそ出来るサービス連携もあると思うのでこちらも期待です。
リスク管理
Crypto Currency保管方法
仮想通貨は保管を誤ると紛失してしまうリスクを抱えています。
しかし、きちんと管理することでそれらのリスクは減らせるため、正しく理解して保管しましょう。
取引所
多くの投資家・ユーザーは取引所へ資金を置いています。
しかし、注意として仮想通貨を取引所へ預けておくことは第三者へ資産を任せていることと変わりありません。
取引所がハッキングを受けたり、取引所が倒産した場合には預けた資金が紛失するリスクがあることを予め理解ください。
過去にハッキングを受けた取引所は複数ありましたが、取引所が紛失した通貨を補填するケースもありましたので大手取引所ほど安心であると言えます。
おすすめの取引所一覧
ウォレット
仮想通貨に知識がある、長く利用しているユーザーほどウォレットに資金を置いています。
取引所と比べて安全というわけでもありませんが、自身で管理できるところがメリットです。
注意する点は、ウォレットのパスワードや秘密キーなどを厳重に保管すること。これが第三者の手に渡れば資金を盗まれてしまいます。
フィッシング詐欺などもありえるため、パスワード入力が必要なページには細心の注意を払ってください。
保管の基本としては、オフラインで管理できるようにファイルをUSBにいれて保管する。または、紙に書いて自宅に保管するなどの対策が一般的です。
いずれにしても紙やUSBを紛失しないようにご注意ください。
ホットウォレット
オンライン型のウォレットです。アプリとして利用できるので使い勝手が便利です。
インターネットに繋がっているため、ハッキングやフィッシングなどのリスクがあります。
コールドウォレット
USBにウォレットが入っているオフライン型のウォレットです。基本的にUSBを指して利用しないといけないので手間がかかります。
USB単体はオフラインですのでハッキングやフィッシングのリスクはないですが、物を紛失するリスクがあります。
Crypto Currency仮想通貨の紛失
仮想通貨の紛失はいつ誰に起きても不思議ではありません。
主に大きな原因として2つあります。
誤送金
銀行から振り込みを行う場合、振込先を指定して振り込みをするように、仮想通貨も振込先(相手の口座番号)を指定します。
この口座番号が間違っていた場合は紛失すると考えてください。
統計はありませんが、恐らくこのミスは世界で一番多いトラブルです。
防ぐコツとしては、口座番号を手入力ではなくコピーして貼り付けること。
次にそのコピーが正しくコピーできているか確認するために頭5桁、下5桁をコピー元と照らし合わせることです。
パスワード紛失
銀行口座へログインする時にパスワードを忘れてしまった場合は再発行が可能ですが、ウォレットの場合は不可能です。(取引所の場合は基本大丈夫です)
パスワード(秘密キー)を紛失すると二度とアクセスできないため、中身を取り出すことはできません。
防ぐコツは、紙に書いておく。USBにファイルを残しておく。それらを自分だけが知っている場所へ保管しておく。これに尽きます。
Crypto Currency詐欺
仮想通貨の投資は詐欺が横行しており、大金に目がくらんで騙される人が後を絶ちません。
特にICOはその被害者が多く、甘い投資話などは疑うことから始めてください。
基本的に仮想通貨に絶対な成功プロジェクトのようなものはなく、その時々で技術が変わっていくため先が読みづらいです。
運営元の情報は必ず調べるように注意ください。
Crypto Currency盗難
取引所へ預けている場合は、取引所がハッキングを受けると盗難にあいます。また、取引所が秘密キーを紛失したケースもありました。
大手取引所ほど補填を行うケースが多いため、取引所へ資産を預ける場合は大手取引所を選ぶほどリスクを抑えることができます。
おすすめの取引所は以下より確認ください。
おすすめの取引所一覧
フィッシング
インターネットを利用する上でフィッシングは避けて通れないトラブルのひとつです。
これは仮想通貨にも例外はなく、パスワードを始めとした情報を抜き取ろうとします。
アクセスする場合は必ず正しいURLか確認してからアクセスすること。それが難しくてもパスワード情報などを入力する時は十分に注意ください。
ハッキング
端末に直接ハッキングを受けるケースもあります。
これはパスワード等を保管しているファイルを残していると相手に閲覧が可能となり、口座へアクセスされて資金が盗まれます。
必ず大事なファイルはUSB等に保管して管理しましょう。
Q&Aよくある質問・トラブル
仮想通貨はクレジットカードで買えますか?
クレジットでの仮想通貨の購入は可能です。
ただクレジットカード会社の規約によっては、仮想通貨が購入できない・後に凍結される可能性もあるので、基本的にはカードの利用は避けた方がいいでしょう。
誰が仮想通貨の運営をしている?
基本的に仮想通貨に運営はいません。
中には企業が発行する仮想通貨などもありますが、そのほとんどがユーザー同士で管理を行う仕組みとなっているので覚えておきましょう。
どうやって入手・購入すればいい?
最も一般的なのは仮想通貨取引所からの購入です。
日本国内でも取引所の運営は行われているので「その取引所に登録→資金を入金→仮想通貨の購入」この手順で購入することができます。
またその他の方法としてはマイニングや取引所が行うキャンペーンなど多数存在します。自分に合った方法で仮想通貨を入手してみて下さい。
取引所については、初心者に人気のコインチェックがおすすめです。
コインチェック公式
決済はどういったものが可能ですか?
決済ができるものは色々とあります。
大手企業で言えばビックカメラがビットフライヤーの提携し、決済ができるようになっていますし、個人店などで受け付けを行っているところも。
また今後はさらに多くの企業がビットコイン決済を導入することが予想されます。
仮想通貨を使うメリットは?
やはり送金と決済の早さ、また手数料の安さです。
現状では通貨の価格が安定しないことが懸念されていますが、ドルなどと同等の価値を持つ通貨もあるので、これらが普及すればより便利に利用できるでしょう。
お金を稼ぐことはできますか?
仮想通貨のトレードでお金を稼いでいる人はいます。
もちろん投資なので絶対に稼げるとは言いませんが、まだ仮想通貨の需要は広がりきっていないので、まだまだ通貨の価格が上がるという人は多いです。
仮想通貨を始めるにはどうしたらいい?
本当に基礎的なものとしては取引所の登録です。
①取引所に登録(口座開設)
↓
②仮想通貨の購入
これで仮想通貨を保有することはできます。またより深く仮想通貨を利用したい方は、自身のウォレット(財布)を用意して色々な関連プロジェクトを触ってみて下さい。
投資には何が必要ですか?
最低限であれば以下の2つがあればOKです。
- 仮想通貨取引所の口座
- 投資の費用
取引所を利用して仮想通貨を購入することが出来れば、その取引所を利用してトレードも行うことが出来るようになっています。
取引所の口座開設は簡単ですか?
口座開設のやり方は簡単です。
基本どの取引所も登録の手順は同じ。
- メールアドレス・パスワードの設定
- 本人確認書類の提出
登録は10分もあれば完了しますし、本人確認の承認が下りるのも最短数時間で完了するので、誰でもすぐに口座を開設することができます。
おすすめの仮想通貨取引所は?
国内であればコインチェックがオススメです。
初心者向けの使い勝手や操作しやすいアプリも完備しているなど、迷うことなく利用できるようになっているのでぜひ利用してみて下さい。
またその他の取引所もそれぞれの特徴がある(手数料面や取扱通貨など)ので自分に合った取引所を選ぶことも大切になってくると思います。
コインチェック公式
ビットコインを紛失したら復元は可能?
ビットコインに限らず仮想通貨の紛失はよく起こります。
その場合は基本的に復元不可です。
紛失する原因の多くは、送金ミスや自身のウォレットに管理していた時にウォレットがクラッシュして復元できなくなること。
送金ミスは送金前のテストや宛先の見直しが重要。
ウォレットについては、あらかじめ復元キーが用意されているのでこちらをしっかりとメモして保管をしておきましょう。
また同様に取引所のパスワードなどの管理も徹底的に行ってください。
どうやったら価格は上がる?
需要が供給を上回れば価格は上がります。
多くの仮想通貨はその発行量が決まっているため、欲しいと思う人が多ければ多いほど価格がどんどん上がっていきます。
限定品のオークションと言えばイメージしやすいかも。
もちろん需要については、色々なニュースをもとに動いたりもするので、投資を行う場合はこのようなニュースも確認しておきましょう。
ビットコインはバブルですか?
ビットコインのポテンシャルは正直分かりません。
2017年もビットコインの価格が200万円を超えバブルと言われていましたが、2021年には700万円を超えるなど当時では予測できなかった値動きとなっています。
発行数が限定されていること。需要が徐々に高まっていること。
この2点を考えると通貨の価格もまだ上昇してもおかしくはないと思います。
詐欺の危険性もある?
仮想通貨全体を見るとどうしても詐欺の可能性は否定できません。
ビットコインやイーサリアムなどのメジャー通貨ではほぼあり得ませんが、中には資金を集めるためだけに発行された仮想通貨も存在します。
このような詐欺に騙されないためにも、何かしらの通貨を購入する前には、どのようなプロジェクトかなどしっかりと精査する必要があります。
また仮想通貨関連の投資話も嘘が多いので気を付けておきましょう。
個人間でのトレードも可能ですか?
個人間で仮想通貨をトレードすることも可能です。
ただ個人間で取引を行う場合は相手が資金を持ち逃げする可能性もあるので、基本的には取引所を利用してトレードを行うことをおすすめします。