こんなブロックチェーンゲームは危険!?事例から見るリスクまとめ
怪しいブロックチェーンゲームには注意
今でこそ国内のブロックチェーンゲームが盛り上がり怪しいゲームなどはあまり出てきていませんが、今後はどうなってくるのか分かりません。
この盛り上がりを餌に詐欺を目的としたゲームが発表される可能性もあります。
これは今に始まったことではありません。
過去にも意図してかそうでないかは不明ですが多くのブロックチェーンゲームが登場し、リリースまで行われなかったケースが多く存在します。
もちろん資金を投じていなければ「残念」の一言で済むのですが、中には事前にプレセールを行い、資金を持ったまま行方知れず…
このようなこともあるので、怪しいものには注意しておいた方がいいでしょう。
ここではこれまでの事例をもとにどのようなゲームに危険なフラグが立っているのか、またどの様なリスクが潜んでいるのかについて解説を行います。
危険なゲームの特徴
まずは危険な匂いのするブロックチェーンゲームの特徴です。
こちらは過去の事例をもとに考えると以下のことがあげられます。
- 運営者情報の不足
- 発信情報の少なさ
- 焼きまわしのゲーム
- 投機性の強いもの
- 信頼性の低いプレセール
これら5つの要素があります。1つでもあれば疑問に思った方がいいですが、何かしらの要素があれば、いくつか要素が絡んでくるものばかリです。
ではそれぞれの内容について紹介します。
運営者情報の不足
まずは運営者の情報が不足しているゲームです。
海外ではこのようなことも多々あるのですが、運営者の情報がないということは誰がどのような経歴でやっているかも把握することができません。
海外のゲームであればプロジェクトチームの紹介や一部の人間(CEOなど)の紹介ページにあたりますね。こちらはかなり重要です。
運営者情報がないということは、集めた資金を持って逃げるリスクがあります。
過去にもこのようなゲームがプレセールを行い、その後の開発状況は全くわからず…そのままなかったことになっていくというケースもありました。
初期費用も投じている方もいたゲームでしたが、このような情報がないと問い合わせすらできないので、こちらには注意しておきましょう。
- 運営会社(チーム)
- 会社住所
- 実績(もしあれば)
- 提携先
このような情報があれば、だいぶ信用性も高くなると思うので、新しいゲームをプレイしようと思う場合は、このような点もしっかりと見ておいてください。
発信情報の少なさ
ブロックチェーンゲームの情報は基本的にツイッターなどのSNSで行われます。
この情報提供のスピードと言うのも非常に重要です。
簡単な画像だけ最初に上げてユーザーに期待させ、後の情報発信は行わず…
裏では何も開発していないなんてことも十分あり得ます。もちろんこれらも事前にプレセールやトークンセールなどを行ってくるので注意が必要です。
もちろんこれらの条件に当てはまるすべてのゲームがダメかと言われるとそうではありませんが、熱意のある運営であればコミュニティ形成も大事にします。
SNS等での報告は頻繁に行われているので、1つの目安にするといいでしょう。
焼きまわしのゲーム
流行ったゲームをインスパイアしてリリースするのはいいとして、明らかに焼きまわしのゲームには注意を払っておいた方がいいでしょう。
過去にも話題となりそうだったゲームの焼きまわしなどが発覚して、色々な問題が出てき、最終的にはリリースまでいかず…といったものもあります。
幸いプレセール開始前だったので、被害を受けたプレイヤーはいなかったのですが、もしプレセールまで行っていれば損失を出した方もいるでしょう。
またその他のゲームでは、ユーザーが離れたブロックチェーンゲームのフェイスを変えて中身の内容はほぼ一緒と言うものもありました。
一度ユーザーが離れてしまったゲームは、フェイスを変えても中身が同じであれば論外との結論が出されるので、こちらも普及することはないでしょう。
こういったゲームはSNS等でもユーザーから報告が出てくると思うので、このような点にも注意を払っておくといいかもしれませんね。
投機性の強いもの
投機性の高いものは一旦リリースまで行われる可能性が高いです。
そして爆発的な取引高を打ち立てます。
しかし肝心のゲームコンテンツは未実装となり、投機性の高いコンテンツだけを実装しているのが特徴と言えるでしょう。
投機性が高く初期から参入しているプレイヤーはそれなりに儲かります。
しかしやっていることはただのババ抜きです。
一旦ユーザーが離れるとその勢いは一気に衰えを見せます。もっと儲かると信じて投資を行っていたユーザーは一気に資産を失うことでしょう。
信頼性の低いプレセール
プレセールはいいゲームを引き当てるとゲーム内で使用できるアセットがかなり格安で買えるので、投資面で見ても非常に魅力的なものです。
しかしゲームリリース前に行われるセール(アセット販売)となるため、資金を先出するリスクがあるということを忘れてはいけません。
まだ素性がよくわからないゲームには先行投資を行わないということもリスク管理の1つとして念頭に置いておくといいでしょう。
もしプレセールに参加する場合はICOなどとあまり変わらないので、最低限の情報を調べ失っても問題ないくらいの資金を投じることをオススメします。
DAUも一つの指標に
またDAUも1つの指標になります。
こちらはプレセール中にどのくらいの資金が入っているのか、何人が参加しているのかも確認することができるので、目を通しておくといいでしょう。
またリリース後のゲームであればDAU(デイリーアクティブユーザー)を確認し、どれほど人気のゲームなのかも見ておくことで流動性が高いゲームなのかも判断しやすいです。
これらの確認はDappRadarなどのサイトを確認すれば一目でわかるので、ゲームを始める前には確認しておきたい項目と言えます。
プレイヤーが多いゲームほど盛り上がりがあって面白いですしね。
「DappRadarの使い方」もまとめているので、こちらも合せてご確認ください。
まとめ
これはちょっと危険だぞ!と思えるブロックチェーンゲームの特徴とリスクをこれまでの事例をもとに紹介してきました。
特にブロックチェーンゲームを始めたばかりと言う方も多いと思うので、このような怪しい特徴を持つものには注意しておくといいと思います。
また逆に安全性の高いブロックチェーンゲームを探す方法もあります。
こちらについては、「初心者が安心して遊べるブロックチェーンゲームの探し方」で紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。