初めてのDeFi|初心者がまず利用したいプロジェクトと戦略
DeFiを始めるにあたり
DeFiを始めるのであれば、事前にある程度の準備が必要です。
この準備については、以下で紹介しているので、こちらも合わせて目を通しておくことで、何が必要かを理解することができます。
初心者にオススメのDeFi
正直にいうと、何も知らずにいきなりDeFiを試すのは危険です。
高いgas代やプロジェクトの難解さもあって、なかなかハードルが高いのが現状。
また、超高利率なマイナープロジェクトもありますが、詐欺リスクや暴落リスクが高いので初心者は触らない方が無難です。
そこで、初めてDeFiに触れる前におすすめしたいのが、Instadappのシミュレータで触ることのできる次の4つのプロジェクト。
- MakerDAO
- 仮想通貨を担保にステーブルコインDAIを発行するプロトコル
- Compound
- 仮想通貨の貸し借り(レンディング)プロトコル
- Aave
- レンディングプロトコル
- Uniswap
- ブロックチェーン上の取引所
まずはこれらのシミュレーションを行うことで、DeFiの全体像などを感じることができるので、初心者の方は、こちらから初めてみるといいでしょう。
では、それぞれの内容を簡単に解説します。
MakerDAO
仮想通貨を担保に、ステーブルコインであるDAIを発行するプロジェクト。
DAIは1ドルになるように設計される「ステーブルコイン」と呼ばれる通貨です。
担保となっている資金の評価額が、借りている資金の評価額を下回らないように、一定の担保率を割り込むと自動的に清算される仕組みとなっています。
「10万円のETHを預けて、5万円分のDAIを発行する」といったことを簡単に行うことができ、借りたDAIを運用することで、実質的にレバレッジをかけることが可能。
10万円のETHだけであれば、10万円が運用総額ですが、発行したDAIをさらにETHに換えるなどして運用すれば、10万円以上を運用することも不可能ではありません。
MakerDAOを使うことで、自己資金よりも大きなお金を運用することが可能です。
Compound・Aave
CompoundやAaveは、仮想通貨の貸し借りを行うプロジェクト。
貸し借りには金利が伴いますから、「DAIを預けて、金利収入を得る」といった運用が一般的となり、初心者の方も始めやすいと思います。
Uniswap
Uniswapは、仲介者・取引相手不在で仮想通貨の取引を行うためのプロジェクト。
通常であれば、仮想通貨の取引は取引所で行い、取引所や板を出している他のユーザーが取引相手となります。
一方でUniswapでは、通貨の取引ペアが預けられている「Pool」が取引相手。
ユーザーがPoolを使って取引ができるように、仮想通貨をPoolに預けることを「流動性提供」と言い、こちらを行うことで、取引時の手数料の一部を獲得できます。
InstadappでDeFiに触れてみよう
では実際のシミュレーターを使って、模擬実践を行ってみましょう。
まずはInstadappを起動し、Connectを行っておいてください。
- コネクトをクリック
- 「Try in simulation mode」をクリック
- アカウントに100ETH(お試し)が入る
- 100ETHを使ってDeFiの運用を試してみる
シミュレータの主な使用方法は上記の通りです。詳しい流れをまとめます。
まずは、画面右上の「Account」→「Try in simulation mode」とクリック。
こちらでシミュレーターが起動します。
シミュレータが起動すると、ウォレットに100ETH入っていることが確認できます。(これはお試し用の通貨なので、現金化することはできません。)
これで準備OKです。それぞれのプロジェクトに触っていきましょう。
MakerDAOでETHを担保にDAIを借りる
まずはMakerDAOでETHを借りてみましょう。
- 左側のメニューから「MakerDAO」を選択
- ETHの「Supply」からETHを預ける
- DAIの「Borrow」からDAIを借りる
上記の通り進めると、DAIを借りることができます。試しに、50ETHを預けて5万ドル相当のDAIを借りてみましょう。
正しくできれば、このような状況になります。
借りる際の注意点は、Collateral ratio(担保比率)に余裕を持っておくこと。
借りる金額を入力する画面で、パーセンテージが出てくると思います。
上記の画像では、借りているDAIの評価額/担保となっているETHの評価額が66.67%を割り込むと、ペナルティ付きで清算されることを意味しています。
ETHの価格変動によって清算されてしまわないよう、「Safe」のステータスが出る条件で借りるといいでしょう。
次はこのDAIをCompoundで運用してみます。
CompoundでDAIを貸して利子収入を得る
Compoundでは、DAIを貸し出すことで利子収入を得ることができます。
早速、MakerDAOで発行したDAIを貸し出してみましょう。
「Compound」メニューを選び、DAIの「Supply」から入金します。
先ほど発行したDAIを全て預けてみてください。
このように、預けているDAIの金額が表示されていれば成功です。
ここで、Supplyの上のパーセントが貸し出している時の利率。Borrowと書かれた上のパーセントが、DAIを借りた場合の利率です。
Compoundでは、貸し借りしている金額に応じて、Compoundのトークンである「COMP」が配布されます。
COMPを利率換算した数値は、以下の公式サイトから確認可能です。
今回のケースでは、DAIの貸し出し利率が3.67%、COMP配布による利率が3.25%。
合わせると6.92%となります。
預けているDAIが徐々に増えるのと、COMPをClaim(引き出し)して売却することで利益を得ることができます。
COMPの引き出しは、OverviewのClaimと書かれた場所から行います。
Uniswapで流動性提供
最初の段階でも説明しましたが、Uniswapでユーザーが取引を行えるように仮想通貨のペアをPoolに預けておくことを流動性提供と言います。
流動性提供を行うことで、取引手数料の一部を得ることができます。
先ほどCompoundに預けたDAIを引き出してから使ってみましょう。
Instadappでの流動性提供はとても簡単です。
Uniswapから、ETH-DAIペアのSupplyをクリックします。
流動性提供したいDAIまたETHを入力すると、自動的にペアの枚数が算出されます。Uniswapでは、ペアのトークン価格が同じになるように預けます。
流動性提供が完了すれば、その通貨ペアの取引高と流動性提供した金額のシェアに応じて手数料収入が発生します。
Check:UniSwap|流動性提供のやり方
まとめ
初心者におすすめのDeFiとシミュレーションについて紹介しました。
いきなり本番環境でDeFiを触ると、色々と難しいことや、参入ハードルの高さによって断念するケースが多くみられるので、まずはデモ的に試すといいでしょう。
特に最初は、最もわかりやすいCompoundだけ使ってみるのもアリです。
そこから、Uniswapでの流動性提供やMakerDAOでのDAIの発行ができるようになってくると運用の幅が広がるので、ぜひ試してみてください。
Check:DeFiを始めるための必要な準備
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