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Plasma Chamberとは?イーサリアムの高セキュリティをDappsに

Plasma Chamberとは?イーサリアムの高セキュリティをDappsに

イーサリアムの高セキュリティをそのままサイドチェーンでも簡単に実用化できるPlasma Chamberについてまとめました。

Plasma Chamberとは

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福岡発のスタートアップ企業であるCryptoeconomics Labが開発を進めるDappsのスケーリングソリューションを後押しするものです。

簡単に言えば、Dappsの開発を行う上でのセキュリティ向上や監視コストの低減などを簡単に開発者が実現できるようにするというのが目的となります。

元々イーサリアムのスケール向上を図る技術としては、PlasmaやPlasma Cashなどが提唱されていますが、これらにもまだまだ問題点は多く、Dappsを構築する企業や開発者などは、手軽に利用できないものとなっていました。

この問題を解決するために、Plasma Chamberはオープンソースで公開を行っており、現在も開発が続けられています。

ここではこのPlasma Chamberがどういったものなのかを分かりやすく要点をまとめていくので、ぜひ概要に触れてみてください。

現状の問題点

現状のイーサリアムのスケーラビリティについての問題点は多々あります。

スケーラビリティ問題

Plasma

Plasma Cash

このような感じで、問題と解決策が議論されています。まずは順を追って説明していきたいと思います。

スケーラビリティ問題

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まずはイーサリアム上でも起こっているスケーラビリティ問題です。

スケーラビリティ問題とは簡単に言えば、取引の処理のパンクです。本来の取引処理を行える容量よりも、処理申請が多くなると必然的にこの問題が起きます。

現状のイーサリアムの処理能力は7~15取引/秒と決して処理能力に優れているわけではありません。これはイーサリアムの開発者であるヴィタリックも認めています。

このように取引の処理が遅れてしまうと、どんどん後回しにする処理が増え、その後も処理が貯まっていくので、ネットワークが上手く機能しなくなります。

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またイーサリアム上でトランザクションを早く処理してほしい場合は、手数料を多く払うことで処理が優先されるようになっているのですが、こちらについても手数料を多くの人が引き上げることで、手数料が高騰しコストが高くつきます。

こうなってしまっては仮想通貨を使うメリットである、高速処理(送金)や安い手数料と言ったことが皆無となってしまい本来のメリットが消えてしまいます。

イーサリアムを利用したDappsの数は年々増えており、トランザクションの処理もそれに伴い増加しているのが現状です。

この問題を解決するために、次に紹介するPlasmaと言う技術が提唱されました。

Plasma

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まずこのスケーラビリティ問題を解決するために提唱されたものがPlasmaです。

このプラズマはサイドチェーン技術となります。既存で使われているイーサリアムのメインネットに資金をデポジットし、サイドチェーンである子チェーンでトランザクションの処理を行いスケール問題を解決するものです。

簡単なイメージで例えると、メインとはもう一つ別でトランザクションの処理を行えるチェーンを作って、処理した後にメインチェーンに結果を残すという考えです。

こうすることで親チェーン上での処理は、かなり低減され、スケール問題の解消につながるというわけです。

しかしこの画期的であろうPlasmaにも問題点はありました。

デポジットした資金の分割処理が不可(1ETHデポして0.5ETH使用など)、また大きな問題としては、デポジット資金への不正攻撃を防ぐためには自身でPlasmaチェーンを確認しなければならなくなり監視コストがかかることとなってしまいます。

そしてこのPlasmaの問題を解決するためにできたのがPlasma Cashです。

Plasma Cash

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そしてPlasmaのセキュリティ問題などを解消するために提唱されたのがこのPlasma Cashと言う技術です。こちらはデポジットされたトークンに固有のIDを付与する形をとり、トランザクション自体を固有のものとしてしまうものです。

こうすることで、何か不正が起こった場合でもIDをもとにトランザクションの検証がスピーディに行え、セキュリティ面が向上するようになっています。

トークンに付与しているIDとトランザクションの整合性が取れるようになったことで、トランザクションデータの追跡が行え不正も起こりにくく、データの処理量も大幅に減少するため、監視・検証・残高確認の効率化を行うことができます。

Plasma Chamberでは何ができるのか

ではこのような技術がすでに完成されつつありながらPlasma Chamberでは何ができるようになるというのでしょうか。

これが今回の本題となります。

もちろん先ほどまで紹介していたPlasmaやPlasma Cashはスケール問題に対して、非常に優れた技術です。しかし簡単に言えば技術力が高すぎます。

結果としてDapps等でもサイドチェーン技術を活用しているところはありますが、Plasmaの仕組みを用いたものではなく、別のサイドチェーン技術や独自で開発したものなどが利用されていることが多いのが現状です。

こうなってしまうと本末転倒と言えるでしょう。

もしあなたがDappsの開発を試みるとして、Plasma Cashの技術に精通した技術者をわざわざ雇いますか?それはあまりにも非効率と考えるでしょう。

その問題を解決するのがPlasma Chamberです。

Plasma ChamberではDappsに使用できるPlasmaサイドチェーンを作成し、Dapps開発者が簡単にオリジナルのPlasmaを生成できるよう情報公開をしていく予定です。

これにより、イーサリアムのメインネットのセキュリティーを保った状態でのPlasmaチェーンを簡単に開発者が利用可能となります。これまで伏せられてきたノウハウを公開して、Dappsの普及を促すということになりそうですね。

開発言語としては、SolidityとJavaScriptコードに対応していく予定となっており、将来的にはDappsのゲームやDEXにも対応させていきたいとのことです。

Dappsの今後を変える技術の可能性もあるので注目しておきたいと思います。

まとめ

まとめ

Plasma Chamberの概要についてまとめました。

イーサリアムのスケーラビリティ問題で提唱されている改善案の問題点などを一歩先の形で、推進していこうとしているプロジェクトと言えます。

もしこの技術が認知されれば、DappsやDEXを構築する上で欠かせない技術となるでしょう。こちらの進捗にも期待ですね。

またすでにPlasma Cashの技術を利用したサイドチェーン技術はLoomNetworkでも開発されています。こちらもSDKの提供を行うため、Loomで活用される様々な技術を簡単に利用することが可能となっています。

こちらについては「LoomSDKとは?ブロックチェーン技術を簡単に使える開発用キット」で紹介しているので、興味のある方はこちらもご確認ください。

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