Cocos-BCXとは?ブロックチェーンゲーム開発プラットフォームの概要
COCOSがバイナンスに上場
Cocos-BCXの独自通貨であるCOCOSがバイナンスに上場しました。
こちらのトークンをいち早く入手したいという方は下記を参考にバイナンスに登録を行って取引を行ってみてください。
Contents
あのCocosがブロックチェーンゲームに
Cocosと言ってもピンとこない方も多いかもしれませんが、アプリでもかなり有名なツムツムやモンストなどの開発に使用されたゲーム開発エンジンです。
主に2Dメインのゲーム開発によく利用されており、全世界で110万人のゲーム開発者がコミュニティ登録を行い、日本でも30%のシェア率があるものとなっています。
そしてこのCocosが、ついにブロックチェーンゲームの開発プラットフォームを提供すると発表が行われたため、概要をまとめていきたいと思います。
個人的にブロックチェーンゲームが流行るキーがこのプラットフォームには隠されてていると思うので、内容は把握しておきましょう。
流行るためのキーは?
Cocos-BCXがブロックチェーンゲームの認知を高める可能性についてです。
まずCocos-BCXについて知る前に、以前より行われていたCocosで開発されたゲームについて少し紹介します重要なポイントになると思うので確認しておきましょう。
Cocosが利用されたアプリゲームはかなり有名なタイトルが多いです。
- ツムツム
- モンスト
- ブレイブフロンティア
- Angry Birds
- Clash of Kings
普段からアプリをよく利用される方からすれば、何かしら触ったことのあるゲームも名前を連ねていると思います。
これらの共通点としては、ライトに遊べるカジュアルなゲームと言うこと。
これがまずCocos-BCXが、今後人気を誇るゲーム開発プラットフォームになるキーになると思います。
ノウハウがある、資金力がある
それも大事な要素ですが、まずライトに遊べるゲームが作れることに特化しているということが、今回の重要なポイントとなるはずです。
今ではグラフィックにこだわったゲームなどが、どんどん登場して来ていますが、これまでを見てもライトに遊べるゲームが爆発的に流行る可能性が高いと言えます。
ツムツムやアングリーバードなどは特についつい空いた時間にちょこちょこ触ってしまいますよね。ゲーム性がシンプルと言うことが重要です。
もちろんゲーム性にこだわったものやグラフィックにこだわったものがダメと言う話ではありませんが、カジュアルゲームの方がゲーム性がライトな分、遊ぶ人を選ばないという利点があるので、多くのユーザーに遊んでもらえる可能性は高いです。
そう考えると今後のブロックチェーンゲームの流れも、まずはカジュアルゲームが爆発的に流行り、認知を高める可能性が高いと考えています。
現に中国では、カジュアルゲームを集めたアプリであるKryptonが、登録者125万人、DAUは数万人以上と言うことも達成しています。
このようにカジュアルゲームの可能性は大きなものということが分かりますね。
Check:Kryptonの概要とゲーム解説
Cocos-BCXの特徴
それではCocos-BCXの特徴について見ていきましょう。
このCocos-BCXでは独自のチェーンやNFT(ノンファンジブルトークン)を活用していますが、難しい話は少し置いといて、どのようなことが可能になってくるかを紹介します。
- 快適にゲームがプレイ可能
- アップデートがしやすい
- マルチチェーンに対応
大きな点としては上記のようなことがあげられます。
それぞれについて解説していきます。
快適にゲームがプレイ可能
ブロックチェーンゲームであれば、どこかしらのタイミングでトランザクションを発生させることが必須になってきます。
ただこのトランザクションが混雑してしまうと、どうしてもその処理の完了が遅くなってしまうことがあります。これは仮想通貨を扱ったことがあれば経験あるでしょう。
この問題をスケーラビリティ問題と言い、各ゲームではサイドチェーンなどを使用することによって、この問題を解決しようとしています。
Cocos-BCXではこのスケール問題の対策として、チェーンのアルゴリズムにDPoSを採用しています。このアルゴリズムは、その他のゲームチェーンでも採用されており、トランザクションの処理を高速化することが可能です。
特にこのCocos-BCXのチェーンでは、このアルゴリズムに改良を加え既存のチェーンよりも素早く処理を行うことができるようになっています。
アップデートがしやすい
既存のチェーンを活用するものよりアップデートが用意に行えるでしょう。
ブロックチェーンゲームではスマートコントラクトと言うものが活用されています。これはゲームの構築にも関わってくるものなのですが、ETHなどのコントラクトは一度書き込みを行うと、書き換えができないような仕組みとなっています。
ただこのCocos-BCXチェーンは、書き換えが可能となっています。コントラクトの書き換えはコントラクト開発の許可が必要ですが、一から新たなコントラクトを書くよりも、容易にアップデートを行うことが可能になるでしょう。
こうすることで、よりゲームの拡張性も出てくるものとなるはずです。
マルチチェーンに対応
ブロックチェーンゲームは通常、どの仮想通貨(プラットフォーム)を使ったゲームなのかと言うことが決まっています。
今話題のマイクリであれば、イーサリアム。EOS KnightsであればEOSと言うような感じです。普通にゲームをプレイする上では、この使用しているプラットフォームが何であろうと、ゲームプレイに支障をきたすことはありません。
ただご存じとは思いますが、これらのゲームでの取引を行う場合などは、それらの通貨でしかトレードは行えません。またゲームによってそれぞれの通貨を使い分ける必要も出てくるので、この点は非常に面倒な点と言えます。
しかしこのCocos-BCXで作成されるゲームは、マルチチェーンに対応することが可能です。マルチに対応していることによって、ETHプラットフォームのアセットをEOSで購入出来たり、ゲームコンテンツを遊ぶことも可能です。
単純に受けの窓口が広がるイメージと言ったところでしょうか。
なかなかピンとこない方も多いかもしれませんが、決済手段が多い方が利便性が高まるという事です。またマルチチェーンに対応することで、今後ブロックチェーンゲームで期待されているアセット同士のクロスオーバーもより面白いものになるでしょう。
Cocos-BCXで作成されたゲームが、多くのユーザーに扱ってもらいやすいというのはいいことですね。こちらの展開も今後注目のポイントです。
大手からの出資も
そしてこのCocos-BCXについては、すでに大手からの出資が行われています。
Binance Labs、NEO Global Capitalなど仮想通貨に触れたことがある方であれば、聞いたことのある名前だと思います。またブロックチェーンゲーム関連でいえば、LoomNetworkなどとも提携を行っており、今後に期待が高まります。
出資先やパートナーを見ても、すでに知名度のある企業やプロジェクトが並んでいるので、Cocosの将来性が非常に有望視されているということが分かりますね。
リリースされているゲームも
みなさん、三連休はいかがお過ごしでしょうか?昨日Cocos-BCXで作られたCocos Shootingが公開されましたよ。よかったらぜひいじってみてください! pic.twitter.com/ShuxK66FCM
— Cocos-BCX Japan Official (@BcxCocos) 2018年12月22日
Cocos-BCXで作成されたゲームはテストネットでですが、すでに実装されているものもあり、プレイを行うことが可能になっています。
こちらのゲームはCocos Shootingと言って、非常にシンプルなシューティングゲームです。やはりこのようにシンプルなゲームなどを最初は作成していくのでしょう。
今後は本格的な開発会社などが参入してくれば、より面白いゲームも出てくるかもしれませんね。こちらも非常に期待しておきたいポイントとなっています。
またこのゲーム自体は、ブラウザゲームとなっていますが、すでに画面はスマホ仕様になっていますし、今後はアプリなどでゲームが作成できれば更に利用者も増えると思います。
Cocosエンジンがテンセントと提携
〜クラウドゲームのために、5G時代に向けて〜
— Cocos-BCX Japan Official (@BcxCocos) November 5, 2019
Cocosエンジンとテンセントは協力し、ゲーム業界のエコシステム発展に向けて、ゲーム開発に必要なツールを向上させます✨
今後も、Cocosエンジンに注目です😉#Cocosエンジン #テンセント https://t.co/m9DdqR3Wrm
Cocosが大手企業テンセントと提携を行うことを発表!
そうなればCocos-BCXの普及についても、かなり期待できそうですね。実はテンセントも以前にブロックチェーンゲームをリリースしています。
今後はテンセントがCocos-BCXを使ったゲームの制作というのもあり得そうですね。
大手が本格的に入ってくることはこの市場にもかなりプラスに働くはずなので、こちらは期待して進捗をチェックしておくといいと思います。
NFT×DeFiの構想も
🌈[AMA Review] #Cocos-BCX #DeFi Ecosystem-First show of online projectshttps://t.co/5ISF5tJ533
— Cocos-BCX (@CocosBCX) September 24, 2020
またCOCOSについては、NFT×DeFiの分野にも注目し、CROSWAPに投資。
トークンやNFTのトレード記録自体をNFT化するようなイメージとなっており、このNFTには取引履歴や利益(おそらく交換手数料の一部が配当)の記録も残るよう。
またこのNFTはバーンすることで、その時の利益を受け取れる仕様。
つまりは色々なトークンやNFTをトレードする(自己が第一発信)ことで、流動性に価値をつけ、それらが報酬として貰えるイメージとなりそうです。
これ深堀りする必要はあるけど、NFTをぐるぐるさせながら別のNFT(証明書)の価値を高めていくって方法か。
— 🎮 dAppsMarket | ダプマ – Blockchain Gaming 🎮 (@dapps_market) September 25, 2020
もちろんこのNFTの分解で、利益を得る感じと予想
将来的にはあらゆる証明書のNFTを作成
海外のNFTの概念は、ゲームアイテムに固執してない感じがしますね
こちらについてはまだ情報を深く掘る必要がありそう。
独自のマーケットとの連携や更なる拡張性についても言及されている部分はあるので、こちらも注目して色々見ておくと面白そうです。
今の時点での解釈であるとNFTの流動性にも活気が出そうな内容なので、こちらは改めて調査し記事にまとめれるようにしたいと思います。
まとめ
今後期待のブロックチェーンゲーム開発プラットフォームであるCocos-BCXについて、その概要や特徴の紹介を行いました。
すでにテストネットで遊べるゲームもリリースされているので、ぜひこちらも興味のある方は遊んでみてください。手軽に遊べていい時間つぶしができます。
このようなライトでカジュアルなゲームは、一般ユーザーにブロックチェーンゲームの認知度を高めていく重要なポジションとなると思います。
こちらも是非期待して、今後の進捗に注目していきましょう。
またいち早くCocos-BCXで活用される独自通貨のCOCOSを保有したいという方は、バイナンスで扱われているので下記を参考に通貨を入手しておいてください。
Check:【図解付き】バイナンスの登録方法を解説