
アトミックバザー(AtmicBazaar)とは?登録方法と使い方を解説
現在は利用できなくなっています
アトミックバザーは同じアセット取引所のオープンシーと開発を共にするため、現在この取引所自体は利用できなくなっています。
今後オープンシーでアトミックバザー独自の機能が実装されてくる可能性があるので、どのような機能があるのかを確認しておくといいでしょう。
Contents
アトミックバザーとは?
アトミックバザーとは、Dappsで使用されるゲーム内アセットの売買やトレードを行う事のできるマーケットプレイスです。
これまでもオープンシーやレアビッツのような、外部のマーケットはありましたが、アトミックバザーには、これまでにない画期的な取引方法があります。
- 複数のアセットを同時に販売
- アセット同士のトレード
- アセットとDAI・WETHのトレード
それぞれ簡単に見ていきましょう。
複数のアセットを同時に販売
アトミックバザーでは複数のアセットを1つのパッケージとして出品することができます。今後の取り扱うゲームによってはキャラクター+武器なんてセットも販売できるようになりそうですね。
このようなパッケージ売りが出来るというのも、今までになく面白いと思います。激レアアイテムとちょっと使い道のないアイテムを組み合わせて在庫処分なんてこともできそうです。
アセット同士のトレード
アトミックバザーではオファー制度というものがあり、これを利用することでアセット同士の交換も可能です。
これまでのマーケット型の取引所(オープンシーなど)では、アセットを送信することは出来ましたが、これを利用したトレードを行おうとすると、最悪の場合、持ち逃げの可能性もありました。
しかしこのようにしっかりとしたトレード機能を活用する事が出来れば、持ち逃げの心配もなく、全く知らないプレイヤーとの交換もスムーズに行うことができます。
アセットと通貨のセットトレード
アトミックバザーではアセット+通貨もセットにしてトレードを行う事が可能です。画像を見てもらうとわかるのですが、アクシーと通貨(WETH)に対しゲームアセット2つなどのトレードも自由に行うことができます。
このように自由の利くトレードが出来るようになることで、眠っていたアセットも他人とトレードがしやすくなりますし、無駄なものを溜め込まず済むといったメリットもあげられます。
アトミックバザーで使用する通貨については、後に簡単に説明します。
登録方法
アトミックバザーの登録方法についてです。
まずは公式サイトの上部右側にあるメニューのSign Up / Loginをクリックしてください。
次はウォレットの認証となるのですが、メタマスクなどを開いた状態で行いましょう。
まだ持っていないという方は「メタマスクの登録方法と使い方をまとめている」ので、ご確認ください。
入力項目が多く見えますが、ウォレットアドレス以外はすべて任意なので、そのままSign upを押して大丈夫です。
ウォレットのアドレスも自動入力となっているので、任意の項目を埋めない限りは入力するものはありません。
Sign up後メタマスクが起動するので、Signを押して登録を完了させましょう。
以上が登録方法となります。ウォレットを最初から開いた状態であれば、1分ほどで登録は完了するので、簡単に使い始めることができます。
使い方
登録が終わると、先ほどSign Up / Loginを行ったメニューが使用できる項目に変化し、使用が出来るようになります。
- Tutorial
- Listings
- My Trades
- Real Time Trade
- My Account
- Sign Out
それぞれを解説していきます。
Tutorial
チュートリアルです。アトミックバザーの使い方について書いてあるミディアムのページが開くようになっています。
文面は全て英語なので、英語が苦手な方は翻訳を行って確認するといいでしょう。翻訳でも書いてあることは十分理解できると思います。
Listings
アセットの購入や出品を行うことができます。これらにはまず価格設定がされており、基本的にはDAIという通貨かもしくはWETHを使用します。
DAIとは
ドルと1:1で成り立つように出来ているペッグ通貨です。有名なものとしてはテザーがありますが、ETHのプラットフォームでも利用できるようにしたものがDAIとなります。
WETHとは
1ETH=1WETHとなるように設定されている通貨(トークン)です。通常のETHでは規格の違いが生じ、取引が出来ないことがあるのでWETHを使用することによってその他のトークンとスムーズにやり取りが出来るようになっています。
My Trades
取引の履歴や現在の状況を確認することができます。
- Pending
- Listings
- Completed
3種類の見方ができるので、出品したアセットなどがどのような状況なのかもわかりやすいですね。
Real Time Trade
少しここはわかりにくいのですが、自分が出品したいアセットと交換したいアセットの両方を指定することができるようです。
自分のアセットを出品した後、欲しいアセットのIDを入れることで、取引対象が指定したアセットに限定されるものだと思われます。
My Account
毎アカウントは登録時に設定した、名前を変更変えることが可能です。何かの諸事情等で変更が起こった場合は、新しい情報を入れてあげると良いでしょう。
基本的に任意で設定している部分については、変更することほとんどないと思うので、あまり使う場面はそこまで多くはならないでしょう。。
Sign Out
文字通りサインアウトです。
アカウントの接続を切りたい場合は、ここを利用するといいでしょう。クリックを行う事で、すぐにログアウトをすることができます。
アセットの購入・出品
主なアトミックバザーの使い方としてはアセットの入手・出品の2つに分かれます。
最後にそれぞれ見ていきましょう。
アセットの入手方法
手に入れたいアセットがあった場合の入手方法は2つです。
先ほども言ったように提示してある金額での購入(DAIを使用)と、自分で交換したいアセットやWETHなどを提示して取引を行う方法です。
まずは提示してある金額のままで購入する方法についてです。
Buy It Nowをクリックすることでポップアップが出てきます。DAIが十分にある場合は、そのままトランザクションを発生させれば、購入の申請は完了です。
次がこのアドミックバザーの特徴が活かされるところです。
Propose Alternativeを選択することで、自分が選んだもの(アセットや通貨)でトレードのオファーを出すことができます。
取引したいアセットに対して自分のアセットまたは通貨など自由に組み合わせて提示するだけでOKです。(単品でもオファー可)
ただこの時の気を付けたい点としては、アセットによってはアトミックバザーが自動で読み込みを行わないため、手動でモンスターIDなどを入力しないといけないことがあります。
特にイーサエモンはわかりにくかったので紹介しておきます。
画像の部分にモンスターIDを入れればモンスターは読み込まれるのですが、イーサエモンの場合、このIDが少し探しにくいです。
イーサエモンのマイモンスターページに行くと、捕獲番号が大きく記載されていると思いますが、こちらの数字をアトミックバザーに入力すると、違うモンスターが表示されてしまいます。
入力するのは捕獲番号ではなくMonIDです。これは見にくいですが、同じページの右下に記載があります。こちらに書いてある数字をアトミックバザーに入力することで正確に反映するので覚えておきましょう。
垂水ケイ@Blockchain gamerさん(@tarumi_kei)が効率のいい方法を記載してくれていました。
それはオープンシーを使うことです。確かにこれであれば複数のゲームのモンスターIDも確認することができますね。
取引に出すモンスターや通貨が決まれば、あとはCrate Offerを押すことで、取引のオファーを出すことができます。
アセットの出品方法
次はアセットの出品方法についてです。
こちらについては入手方法と同じ、Listingsの項目からNew Listingを押し申請を行います。
出品方法も覚えてしまえば簡単です。
まずはオファーの時と同じように出品したいアセットを選択します。もちろん単品でも複数でも可能です。
後は、タイトルとディスクリプションを入力し出品の申請を行うだけです。
この時アセットの横にENABLE TRADINGと表示がされている場合は、クリックして出品が行えるように、トランザクションを生成してください。
これを行わないと出品することができません。
全て入力し終えたら、Create Listingを押すことで出品の申請も完了します。
アセットの販売価格を追加する場合は、ディスクリプションの下にあるBuy It Now Priceにチェックを入れ、金額を入力すればOKです。
ちなみに上にあるPrivate Listingについては、知っている人に教えやすいようにアセットの販売詳細ページに飛ぶリンクが作成されるようです。
以上がアトミックバザーで出品を行う方法です。
まとめ
アトミックバザーの登録方法と基本的な使い方について紹介しました。
アセットをパッケージにしてトレードや販売を行うというのは新しい形ですね。使い方もわかってしまえば簡単で便利です。
このような新しい形の取引所が出ることによって、今まで以上にアセットの流通が捗りそうですね。気になった方は、ぜひ利用してみてください。
「アトミックバザーで取り扱われているDappsの一覧表」もあるので、取引を行う前の確認に利用していただけたらと思います。。
また中盤で紹介したDAIとWETHの購入方法も利用するにあたってチェックしておいた方がいいので、あわせてご確認ください。
DAI購入:KyberSwapの使い方WETH購入:RadarRelayの使い方