
仮想通貨で不労所得!PlasmaChainのバリデータになる方法
PlasmaChainとは

LoomNetworkが開発しているサイドチェーンのことです。
メインネットを含める3段階のレイヤーを重ねることによって、手数料低減やトランザクションの高速化を実現し、快適なゲームプレイを実現します。
またプラズマキャッシュにも対応しており、ゲーム改ざんもしにくいことがあげられ、ゲームの透明性や安全性が保たれる仕組みです。
このようなサイドチェーンの仕組みはLoomNetwork独自のものとなっており、今後このチェーンがゲームにどのような影響を与えるか注目されています。
詳しいプラズマチェーンの概要については、「Plasmachainとは?その仕組みと特徴」にまとめているので、こちらも合せてご確認ください。
バリデータとは

バリデータとはサイドチェーン上で処理されるトランザクションを承認する人です。
イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムは現在PoW(後にPoSに移行予定)ですが、プラズマチェーンのアルゴリズムはDPoSとなっています。
このDPoSとは、通貨の保有量に応じて投票権が割り当てられ、その投票によってバリデータを決定するものとなっています。
トランザクションの承認者(バリデータ)を限定することにより、整合性を合わせる手間を少なくすることで、トランザクションの高速化が行われていると、考えるとスムーズに理解していただけると思います。
このバリデータに選出された人が、プラットフォーム上で支払われる手数料の一部を報酬としてもらうことができ、投票した人にも還元するような仕組みです。
信頼できるバリデータがいるからこそ、トランザクションの高速化が成り立ちサイドチェーンのメリットが出てくるというわけです。
ノード運営のメリット

メリットとしてはもちろん取引手数料の一部が報酬として入ってくることです。
LoomNetworkが記載している報酬についての説明は以下の通り。
ユーザーから支払われるマーケットプレイスのトランザクション手数料は、その50%までバリデーターノードに支払われる。
最大50%の手数料は馬鹿には出来ませんね。
現在すでに複数のブロックチェーンゲームで、プラズマチェーンの実装が行われようとしていますし、今後はDEXの機能やBTCペイメントに対応する予定もあるので、プラズマチェーン上の取引も活発になることでしょう。
Loom自体SDK(Dapps開発キット)も作成しているため、より多くのゲームがプラズマチェーンを採用することも考えることができます。
これはかなりの報酬が見込めるのではないでしょうか。最大50%とのことなので、実際にはどれくらいの報酬になるかはわかりませんが試す価値はありそうです。
バリデータになる方法

バリデータになるためには、専用の登録フォームから情報を入力しLoom側といくつかのやり取りを行わなければなりません。
まずは専用フォームにアクセスし、入力できるところを入力してください。
※必須はメールアドレスと所属会社名です
登録したメールアドレス経由で、Loomから連絡が来ると思われるので、あとは同意書にサインを行ったり、プロダクションノードの設定やネットワークへの接続方法についての説明を受けることで参加が可能になります。
ただ1つ問題としては、バリデータになるためのハードルの高さが上げられます。
次はこちらについて簡単に説明します。
バリデータになるためのハードル
登録は簡単ですが、バリデータとはやはり重要な責任が問われる役割となります。
誰でも簡単にバリデータに慣れてしまっては不正も起こりやすいので、これらの要項はかなり厳格に設定してあります。確認しておきましょう。
- トークンの保有量
- ハードウェアが適切に機能するよう維持
- ガバナンスに積極的に参加
特に重要なものとしては上記が上げられます。
こちらについて簡単に説明します。
トークンの保有量
まずはトークンの保有量です。
先ほども紹介したようにプラズマチェーンのバリデータになるためには、一定量のトークンを保有している必要があります。
そのトークンの保有量は1,250,000LOOMトークンです。
1LOOM=約9円(9/26現在)なので、およそ1125万円分のトークンを保有しておかなければなりません。この時点で少しハードルが高いですね。
その他のマスターノードなどは、数十万円から出来るものなどもあるため、この要件は比較的厳しめと思っていいでしょう。
ただLoomNetworkの将来性などを考えると、いい投資に変わる可能性も充分にあります。ゆとりのある方は検討して見るのもありかもしれません。
またステークしたトークンは6ヵ月間ロックアップされる仕様なので、報酬が貰えたからと言ってすぐに換金できるわけではないということも覚えておいてください。
ハードウェアが適切に機能するよう維持
LoomSDKを稼働させることも義務付けされているので、常にハードウェアは最適なものを使用しておく必要があります。
Loom側から提示されている目安は以下の通りです。
- ソフトウェアを動かすサーバーとバックアップサーバー ⇒どちらもfirewallを使用
- メモリはRAM16GB、理想は32GB
- SSDストレージは2TB
- CPUは64-bitを使用
- プロセッサーは2コア、各3GHz
- ネットワークは1GBファイバー
- ハードウェアセキュリティモジュール(HSM)及びバックアップ
このようになっています。
またチェーン自体まだ初期段階のものなので、細かなアップデートへの対応やセキュリティについてもLoomからのツールが提供されますが、各自でインスタンスに責任を持つと記載があるので、独自で対策を行う必要もあります。
それなりの設備や、知識がないと参加できないと言えますね。もちろん重要な役職になるので、万全の体制を作っておきたいということが分かります。
ガバナンスに積極的に参加
Loom側としてはバリデータは儲けるために設定するのではなく、安定したLoomのサービスを提供するために設定される役職となります。
その為、どうすればより良いものが出来上がるのか、料金体系やアップデートなどの投票には積極的に参加する必要があります。
お金さえ出せば、誰でもバリデータになれるわけではありません。
それなりの知識と良いサービスになるための提案ができる人をLoom側も求めています。
まとめ

LoomNetworkのサイドチェーンであるPlasmaChainのバリデータになる方法について、募集要項などもあわせて紹介してきました。
かなりハードルは高いですが、実際にLoomのバリデータとなると、それなりの報酬を手にすることができそうですね。
ただLoom側としては、単なるお金目的ではなく、本当にいいサービスを提供するためにバリデータを募集するので、それなりの知識も必要となりいます。
もし興味のある方がいるのであれば、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
今回のバリデータになる方法については以上で終了ですが、PlasmaChainを始めLoomNetworkの技術力は、かなり素晴らしいものがあります。
Loomの技術やハッカソン、また提携しているゲームも「LoomNetworkの概要ページ」にまとめているので、興味のある方は合わせてご確認ください。
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