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ERC721xとは?ERC1155に対抗できる拡張型トークンの仕組みと特徴

ERC721xとは?ERC1155に対抗できる拡張型トークンの仕組みと特徴

LoomNetworkが発表した新たなトークン規格であるERC721xについてまとめました。Dappsを利用するのであれば、この技術は必見です。

ERC721を拡張

LoomNetworkから新たなトークン規格ERC721xが発表されました。

具体的に言えば新たなトークン規格と言うよりも、もともとあったERC721トークンをさらに改良し、複数のトークンを一括で送信することができるようになっています。

これまでのERC721トークンは複数のトークンを一括で送信することができなかったため多くを送信しようとすると、そのたびにガス代がかかり多額の手数料を負担しなければならないこととなっていました。

しかし今回のERC721xを利用することで、そのコストが一気に削減できるといったメリットが生まれます。

これまでのトークン規格

ERC721x LoomNetwork ERC1178 特徴 仕組み

先ほどERC721xの概要を簡単に説明しましたが、色々なトークン規格のことを知っている方は、ERC1155のことを思い出したと思います。

Check:ERC1155の特徴

このERC1155も複数のトークンを一括で送信できる機能が付いた特性を持っています。こちらはEnjinが開発した技術となりますが、トークン規格がERC721との互換性がないため、ERC721を使うプラットフォームでは扱うことができません。

しかしERC721xでは単なる拡張機能を加えただけなので、ERC721プラットフォーム上で扱うことが可能です。

また画像で説明しているように、ERC721やERC1155のトークンは機能性を持たせるために新たなトークン規格として提唱され続けてきましたが、そこが逆に互換性を犠牲にしてしまっている点と言われていました。

ただ一番理想的なものとしてはERC1178が上げられ、今回のERC721xの開発にも影響を与えていることが分かります。こちらについては次で説明します。

ERC1178とは

ERC20と互換性のあるトークンです。これまでのトークン規格はERC20のトークンであれば、1つのクラス(グループ)として分けられていました。

またERC721はNFT(NonFigureableToken)と呼ばれており、代替えが不可能なため、それぞれのトークンにクラスを作成するように出来ています。

これらは複数のクラスを同時に扱うことが不可能です。ただERC1178は1つのトークンコントラクト内に複数のクラスを混在させることを可能としています。

ERC721xの仕組み

ERC721x LoomNetwork ERC1178 特徴 仕組み

先ほど紹介したERC1178は、あくまでERC20との互換性があるのみでERC721はサポートできていないと解釈しています。単純にできる例で言うと、ERC20トークンAとERC20トークンBを同時に扱えるといったものでしょう。

しかしERC721xではERC1178をベースの一部として扱うことで、これまで実現できていなかったERC721トークンのマルチクラス対応を実現しています。

画像のようにERC1178をERC721のレイヤーで包み、互換性を持たせることがERC721xのカギとなる仕組みとなっているようです。

このことにより以下のことができると解説されています。

1. ERC20とも類似性があるため、コードを読んで理解することが容易になっている。これによりユーザーや開発者が何をしているか分かりやすくなっている。

2. 必要な機能を実装するために、最低限の拡張しか行わない。追加するものが少なければ、すでに実装されているコードからの乖離もあまり出ないため、安全性が非常に高くなる。(もちろんスピーディに)

3. ゲームだけではなく、企業の優先株式や普通株式、制限株式にもこのトークンが活用できるようになる。

より透明性が高く、様々なことに応用できるトークン規格と言うことが分かりますね。また最低限の拡張しか行わないため、コードの変換も少なく、現在LoomのSDKを利用している人でもスピーディにERC721xに対応できるようになるのでしょう。

さすがLoomと言わざるを得ない技術力の高さですね。今後この技術を利用する開発者のこともしっかりと考えられていることが分かります。

トークンの特徴

トークンの仕組みなどについて紹介してきたので特徴は簡単にまとめます。

こちらは冒頭でも紹介したようなまとめです。

  • ガス代の減少
  • 多様なクラスのトークン作成
  • ERC721に互換性あり

ではそれぞれ解説していきます。

ガス代の減少

トークンをまとめて送信することができるようになるため、ガス代は最大で1/1000になるとの記載があります。これはかなり大きいです。

今回キックスターターから配布が行われたZombie Battlegroundも200万枚の配布を行ったため、このトークンの活用が行われたのでしょう。

またプラズマキャッシュにも互換性があるとのことなので、安全性も非常に高いことが分かります。Loomのサイドチェーン技術はPlasaCashも利用しているので、この辺りの対応は必須項目と言えますね。

多様なクラスのトークン作成

先ほども紹介したように、マルチクラスに対応するトークンなので、ゲームアセットだけでなく、会社の株式の発行などにも活用する事が可能です。

この辺りの使い方は、今後どんどん多様化していく部分でしょう。

ERC721に互換性あり

ERC721に互換性があるため、これまでと同じようにERC721でサポートされているツールやサービス(Etherscan、Rarebits、Trust Walletなど)で利用できます。

SDKの対応も互換性があるため、簡単に行えるようになると思います。

ERC1155の対抗馬になる可能性

拡張を行う事で複数のトークンの一括送信などにも対応することができるため、現在注目を集めているERC1155にも対抗することができるでしょう。

現状のDappsではまだまだERC721の使用が主流となっており、ERC721xへの拡張も簡単に行えるようになっているため、需要が増えてくるものと思われます。

現在ERC721xはZombie Battlegroundでのみ活用されていると思われますが、すでにLoomのSDKを利用しているAxieやマイクリプトヒーローズなども、今後対応してくることが考えられますね。

そうなるとよりアセットの流動性が高まるので、アクティブなプレイヤーも増えてくるかもしれません。期待して待っておきましょう。

まとめ

まとめ

ERC721xについて仕組みと特徴をまとめました。

これまで最も使用されているERC721と互換性があり、簡単に拡張できるようになっているので、既存のDappsにも、この規格が多く使われてくるのではないでしょうか。

また複数のトークンが一括送信できることにより、大幅なガス代の低減も見込めるので、この点はプレイヤーにとっても非常にありがたいことですね。

まだ多くのDappsには採用されていないトークン規格ですが、こちらの実装が行われそうな仮想通貨ゲームはしっかりとチェックしておきましょう。

すでにLoomのSDKを採用しているゲームは「LoomSDKを採用している仮想通貨ゲームまとめ」で紹介しているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。

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