Bancor バンコールとは?分散型取引所(DEX)の登録方法と使い方を解説
バンコールとは
分散型取引所(DEX)の1つです。
イーサリアムから派生した仮想通貨を中心に現在では約90種類もの通貨を取り扱っています。仮想通貨ゲームのゲーム内マネーなども取り扱われているので、今後は今以上に注目を浴びる取引所となるでしょう。
またこれまでのDEXでは流動性の少なさが懸念されていましたが、バンコールの場合は、売り手や買い手がいなくとも取引が可能となっているためDEXの最大の問題点を解消していると言えます。
取引所というよりは、交換所(両替所)のようなイメージを持ってもらえばわかりやすいと思います。
また取引手数料も無料なので、ユーザーにとっても手軽に利用できるシステムとなっているので気軽に利用することができます。
※手数料はいりませんがトランザクションを生成する手数料はかかります
分散型取引所(DEX)とは?
これまでの取引所(中央集権型)とは違い管理者がいません。個人間で仮想通貨のやり取りを行うためのハブとなっているものです。
もちろん取引履歴はブロックチェーン上に残るため、不正等もできず、ハッキングもほぼ不可能となっているため、今注目を集めている取引所の形態となっています。
登録方法
バンコールの登録を行う時は3種類の方法のどちらかででウォレットを作成するところから始まります。
- メタマスクを利用
- バンコール内にウォレットを作成
- トレザー(ハードウォレット)の利用
トレザーは購入などを行わないといけないため、今回は説明から省略します。
メタマスクの場合はウォレットにログインさえしておけば登録などはなく、そのまま取引が可能です。
おそらく一番簡単な方法なので、メタマスクを用意することをオススメします。まだメタマスクを持たれていないという方は下記にインストール方法を記載しているのでチェックしてみてください。
ここではバンコール内にウォレットを作成する方法について紹介していきます。
バンコールウォレットの作成
まずはバンコールのサイトトップからSign inをクリックします。
どうやってアカウントを認証するのかの選択肢です。
- SMS
- Messenger
- Telegram
- WeChat(現在は利用できません)
- リカバリーフレーズ
があるので、任意のものから選択しましょう。
今回は一番誰でも利用のできるSMSでのウォレット作成を紹介します。それではSMSをクリックしてください。
電話番号の入力が求められるので入力してください。
この場合、国番号が付いているので入力する番号は、090や080からではなく、90や80など頭にくる0を取ったものを入れてください。
次に進むと登録した電話番号宛てに認証コードが届きます。
このコードを入力欄に入力してください。
ここでは名前の入力です。
フルネームで入力を行い、同意書にチェックを入れ進みます。
ウォレットのパスワードを決定し次に進みましょう。
この時セキュリティを高めるため、設定するパスワードとしてはできるだけ複雑にした方がいいです。
パスワードの生成ツールもあるので、そちらの利用をするといいでしょう。
そして次がかなり重要です。
これはウォレットのバックアップシードとなります。何かしらの要因でウォレットを再インストールなどする場合に、ここに記してある12個の英単語を入力することとなります。
この単語は非常に重要なので、絶対に他人には見せないでください。このシードがあれば、簡単にウォレットにログインすることができるため、資金流出にもつながる恐れがあります。
厳重にメモを取って保管しておきましょう。
最後に確認のためメモを取ったシードを順番通りに入力していきます。
入力後、Confirmを押せばウォレットは完成です。
ウォレットのアドレスが表示されるので、メモを取っておくと便利でしょう。
Go to Mywalletをクリックすることで、作成したウォレット詳細情報を見ることができます。
このウォレットで取引を行う場合は、ここにETHを入金してから開始します。
リカバリーの方法について
リカバリーフレーズでログインもできるようになったので、こちらもセキュリティ上お伝えしておきます。
まずは先ほどの項目が並んだ下のSign in using one ~をクリックしてください。
すると3種類のリカバリー方法が出てきます。
2番目のリカバリーフレーズは、先ほど出てきた英単語です。また3番目はウォレットのプライベートキーを入力すれば復元ができます。
ただ一番わかりにくいのは、1番上のキーストアファイルなので、こちらでの復元方法をお伝えします。
まずこのファイルを手に入れるためには一度ログインしておかなければなりません。この段階でログインできなければ、そのウォレットは復元不可能なのでバックアップキーもちゃんと残しておきましょう。
こちらがログイン後のキーストアファイルダウンロードの手順になります。
まずはアカウントのアイコンをクリックし、MyWalletを選択
飛び先のページで、歯車のアイコンが左側にあるので、こちらをクリックするといくつか項目が出てくるので、その中にあるExportを選択することでキーストアファイルがダウンロードされます。
後はこのファイルを先ほどのリカバリーのときの選択項目でキーストアファイルを選択し、パスワードを入力してSign inを行えば復元は完了します。
復元方法もしっかりと頭に入れておきましょう。
まず登録については以上で終了です。
次は入出金方法について紹介します。
入金方法
入金方法は簡単です。
先ほどのウォレット詳細画面より、右上にあるReceiveをクリックすることで、アドレスとQRコードが表示されます。
※詳細画面は上部メニューにある人型アイコンのところからもいけます
送金元となるウォレットにアドレスを入力するか、QRコードを読み込みETHの送信を行ってください。
ETH以外の通貨を送信しないようにしておきましょう。万が一間違って送ってしまうと、無くなってしまう可能性もあるので注意してください。
出金方法
次は出金方法についてです。
こちらも右上部にあるメニューのうちのSendをクリックすることで入力フォームが出てきます。
- 送金するETHの量
- 送金先のアドレス
- ガス代の調整(任意)
この3つを行いSendを押せば、出金申請の完了です。
入出金についてはどの取引所なども同じようなやり方なので、すぐに理解できると思います。
では最後にバンコールの取引方法について紹介します。
取引方法
取引についてもプラットフォーム自体がとてもシンプルなので、少しでも他の取引所をさわったことがあればすぐに理解できると思います。
- Buy
- Sell
この2つを使って売買します。それぞれ見ていきましょう。
Buy(購入)
仮想通貨の購入画面です。
まずはどのウォレットで取引を行うかを選択します。どちらも入力することは変わらないので、使用しているウォレットを利用してください。
購入の入力フォームになります。
支払うETHの量を入力することで、購入できるトークンの量も自動反映されます。そのまま購入することもできますが、ある程度の金額を指定したい場合は、ADVANCED SETTINGSから指定もできます。
ここに入力する数字は、この金額を超えた場合にトランザクションをキャンセルするというものなので、購入したい価格を入力するといいでしょう。
次に進むことで確認画面が出てくるので、問題がなければそのままProceedを押し、トランザクションを生成することで購入申請は完了です。
Sell(売却)
トークンを売却する場合の申請もほとんど購入と同じです。
売却したい通貨の量を入力し、次に進むことで確認画面が出てくるので、問題がなければProceedを押してトランザクションを生成します。
取引の方法の説明は以上で終了となりますが、1つ注意点として覚えておいてほしいこととしては、トランザクションを生成する場合にガス代を変化させないことです。
早く取引を行いたいからと言って、価格を変更するとトランザクションがFailとなり失敗に終わります。取引のときは注意しておきましょう。
また今回はETHを軸とした取引の説明となりましたが、トークン同士でのやり取りもできるので便利です。ぜひ利用してみてください。
まとめ
バンコールの登録方法と使い方について説明を行いました。
基本操作はとても簡単なので、ぜひ登録を行ってみてください。特に海外取引所は日本から撤退することが相次いでいるので、トークンの購入も簡単には出来なくなってきています。
DEXであればある程度の規制は入るかもしれませんが、完全に撤退ということはできない(できても既存の取引所より後)と思うので、トークンを入手するための1つの方法と思っておくと良いでしょう。
取り引きを行うためには、ウォレットの用意やイーサリアムなどの用意が必要不可欠です。まだなにも方法が分からないという方は「仮想通貨の初心者用解説ページ」を用意しているので、そちらをご参考下さい。
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